クルーシウス/Crucius
提供:MTG Wiki
細 (ページ クルーシアス/Crucius を クルーシウス/Crucius へ移動: マナバーン記事執筆者から「クルーシアス」より「クルーシウス」の方が正しいと訂正があったため) |
(クルーシアス→クルーシウス) |
||
1行: | 1行: | ||
− | [[#訳語|''' | + | [[#訳語|'''クルーシウス'''/''Crucius'']]は[[アラーラの断片ブロック]]のキャラクター。 |
==解説== | ==解説== | ||
[[エスパー/Esper]]の[[スフィンクス]]の男性。 | [[エスパー/Esper]]の[[スフィンクス]]の男性。 | ||
− | [[エーテリウム/Etherium]]を発明した天才にして、その鍛造方法を知る唯一の者。しかし、何年も前に失踪しているため、新たなエーテリウム生産ができなくなったエスパーは慢性的なエーテリウム不足に陥り、様々な社会問題の原因となっている。この窮状に苦しむエスパーの人々からは[[#訳語| | + | [[エーテリウム/Etherium]]を発明した天才にして、その鍛造方法を知る唯一の者。しかし、何年も前に失踪しているため、新たなエーテリウム生産ができなくなったエスパーは慢性的なエーテリウム不足に陥り、様々な社会問題の原因となっている。この窮状に苦しむエスパーの人々からは[[#訳語|狂気のクルーシウス/Crucius the Mad]]と罵られる。既に亡くなっていると考える者もいるが、研究者には彼の正体が[[プレインズウォーカー (ストーリー用語)|プレインズウォーカー]]だと主張する者もいる。 |
エスパーの歴史において独創的で強い影響力を持っている一方で、議論をかもし出す人物でもある。 | エスパーの歴史において独創的で強い影響力を持っている一方で、議論をかもし出す人物でもある。 | ||
===気高き行い=== | ===気高き行い=== | ||
− | + | 数十年前、エスパーに魔法合金エーテリウムをもたらしたクルーシウスは、この金属を生物の肉体と置き換える大計画に着手した。彼はこれを「[[#訳語|'''気高き行い'''/''The Noble Work'']]」と呼称。これに賛同した者たちが[[エーテル宣誓会/The Ethersworn]]であり、エーテリウムはエスパー社会に普及し必要不可欠な存在に変わった。 | |
− | + | 記録によると、この気高き行いは死すべき肉体の弱点と限界を克服する手段とした計画とされる。しかし、クルーシウスは二大元素([[赤]]と[[緑]]の[[マナ]])と断絶したエスパーの状態を悟っていた、とする説もある。エーテリウムに含まれる霊気/Ætherをエスパーに十分な量広めることで他の断片とエスパーとの再統合を可能にする、それが彼の意図だというのだ。 | |
− | + | 真の目的が何であるにしろ気高き行いはクルーシウスの手を離れてしまった。 | |
− | * | + | *エーテル宣誓会は気高き行いを続けている。だが、クルーシウスの失踪を非難し、肉体の過剰なエーテリウム置換の結果である怪物[[軽蔑するエーテリッチ/Scornful AEther-Lich#ストーリー|エーテリッチ/Æther-Lich]]発生の責任を問い、エスパーの敵とまで呼んでもいる。 |
− | *[[カルモット求道団/The Seekers of Carmot]] | + | *[[カルモット求道団/The Seekers of Carmot]]も気高き行いを推進するが、クルーシウスの遺したエーテリウム古写本/The Codex Etheriumを所有し、新たなエーテリウム鍛造が可能であると宣言している。 |
==登場== | ==登場== | ||
25行: | 25行: | ||
==訳語== | ==訳語== | ||
− | 「Crucius the Mad」は[[マナバーン|マナバーン2009]] | + | 「Crucius the Mad」は[[マナバーン|マナバーン2009]]誌の記事「5人のプレインズウォーカー、5つの断片を語る」で「狂気のクルーシアス」と翻訳されている(2009/02/10に記事執筆者は「クルーシウス」の方が正しいと訂正する)。一方、[http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/takahashij/20081224/index.html アラーラ観光ガイド]では「クルシウス」または「クルーシウス」と訳は定まっていない。 |
