Shadowmoor

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'''Shadowmoor'''は、[[ローウィン・ブロック|ローウィン・サイクル]]3作目の小説。編集者はPhilip Athans。
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'''Shadowmoor'''は、[[ローウィン・ブロック|ローウィン・サイクル]]3作目の小説。編集者は[[Philip Athans]]。
  
[[エキスパンション]]の[[シャドウムーア]]に該当するストーリーである。
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[[エキスパンション]]の[[シャドウムーア]]に対応するが、内容はアンソロジー仕立てになっており、ストーリー上でのメインキャラクターはほとんど登場しない。[[シャドウムーア/Shadowmoor]]の陰鬱さを反映したのかいずれの作品も雰囲気が暗く、バッドエンドのものも多い。
  
 
*Amazon kindleをはじめとするメジャーな電子書籍での購入に対応しておらず日本での入手はやや困難。[https://archive.org/details/shadowmooranthol00atha Internet Archive]の無料貸し出しに対応しているのでアクセス自体は比較的容易。
 
*Amazon kindleをはじめとするメジャーな電子書籍での購入に対応しておらず日本での入手はやや困難。[https://archive.org/details/shadowmooranthol00atha Internet Archive]の無料貸し出しに対応しているのでアクセス自体は比較的容易。
  
==主な登場人物==
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==収録作品==
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===Ode to Mistmeadow Jack===
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[[ゴールドメドウ/Goldmeadow|ミストメドウ/Mistmeadow]]に[[マラレン/Maralen]]が現れ、迫りくる[[ロシーン/Rosheen]]が甚大な被害をもたらしうるとの警告を発する。ロシーンをひきつける囮として[[キスキン/Kithkin]]のJack Chierdaghが立候補し、矮村を守るべく尽力する。
  
==詳細ストーリー==
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===Five Brothers===
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キスキンの5人兄弟の寓話。
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===Paths===
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[[燃えがら/Cinder]]のAscaeusは、Serpent's Mawと呼ばれる洞窟の奥に燃える石の川があるという噂を耳にする。これが一族の再燃/Rekindling<ref>[[偶像の石塚/Graven Cairns]]の[[フレイバー・テキスト]]にある偉大なる再燃/Great Rekindlingにあたる。</ref>の鍵になりうると考えたAscaeusは危険な洞窟に挑む。
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===Mark of the Raven===
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Strongrootの安寧砦/Safeholdに生まれた[[エルフ/Elf]]のJoramは生まれながらに吉兆と凶兆の徴を併せ持っており、紆余曲折を経て安寧砦から追放されてしまう。さまようJoramは黒ポプラのツリーフォークの魔女に出会い、1つのアーティファクトを譲り受けるが、これがのちに破壊的な結末をもたらすこととなる。
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===Meme's Tale===
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奇妙な姿という理由でボガート社会になじめなかった少女:Memeが自身のルーツにたどり着くまでを描く。
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===Pawn of the Banshee===
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バンシーに友人を殺されたボガートのYasgoは敵を討つことを決意し、途中で出会ったLochran Safeholdのエルフ:Valyaとともにバンシーのもとへ向かう。
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===Expedition===
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Graymeadowの矮村に住むキスキンの子供:Gwybは[[島背の落とし子/Isleback Spawn|島背/Isleback]]とおぼしき何かの影を見てしまう。
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===Sootstoke===
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燃えがらの若者であるVirkoleは、狂った[[煤の焚きつけ屋/Sootstoke Kindler|Sootstoke]]のLisheの発言を受けてツリーフォークを燃やす蛮行に及ぶ。
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===The Cloudbreaker===
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メロウやボガートの攻撃に加え疫病が蔓延したことでDusklight Safeholdは存亡の危機にあった。エルフのEilyは巨人のCallumの発言から、Cloudbreakerと呼ばれる石が問題を解決しうること・それがメロウの湖にあることを察知する。
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==脚注==
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<references />
  
 
==参考==
 
==参考==

2025年1月21日 (火) 05:25時点における最新版

Shadowmoor: Shadowmoor Cycle, Book I
著者 Philip Athans(編集)
Will McDermott, Cory J. Herndon(著)
出版 Wizards of the Coast
ISBN 078694840X

Shadowmoorは、ローウィン・サイクル3作目の小説。編集者はPhilip Athans

エキスパンションシャドウムーアに対応するが、内容はアンソロジー仕立てになっており、ストーリー上でのメインキャラクターはほとんど登場しない。シャドウムーア/Shadowmoorの陰鬱さを反映したのかいずれの作品も雰囲気が暗く、バッドエンドのものも多い。

  • Amazon kindleをはじめとするメジャーな電子書籍での購入に対応しておらず日本での入手はやや困難。Internet Archiveの無料貸し出しに対応しているのでアクセス自体は比較的容易。

目次

[編集] 収録作品

[編集] Ode to Mistmeadow Jack

ミストメドウ/Mistmeadowマラレン/Maralenが現れ、迫りくるロシーン/Rosheenが甚大な被害をもたらしうるとの警告を発する。ロシーンをひきつける囮としてキスキン/KithkinのJack Chierdaghが立候補し、矮村を守るべく尽力する。

[編集] Five Brothers

キスキンの5人兄弟の寓話。

[編集] Paths

燃えがら/CinderのAscaeusは、Serpent's Mawと呼ばれる洞窟の奥に燃える石の川があるという噂を耳にする。これが一族の再燃/Rekindling[1]の鍵になりうると考えたAscaeusは危険な洞窟に挑む。

[編集] Mark of the Raven

Strongrootの安寧砦/Safeholdに生まれたエルフ/ElfのJoramは生まれながらに吉兆と凶兆の徴を併せ持っており、紆余曲折を経て安寧砦から追放されてしまう。さまようJoramは黒ポプラのツリーフォークの魔女に出会い、1つのアーティファクトを譲り受けるが、これがのちに破壊的な結末をもたらすこととなる。

[編集] Meme's Tale

奇妙な姿という理由でボガート社会になじめなかった少女:Memeが自身のルーツにたどり着くまでを描く。

[編集] Pawn of the Banshee

バンシーに友人を殺されたボガートのYasgoは敵を討つことを決意し、途中で出会ったLochran Safeholdのエルフ:Valyaとともにバンシーのもとへ向かう。

[編集] Expedition

Graymeadowの矮村に住むキスキンの子供:Gwybは島背/Islebackとおぼしき何かの影を見てしまう。

[編集] Sootstoke

燃えがらの若者であるVirkoleは、狂ったSootstokeのLisheの発言を受けてツリーフォークを燃やす蛮行に及ぶ。

[編集] The Cloudbreaker

メロウやボガートの攻撃に加え疫病が蔓延したことでDusklight Safeholdは存亡の危機にあった。エルフのEilyは巨人のCallumの発言から、Cloudbreakerと呼ばれる石が問題を解決しうること・それがメロウの湖にあることを察知する。

[編集] 脚注

  1. 偶像の石塚/Graven Cairnsフレイバー・テキストにある偉大なる再燃/Great Rekindlingにあたる。

[編集] 参考

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