Hornet Cobra

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端的に言えば「可哀そうな[[クリーチャー]]」。
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[[マジック]]の発売から約10か月後に登場した[[エキスパンション]]の[[レジェンド]]に収録されていた[[カード]]であるにもかかわらず、初代[[基本セット]]の[[アルファ]]から存在していた[[エルフの射手/Elvish Archers]]のほぼ完全な[[下位互換]]。[[パワー]]/[[タフネス]]及び[[先制攻撃]]を持つ点は同じだが、Hornet Cobraの方がマナ・コストが大きい。Hornet Cobraの唯一の長所は、[[エルフの射手/Elvish Archers]]が[[レア]]であるのに対して[[コモン]]であり、入手が容易であったことだろうか。
  
[[マジック]]の発売から約十ヶ月後に登場した[[エキスパンション]]の[[レジェンド]]に収録されていた[[カード]]であるにも関わらず、初代[[基本セット]]の[[アルファ]]から存在していた[[エルフの射手/Elvish Archers]]のほぼ完全な[[下位互換]]である。
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過去の強力カードがバランス調整されリメイクされた結果、弱体化する、というのは[[マジック]]においてよくあることだ。しかし、レジェンド当時の水準で考えても、[[エルフの射手/Elvish Archers]]は弱体化が必要なほど強いカードであったとは言えない。これはレジェンド以後の基本セットにも[[エルフの射手/Elvish Archers]]が収録され続けていたことからも明らかだろう。
[[パワー]]/[[タフネス]]及び[[先制攻撃]]を持つ点は同じだが、Hornet Cobraの方がマナ・コストが大きい。
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Hornet Cobraの唯一の長所は、[[エルフの射手/Elvish Archers]]が[[レア]]であるのに対して[[コモン]]であり、入手が容易であったことだろうか。
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過去の強力カードがバランス調整されリメイクされた結果、弱体化する、というのは[[マジック]]においてよくあることだ。
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なお、レジェンドの次のエキスパンションである[[ザ・ダーク]]では、別の面で[[上位互換]]である[[山ヒル/Land Leeches]]が登場した。パワー、先制攻撃を持つ点及びマナ・コストは同じだが、[[山ヒル/Land Leeches]]の方がタフネスが大きい。さらに[[稀少度]]に関しても、Hornet Cobraがコモン1なのに対して[[山ヒル/Land Leeches]]はコモン2であったため、入手の容易さというHornet Cobraの最後の長所も奪われてしまった。
しかし、レジェンド当時の水準で考えても、[[エルフの射手/Elvish Archers]]は弱体化が必要なほど強いカードであったとは言えない。
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これはレジェンド以後の基本セットにも[[エルフの射手/Elvish Archers]]が収録され続けていたことからも明らかだろう。
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なお、レジェンドの次のエキスパンションである[[ザ・ダーク]]では、別の面で[[上位互換]]である[[山ヒル/Land Leeches]]が登場した。
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パワー、先制攻撃を持つ点及びマナ・コストは同じだが、[[山ヒル/Land Leeches]]の方がタフネスが大きい。
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さらに[[稀少度]]に関しても、Hornet Cobraがコモン1なのに対して[[山ヒル/Land Leeches]]はコモン2であったため、入手の容易さというHornet Cobraの最後の長所も奪われてしまった。
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これだけないがしろにされたカードも、ある意味珍しい。
 
これだけないがしろにされたカードも、ある意味珍しい。
  
*せめて[[剣歯虎/Sabretooth Tiger]]のように[[シングルシンボル]]なら、[[山ヒル/Land Leeches]]には劣らなかったのに。
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*ちなみに[[アーティファクト・クリーチャー]]版に[[とぐろ巻きブリキクサリヘビ/Coiled Tinviper]]がある。こちらは[[アーティファクト]]ゆえの[[破壊]]されやすさがあるので一概に[[上位互換]]とは呼べないが、色を選ばないのはやはり便利である。
*ちなみに[[アーティファクト・クリーチャー]]版も存在。→[[とぐろ巻きブリキクサリヘビ/Coiled Tinviper]]
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*2007年2月末日までで、「Hornet Cobraが使えるが[[エルフの射手/Elvish Archers]]は使えない」という公式の[[構築]]戦[[フォーマット]]が存在したことは無い。すなわち構築戦の歴史においては、Hornet Cobraが[[エルフの射手/Elvish Archers]]の下位互換でなかった瞬間は存在しないのである。
こちらは[[アーティファクト]]故の[[破壊]]されやすさがあるので一概に[[上位互換]]とは呼べないが、色を選ばないのはやはり便利である。
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*2007年2月末日までで、「Hornet Cobraが使えるが[[エルフの射手/Elvish Archers]]は使えない」という公式の[[構築]]戦[[フォーマット]]が存在したことは無い。
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すなわち構築戦の歴史においては、Hornet Cobraが[[エルフの射手/Elvish Archers]]の下位互換でなかった瞬間は存在しないのである。
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*[[フレイバー・テキスト]]は、かの有名なノーベル文学賞受賞作家、ジョセフ・ラドヤード・キップリング(1865〜1936)の著作であり、彼が少年時代にインドで過ごした経験から生まれた作品『ジャングル・ブック』からの引用。
 
*[[フレイバー・テキスト]]は、かの有名なノーベル文学賞受賞作家、ジョセフ・ラドヤード・キップリング(1865〜1936)の著作であり、彼が少年時代にインドで過ごした経験から生まれた作品『ジャングル・ブック』からの引用。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:オールドエキスパンション]]
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*[[カード個別評価:レジェンド]] - [[コモン]]2

2008年7月17日 (木) 15:05時点における版


Hornet Cobra (1)(緑)(緑)
クリーチャー — 蛇(Snake)

先制攻撃

2/1

マジックの発売から約10か月後に登場したエキスパンションレジェンドに収録されていたカードであるにもかかわらず、初代基本セットアルファから存在していたエルフの射手/Elvish Archersのほぼ完全な下位互換パワー/タフネス及び先制攻撃を持つ点は同じだが、Hornet Cobraの方がマナ・コストが大きい。Hornet Cobraの唯一の長所は、エルフの射手/Elvish Archersレアであるのに対してコモンであり、入手が容易であったことだろうか。

過去の強力カードがバランス調整されリメイクされた結果、弱体化する、というのはマジックにおいてよくあることだ。しかし、レジェンド当時の水準で考えても、エルフの射手/Elvish Archersは弱体化が必要なほど強いカードであったとは言えない。これはレジェンド以後の基本セットにもエルフの射手/Elvish Archersが収録され続けていたことからも明らかだろう。

なお、レジェンドの次のエキスパンションであるザ・ダークでは、別の面で上位互換である山ヒル/Land Leechesが登場した。パワー、先制攻撃を持つ点及びマナ・コストは同じだが、山ヒル/Land Leechesの方がタフネスが大きい。さらに稀少度に関しても、Hornet Cobraがコモン1なのに対して山ヒル/Land Leechesはコモン2であったため、入手の容易さというHornet Cobraの最後の長所も奪われてしまった。

これだけないがしろにされたカードも、ある意味珍しい。

参考

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