ヴァルガヴォス/Valgavoth

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==解説==
 
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[[ダスクモーン/Duskmourn]]の館/The Houseを支配する[[エルダー|古の]][[デーモン/Demon]]。男性。蛾を思わせる姿をしている。
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[[ダスクモーン/Duskmourn]]の館/The Houseを支配する[[エルダー|古の]][[デーモン/Demon#ダスクモーン|デーモン/Demon]]。男性。蛾を思わせる姿をしている。
  
 
のちに「館」と呼ばれることになる住居に幽閉されていたヴァルガヴォスは、拘束を解く代わりに牢獄の境界を再定義し拡張することでこれに対処し、やがては館の壁の内部に[[次元/Plane]]全域を飲み込むことに成功した。ヴァルガヴォスの意識が館の至るところに浸透しているため、彼は中にいる全員を知覚し認識している。厳密に言えば彼は今なお館の物理的構造に束縛されているが、この制限はもはやほとんど意味を成していない。彼は館との精神的な繋がりを用いて、望む者を追跡し、館の内に棲む怪物的存在たちに命令を下すことができるからだ。
 
のちに「館」と呼ばれることになる住居に幽閉されていたヴァルガヴォスは、拘束を解く代わりに牢獄の境界を再定義し拡張することでこれに対処し、やがては館の壁の内部に[[次元/Plane]]全域を飲み込むことに成功した。ヴァルガヴォスの意識が館の至るところに浸透しているため、彼は中にいる全員を知覚し認識している。厳密に言えば彼は今なお館の物理的構造に束縛されているが、この制限はもはやほとんど意味を成していない。彼は館との精神的な繋がりを用いて、望む者を追跡し、館の内に棲む怪物的存在たちに命令を下すことができるからだ。
  
ヴァルガヴォスの目的はただ一つ、[[ダスクモーン/Duskmourn#生存者/Survivor|生存者/Survivor]]たちの恐怖を喰らうことだ。だが次元全域ぶんの恐怖をもってしても、彼の飽くなき食欲を満たすことはできない。かつて、ヴァルガヴォスは他の次元への扉を一時的にこじ開けて犠牲者を誘い込んでいた。だがそのためには多大な労力を要し、数年に一度しか扉を開くことはできなかった。しかしながら、今や[[領界路/Omenpath]]が[[久遠の闇/Blind Eternities]]を縦横に走り、次元間の接続をかつてないほど容易にしており、ヴァルガヴォスも遥かに容易く他の次元へ手を伸ばせるようになった。
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ヴァルガヴォスの目的はただ一つ、[[生存者/Survivor#ダスクモーン|生存者/Survivor]]たちの恐怖を喰らうことだ。だが次元全域ぶんの恐怖をもってしても、彼の飽くなき食欲を満たすことはできない。かつて、ヴァルガヴォスは他の次元への扉を一時的にこじ開けて犠牲者を誘い込んでいた。だがそのためには多大な労力を要し、数年に一度しか扉を開くことはできなかった。しかしながら、今や[[領界路/Omenpath]]が[[久遠の闇/Blind Eternities]]を縦横に走り、次元間の接続をかつてないほど容易にしており、ヴァルガヴォスも遥かに容易く他の次元へ手を伸ばせるようになった。
  
