ライフカウンター
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==ダイヤル式カウンター== | ==ダイヤル式カウンター== | ||
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板状のものとプラスチックケースになった丈夫なものがあり、いろいろなイラストのものが販売されていたり賞品として配布されていたりする。また、対戦相手用にのぞき穴が2つあるものもある。 | 板状のものとプラスチックケースになった丈夫なものがあり、いろいろなイラストのものが販売されていたり賞品として配布されていたりする。また、対戦相手用にのぞき穴が2つあるものもある。 | ||
ライフは1〜20のものが多かったが、近年では30まで数えられるものが多いようだ。古いタイプは40まで数えられるものが多い。 | ライフは1〜20のものが多かったが、近年では30まで数えられるものが多いようだ。古いタイプは40まで数えられるものが多い。 | ||
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==そろばん型カウンター== | ==そろばん型カウンター== | ||
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近年では入手が困難であり、数千円〜一万円ほどの値がつく。また、少しの衝撃でそろばんの玉が動いてしまうため、トラブルの種になりやすいとして嫌う人も居る。そろばんの軸になっている棒は構造上曲がりやすく、完全な美品は少ない。 | 近年では入手が困難であり、数千円〜一万円ほどの値がつく。また、少しの衝撃でそろばんの玉が動いてしまうため、トラブルの種になりやすいとして嫌う人も居る。そろばんの軸になっている棒は構造上曲がりやすく、完全な美品は少ない。 | ||
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+ | 2016年9月にウルトラ・プロ(Ultra・PRO)社がWotC社と提携し、MTG公式サプライとして新デザインのものを独占発売。 | ||
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+ | また、[[シャドーアート]]制作の一環としてカウンター機能を組み込まれることもある。 | ||
==フィギュア型カウンター== | ==フィギュア型カウンター== | ||
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WotC社が独自にデザインしたカウンターもあり、主に[[ファットパック]]や[[イベントデッキ]]に封入されている。→ [http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/asksearchablearchive&term=spindown_life Ask Wizards - June 29, 2005] | WotC社が独自にデザインしたカウンターもあり、主に[[ファットパック]]や[[イベントデッキ]]に封入されている。→ [http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/asksearchablearchive&term=spindown_life Ask Wizards - June 29, 2005] | ||
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これらの他に[[アヴァシンの帰還]]の[[プレリリース・トーナメント]]の獄庫開放イベント景品や、[[ラヴニカへの回帰]]以降定番になりつつあるプレリリース専用イベントボックスなどでも配布されている。 | これらの他に[[アヴァシンの帰還]]の[[プレリリース・トーナメント]]の獄庫開放イベント景品や、[[ラヴニカへの回帰]]以降定番になりつつあるプレリリース専用イベントボックスなどでも配布されている。 | ||
− | * | + | *上述の通りサイコロとしては使えないため、[[先攻]]・[[後攻]]を決めるときに使用すると[[不正行為]]と扱われる場合があるなどと勘違いされることもあるが、これは誤りである。[[総合ルール]]に書かれている通り、先攻・後攻を決める際においてはプレイヤーが相互に納得できているのであればルール上は何も問題無いし、[[マジック・イベント規定]]にも[[マジック違反処置指針]]にも使用を禁止する規定はない。 |
**そもそも、きちんと転がせばアナログな乱数発生機としては充分なものであるし、力加減をして転がしたり独楽のように回したりといったイカサマを懸念するのであればそれは6面ダイスでも可能であり、スピンダウンカウンターの使用を特別に禁止する理由は無い。 | **そもそも、きちんと転がせばアナログな乱数発生機としては充分なものであるし、力加減をして転がしたり独楽のように回したりといったイカサマを懸念するのであればそれは6面ダイスでも可能であり、スピンダウンカウンターの使用を特別に禁止する理由は無い。 | ||
**スピンダウンカウンターの使用を拒否するプレイヤーもおり、その場合は相互に納得できる方法ではないので、結果として使えないこともある。 | **スピンダウンカウンターの使用を拒否するプレイヤーもおり、その場合は相互に納得できる方法ではないので、結果として使えないこともある。 | ||
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おはじきやカード大のライフカウンター、トランプもよく使われている。「5」が3つ、「1」が5つあればライフカウンターとして使用できるため、ライフカウンターが無いときの急場をしのぐには役に立つ。 | おはじきやカード大のライフカウンター、トランプもよく使われている。「5」が3つ、「1」が5つあればライフカウンターとして使用できるため、ライフカウンターが無いときの急場をしのぐには役に立つ。 | ||
+ | *[[時のらせん]]発売時のキャンペーンで、片面ずつに[[トークン]]とこの方式に用いるための数字が印刷された樹脂素材のカードが販促品として配布された([[トークン・カード#時のらせんキャンペーン]])。 | ||
− | + | また、お金(硬貨)を使用している人も見かけるが、大会規模に関わらずデュエルスペースでお金を並べているのは賭博を疑われる可能性がある。安いメモ帳でもかまわないので専用のライフカウンターを用意することをお勧めする。 | |