「The Noble Work」は[[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]の[[フレイバー・テキスト]]で「気高き行い」と訳されている。コミック[http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/Article.aspx?x=mtgcom/feature2/23b 求道者の転落/The Seeker's Fall 第2部]には「崇高な働き」という別の訳語も見られる。 | 「The Noble Work」は[[エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist]]の[[フレイバー・テキスト]]で「気高き行い」と訳されている。コミック[http://www.wizards.com/Magic/Multiverse/Article.aspx?x=mtgcom/feature2/23b 求道者の転落/The Seeker's Fall 第2部]には「崇高な働き」という別の訳語も見られる。 |
2009年2月13日 (金) 01:21時点における版
クルーシウス/Cruciusはアラーラの断片ブロックのキャラクター。
目次 |
解説
エスパー/Esperのスフィンクスの男性。
エーテリウム/Etheriumを発明した天才にして、その鍛造方法を知る唯一の者。しかし、何年も前に失踪しているため、新たなエーテリウム生産ができなくなったエスパーは慢性的なエーテリウム不足に陥り、様々な社会問題の原因となっている。この窮状に苦しむエスパーの人々からは狂気のクルーシウス/Crucius the Madと罵られる。既に亡くなっていると考える者もいるが、研究者には彼の正体がプレインズウォーカーだと主張する者もいる。
エスパーの歴史において独創的で強い影響力を持っている一方で、議論をかもし出す人物でもある。
気高き行い
数十年前、エスパーに魔法合金エーテリウムをもたらしたクルーシウスは、この金属を生物の肉体と置き換える大計画に着手した。彼はこれを「気高き行い/The Noble Work」と呼称。これに賛同した者たちがエーテル宣誓会/The Etherswornであり、エーテリウムはエスパー社会に普及し必要不可欠な存在に変わった。
記録によると、この気高き行いは死すべき肉体の弱点と限界を克服する手段とした計画とされる。しかし、クルーシウスは二大元素(赤と緑のマナ)と断絶したエスパーの状態を悟っていた、とする説もある。エーテリウムに含まれる霊気/Ætherをエスパーに十分な量広めることで他の断片とエスパーとの再統合を可能にする、それが彼の意図だというのだ。
真の目的が何であるにしろ気高き行いはクルーシウスの手を離れてしまった。
- エーテル宣誓会は気高き行いを続けている。だが、クルーシウスの失踪を非難し、肉体の過剰なエーテリウム置換の結果である怪物エーテリッチ/Æther-Lich発生の責任を問い、エスパーの敵とまで呼んでもいる。
- カルモット求道団/The Seekers of Carmotも気高き行いを推進するが、クルーシウスの遺したエーテリウム古写本/The Codex Etheriumを所有し、新たなエーテリウム鍛造が可能であると宣言している。
登場
登場作品・登場記事
- A Planeswalker's Guide to Alara(設定集)
- Perfection through Etherium(公式サイト)
- アラーラ観光ガイド(タカラトミー)
- 5人のプレインズウォーカー、5つの断片を語る(マナバーン2009誌の記事)
訳語
「Crucius the Mad」はマナバーン2009誌の記事「5人のプレインズウォーカー、5つの断片を語る」で「狂気のクルーシアス」と翻訳されている(2009/02/10に記事執筆者は「クルーシウス」の方が正しいと訂正する)。一方、アラーラ観光ガイドでは「クルシウス」または「クルーシウス」と訳は定まっていない。
「The Noble Work」はエーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonistのフレイバー・テキストで「気高き行い」と訳されている。コミック求道者の転落/The Seeker's Fall 第2部には「崇高な働き」という別の訳語も見られる。