またヴァルガヴォスの大きな特徴として、脱皮をすることが挙げられる。彼は年を経て強大になるたびに、古い姿を脱ぎ捨て、新たな、より大きな肉体を得る。脱皮の直前の数週間は'''静穏の刻'''/''Quiescence''と呼ばれ、彼が新たな成長に集中すべく全神経を内側に向けるため、館には一時的な凪が訪れ、安全に最も近い状態になる。しかしいざ彼が新たな肉体を得ると、悪意のうねりが放たれ、数日間の'''惨劇の刻'''/''Harrowing''が起こる。これは館に新たな[[ダスクモーン/Duskmourn#館底種/Cellarspawn|館底種/Cellarspawn]]の波を生み出すばかりか、[[ダスクモーン/Duskmourn#ヴァルガヴォスの教団/The Cult of Valgavoth|ヴァルガヴォスの教団/The Cult of Valgavoth]]の信者や[[ダスクモーン/Duskmourn#剃刀族/Razorkin|剃刀族/Razorkin]]、その他の怪物的存在を刺激し、その凶暴性を増大させることとなる。
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またヴァルガヴォスの大きな特徴として、脱皮をすることが挙げられる。彼は年を経て強大になるたびに、古い姿を脱ぎ捨て、新たな、より大きな肉体を得る。脱皮の直前の数週間は'''静穏の刻'''/''Quiescence''と呼ばれ、彼が新たな成長に集中すべく全神経を内側に向けるため、館には一時的な凪が訪れ、安全に最も近い状態になる。しかしいざ彼が新たな肉体を得ると、悪意のうねりが放たれ、数日間の'''惨劇の刻'''/''Harrowing''が起こる。これは館に新たな[[館底種/Cellarspawn]]の波を生み出すばかりか、[[ヴァルガヴォスの教団/The Cult of Valgavoth]]の信者や[[剃刀族/Razorkin]]、その他の怪物的存在を刺激し、その凶暴性を増大させることとなる。
  
 
==経歴==
 
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-five-dont-give-in Duskmourn: House of Horror | Episode 5: Don't Give In]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DSK/0038108/ 第5話 屈してはいけない](Daily MTG 2024年8月28日 Mira Grant著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-five-dont-give-in Duskmourn: House of Horror | Episode 5: Don't Give In]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DSK/0038108/ 第5話 屈してはいけない](Daily MTG 2024年8月28日 Mira Grant著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-six-dont-die Duskmourn: House of Horror | Episode 6: Don't Die]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DSK/0038121/ 第6話 死んではいけない](Daily MTG 2024年8月30日 Mira Grant著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-six-dont-die Duskmourn: House of Horror | Episode 6: Don't Die]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/DSK/0038121/ 第6話 死んではいけない](Daily MTG 2024年8月30日 Mira Grant著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legends-of-duskmourn-house-of-horror The Legends of Duskmourn: House of Horror]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0038137/ 『ダスクモーン:戦慄の館』の伝説たち](Daily MTG 2024年9月19日 Emily Teng著)
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2024年9月20日 (金) 23:13時点における最新版

ヴァルガヴォス/Valgavothダスクモーン:戦慄の館のキャラクター。カードとしてはダスクモーン:戦慄の館の恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Terror Eaterおよびダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ魂の鋤引き、ヴァルガヴォス/Valgavoth, Harrower of Soulsが初出。

目次

[編集] 解説

ダスクモーン/Duskmournの館/The Houseを支配する古のデーモン/Demon。男性。蛾を思わせる姿をしている。

のちに「館」と呼ばれることになる住居に幽閉されていたヴァルガヴォスは、拘束を解く代わりに牢獄の境界を再定義し拡張することでこれに対処し、やがては館の壁の内部に次元/Plane全域を飲み込むことに成功した。ヴァルガヴォスの意識が館の至るところに浸透しているため、彼は中にいる全員を知覚し認識している。厳密に言えば彼は今なお館の物理的構造に束縛されているが、この制限はもはやほとんど意味を成していない。彼は館との精神的な繋がりを用いて、望む者を追跡し、館の内に棲む怪物的存在たちに命令を下すことができるからだ。

ヴァルガヴォスの目的はただ一つ、生存者/Survivorたちの恐怖を喰らうことだ。だが次元全域ぶんの恐怖をもってしても、彼の飽くなき食欲を満たすことはできない。かつて、ヴァルガヴォスは他の次元への扉を一時的にこじ開けて犠牲者を誘い込んでいた。だがそのためには多大な労力を要し、数年に一度しか扉を開くことはできなかった。しかしながら、今や領界路/Omenpath久遠の闇/Blind Eternitiesを縦横に走り、次元間の接続をかつてないほど容易にしており、ヴァルガヴォスも遥かに容易く他の次元へ手を伸ばせるようになった。