==参考== | ==参考== | ||
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1121 The Life Counters] (非売品ダイヤル式カウンターの紹介記事[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/ Daily MTG]) | *[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1121 The Life Counters] (非売品ダイヤル式カウンターの紹介記事[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/ Daily MTG]) | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] |
2021年12月22日 (水) 12:45時点における最新版
ライフカウンター(Life Counter)とは、主にマジックでライフを記録する道具である。
目次 |
[編集] メモ用紙
ダイスやそろばんより作為がしにくく、ライフ残量だけでなく変動の経過も記録されるため、大きな大会ではメモ用紙を使用することが好まれている。
ライフカウンター専用のメモ帳として、グランプリやプロツアーで特別に印刷され配布や販売されるものや、カードショップが制作して販売してるものなどがある。
一般のメモ用紙と同じように糊付けされたものが多く、大きな2列の枠のものと3列の枠のものがある。
[編集] カード型カウンター
登場キャラクターのイラストが描かれたカードの両端に0から9の数字が入っており、小さめのカウンターを置くことによって2桁のライフを表すことができる。裏にはそのキャラクターに関する(ジョークに満ちた)説明文が書かれている。
Duelist誌の付録になったこともある。
[編集] ダイヤル式カウンター
カード大のプラ板にのぞき穴をつけ、ダイヤルをつけたもの。入手が容易であり機能も優れているため、日本の多くのプレイヤーはこれを使用している。
板状のものとプラスチックケースになった丈夫なものがあり、いろいろなイラストのものが販売されていたり賞品として配布されていたりする。また、対戦相手用にのぞき穴が2つあるものもある。
ライフは1〜20のものが多かったが、近年では30まで数えられるものが多いようだ。古いタイプは40まで数えられるものが多い。
Commander's Arsenalに同梱されたダイヤル式南京錠のようなタイプの物も、これに分類される。
[編集] そろばん型カウンター
金属製の枠にそろばん式にそろばんが2列ついているもの。
公式に配布されたものには大別して二種類ある。表面の"The DUELIST"のレリーフが曲線状で、直下に"The Official Deckmaster Magazine"とあるものが旧版、直線状のものが新版である。(また、旧版の裏面にはWoC社の連絡先がレリーフされている) どちらも白・青・黒・赤・緑の五色のバージョンが存在する。
近年では入手が困難であり、数千円〜一万円ほどの値がつく。また、少しの衝撃でそろばんの玉が動いてしまうため、トラブルの種になりやすいとして嫌う人も居る。そろばんの軸になっている棒は構造上曲がりやすく、完全な美品は少ない。
2016年9月にウルトラ・プロ(Ultra・PRO)社がWotC社と提携し、MTG公式サプライとして新デザインのものを独占発売。
また、シャドーアート制作の一環としてカウンター機能を組み込まれることもある。
[編集] フィギュア型カウンター
メタルフィギュアと回転盤がセットになったカウンター。 回転盤は表が1~20、裏が21~40の数字が彫り込まれ、フィギュアの足元に付いた矢印で数字を指し示す。 横滑りしないように回転盤には数値の分だけ穴があり、フィギュアはその方向の穴に差し込んで固定できる。
[編集] スピンダウンカウンター
20面体サイコロの形をしたもの。サイコロと違うのは20点を起点に順番に数字が並んでいることである。ライフ1点につき1コマ転がせばいいので数字は見つけやすいが、対面の和がバラバラなので純粋にサイコロとして使うことはできない。詳細はサイコロ#ルールを参照。
WotC社が独自にデザインしたカウンターもあり、主にファットパックやイベントデッキに封入されている。→ Ask Wizards - June 29, 2005
これらの他にアヴァシンの帰還のプレリリース・トーナメントの獄庫開放イベント景品や、ラヴニカへの回帰以降定番になりつつあるプレリリース専用イベントボックスなどでも配布されている。
- 上述の通りサイコロとしては使えないため、先攻・後攻を決めるときに使用すると不正行為と扱われる場合があるなどと勘違いされることもあるが、これは誤りである。総合ルールに書かれている通り、先攻・後攻を決める際においてはプレイヤーが相互に納得できているのであればルール上は何も問題無いし、マジック・イベント規定にもマジック違反処置指針にも使用を禁止する規定はない。
- そもそも、きちんと転がせばアナログな乱数発生機としては充分なものであるし、力加減をして転がしたり独楽のように回したりといったイカサマを懸念するのであればそれは6面ダイスでも可能であり、スピンダウンカウンターの使用を特別に禁止する理由は無い。
- スピンダウンカウンターの使用を拒否するプレイヤーもおり、その場合は相互に納得できる方法ではないので、結果として使えないこともある。
[編集] デジタルカウンター
携帯電話・PC・スマートフォン用に様々なTCG用カウンターソフトが出回っている。毒カウンターの記録や簡易メモ機能がついているものもあり、サードパーティ製のものは初期ライフを変更してMtG以外のゲームで使えるタイプもある。電子機器も参照。
[編集] その他
おはじきやカード大のライフカウンター、トランプもよく使われている。「5」が3つ、「1」が5つあればライフカウンターとして使用できるため、ライフカウンターが無いときの急場をしのぐには役に立つ。
- 時のらせん発売時のキャンペーンで、片面ずつにトークンとこの方式に用いるための数字が印刷された樹脂素材のカードが販促品として配布された(トークン・カード#時のらせんキャンペーン)。
また、お金(硬貨)を使用している人も見かけるが、大会規模に関わらずデュエルスペースでお金を並べているのは賭博を疑われる可能性がある。安いメモ帳でもかまわないので専用のライフカウンターを用意することをお勧めする。
[編集] 参考
- The Life Counters (非売品ダイヤル式カウンターの紹介記事Daily MTG)
- 用語集