Ashnod's Cylix

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(3人の利用者による、間の5版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Ashnod's Cylix}}
 
{{#card:Ashnod's Cylix}}
  
[[ライブラリー破壊]]と[[ライブラリー操作]]、両方の要素を併せ持つ[[アーティファクト]]
+
[[ライブラリー破壊]]と[[ライブラリー操作]]、両方の要素を併せ持つ[[アーティファクト]]。自分で使って高質な[[引く|ドロー]]を確保するという使い方もあるし、相手に使ってライブラリー破壊、という使い方もできる。
自分で使って高質な[[ドロー]]を確保するという使い方もあるし、相手に使ってライブラリー破壊、という使い方もできる。
+
  
自分に使う場合、次のドローを『[[ライブラリー]]の上側3枚から一番欲しいもの』にできるのがメリット。
+
自分に使う場合、次のドローを「[[ライブラリー]]の上側3枚から一番欲しいもの」にできるのがメリット。その代わり、それ以外の2枚が永久に失われるのはデメリット。デメリットといっても、この結果、次の起動で「その次のまったく新しい3枚」を見られることになるので、高速なサーチという意味ではかえって有利な側面もある。
その代わり、それ以外の2枚が永久に失われるのはデメリット。
+
まあデメリットといっても、この結果、次の起動で『その次のまったく新しい3枚』を見られることになるので、高速なサーチという意味ではかえって有利な側面もある。
+
  
相手に使うライブラリー破壊用として考えた場合、カードを[[ゲームから取り除く]]ので、[[フェルドンの杖/Feldon's Cane]]のような『墓地カードの切りなおし』という対処方法に強いのが魅力となる。
+
相手に使うライブラリー破壊用として考えた場合、カードを[[追放]]するので、[[フェルドンの杖/Feldon's Cane]]のような「墓地カードの切りなおし」という対処方法に強いのが魅力となる。この点については、普通の[[墓地対策]]カード併用のほうが無難ではあるが。
まあこの点については、普通の[[墓地対策]]カード併用のほうが無難ではあるが。
+
 
ともあれこの使い方を考えるなら、[[石臼/Millstone]]などを併用して、これの相手に与える『ライブラリーの上側3枚中最良のカードが残る』というメリットをなしにしたいところ。
+
ともあれこの使い方を考えるなら、[[石臼/Millstone]]などを併用して、これの相手に与える「ライブラリーの上側3枚中最良のカードが残る」というメリットをなしにしたいところ。
 +
 
 +
==ストーリー==
 +
''Ashnod's Cylix''('''アシュノッドの酒杯''')は[[アシュノッド/Ashnod]]作の[[アーティファクト]]({{Gatherer|id=3042}})。小説[[The Brothers' War]]では、アシュノッドが[[ゴーゴスの酒杯/Golgothian Sylex]]を研究した副産物として登場した。43[[AR]]頃に[[ミシュラ/Mishra]]によって[[ファラジ/Fallaji#ファラジ帝国|ファラジ帝国/Fallaji Empire]]を追放されたアシュノッドは、十数年後の[[アルゴス/Argoth]]において、ゴーゴスの酒杯とその研究成果を手土産にミシュラとの謁見を果たす。帝国への復帰は認められたもののミシュラは酒杯には興味を抱かず、謁見後に[[ギックスの僧侶/Priest of Gix]]によってゴーゴスの酒杯は取り上げられてしまう。この時、アシュノッドはあらかじめ用意しておいた自作の酒杯を本物と偽ってギックスの僧侶に渡すのだった。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[アシュノッド/Ashnod]]
+
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
*[[カード個別評価:アイスエイジブロック]]
+
*[[カード個別評価:アライアンス]] - [[レア]]2
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition 2]] - [[レア]]
  
 
[[Category:アライアンスの再録禁止カード]]
 
[[Category:アライアンスの再録禁止カード]]

2022年12月23日 (金) 12:58時点における最新版


Ashnod's Cylix (2)
アーティファクト

(3),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーのカードを上から3枚見て、それらの1枚を自分のライブラリーの一番上に戻す。その後残りを追放する。


ライブラリー破壊ライブラリー操作、両方の要素を併せ持つアーティファクト。自分で使って高質なドローを確保するという使い方もあるし、相手に使ってライブラリー破壊、という使い方もできる。

自分に使う場合、次のドローを「ライブラリーの上側3枚から一番欲しいもの」にできるのがメリット。その代わり、それ以外の2枚が永久に失われるのはデメリット。デメリットといっても、この結果、次の起動で「その次のまったく新しい3枚」を見られることになるので、高速なサーチという意味ではかえって有利な側面もある。

相手に使うライブラリー破壊用として考えた場合、カードを追放するので、フェルドンの杖/Feldon's Caneのような「墓地カードの切りなおし」という対処方法に強いのが魅力となる。この点については、普通の墓地対策カード併用のほうが無難ではあるが。

ともあれこの使い方を考えるなら、石臼/Millstoneなどを併用して、これの相手に与える「ライブラリーの上側3枚中最良のカードが残る」というメリットをなしにしたいところ。

[編集] ストーリー

Ashnod's Cylixアシュノッドの酒杯)はアシュノッド/Ashnod作のアーティファクトイラスト)。小説The Brothers' Warでは、アシュノッドがゴーゴスの酒杯/Golgothian Sylexを研究した副産物として登場した。43AR頃にミシュラ/Mishraによってファラジ帝国/Fallaji Empireを追放されたアシュノッドは、十数年後のアルゴス/Argothにおいて、ゴーゴスの酒杯とその研究成果を手土産にミシュラとの謁見を果たす。帝国への復帰は認められたもののミシュラは酒杯には興味を抱かず、謁見後にギックスの僧侶/Priest of Gixによってゴーゴスの酒杯は取り上げられてしまう。この時、アシュノッドはあらかじめ用意しておいた自作の酒杯を本物と偽ってギックスの僧侶に渡すのだった。

[編集] 参考

QR Code.gif