またヴァルガヴォスの大きな特徴として、脱皮をすることが挙げられる。彼は年を経て強大になるたびに、古い姿を脱ぎ捨て、新たな、より大きな肉体を得る。脱皮の直前の数週間は静穏の刻/Quiescenceと呼ばれ、彼が新たな成長に集中すべく全神経を内側に向けるため、館には一時的な凪が訪れ、安全に最も近い状態になる。しかしいざ彼が新たな肉体を得ると、悪意のうねりが放たれ、数日間の惨劇の刻/Harrowingが起こる。これは館に新たな館底種/Cellarspawnの波を生み出すばかりか、ヴァルガヴォスの教団/The Cult of Valgavothの信者や剃刀族/Razorkin、その他の怪物的存在を刺激し、その凶暴性を増大させることとなる。

[編集] 経歴

[編集] 過去

ヴァルガヴォスはもともと、館の持ち主たちによって召喚された。だがすぐに手に負えなくなった彼らは、自分たちが喰らわれないよう、その住居の物理的構造にヴァルガヴォスを縛りつけて逃げたのだ。閉じ込められて餌を得られなくなった彼は、休眠状態に入って時を待った。

そしてその館に新たな住人たち、ヴェンドレル/Vendrell一家が引っ越してきた。地下室にいたヴァルガヴォスは娘のマリーナ・ヴェンドレル/Marina Vendrellに発見され、いじめられていた彼女に同情と理解を示して取り入り、唯一の友となった。ヴァルガヴォスはマリーナを言いくるめていじめっ子たちを地下室に呼び出させ、その者たちを喰らって力を手に入れた。マリーナは「友」が邪悪な存在であったことに気づくも時すでに遅く、周囲では不審死が相次ぐようになり、さらには館そのものが拡大を始めた。

館の歴史を調べ上げ、ヴァルガヴォスがデーモンであったことを突き止めたマリーナは、彼に対峙し、暴挙をやめなければ館ごと焼き払うと脅した。館に束縛されているヴァルガヴォスに選択肢はなく、彼は世界を正常な状態に戻すことに同意した……かに見えた。実際のところ、彼はマリーナの知覚を騙し、彼女だけに正常な世界が見えるようにしたのだった。館はその後も拡大を続け、ついには次元全域を飲み込んでしまった。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

ダスクモーン:戦慄の館
ヴァルガヴォスの崇拝者/Valgavoth's Faithfulヴァルガヴォスの猛攻/Valgavoth's Onslaughtヴァルガヴォスの執事長、ヴィクター/Victor, Valgavoth's Seneschalヴァルガヴォスの棲み処/Valgavoth's Lair

[編集] フレイバー・テキストに登場

ダスクモーン:戦慄の館
繭からの出現/Emerge from the Cocoon忍び寄る覗き見/Creeping Peeper短剣口のメガロドン/Daggermaw Megalodonダスクモーンの支配/Duskmourn's Domination悪魔的助言/Demonic Counsel惨劇の刻の狂信者/Fanatic of the Harrowing生きるか死ぬか/Live or Die不可能な業火/Impossible Inferno猛り狂う憤怒霊/Rampaging Soulrager根に引きずり込め/Drag to the Roots知りたがりの光霊/Inquisitive Glimmer
ダスクモーン:戦慄の館 スペシャルゲスト
滅び/Damnation生け贄/Sacrifice
ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ
血の契約/Blood Pact内にいる獣/Beast Within魔性/Bedevil計略カード多数

[編集] イラストに登場

ダスクモーン:戦慄の館
悪魔的助言/Demonic Counselヴァルガヴォスの猛攻/Valgavoth's Onslaught平地/Plainsコレクター番号272)、島/Island(同273)、沼/Swamp(同274)、山/Mountain(同275)、森/Forest(同276)、ヴァルガヴォスの棲み処/Valgavoth's Lair(同327)
ダスクモーン:戦慄の館 スペシャルゲスト
滅び/Damnation
ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ
我こそがダスクモーン/I Am Duskmourn我が翅はすべてを包む/My Wings Enfold All数世紀に渡る陰謀/Plots That Span Centuries我が望むから生きているにすぎない/You Live Only Because I Will It貴様は真の苦しみを知る/You Will Know True Suffering貴様の顔が己を嘲っている/Your Own Face Mocks You

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] 参考

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