隠密
| 隠密/Sneak | |
|---|---|
| 種別 | 常在型能力 |
| 登場セット | ミュータント タートルズ マーベル スーパー・ヒーローズ |
| CR | CR:702.190 |
隠密/Sneakとは、ミュータント タートルズで制定されたキーワード能力。それを持つ呪文がスタックにある間に機能する常在型能力である。
*
裏切りのくノ一 / Turncoat Kunoichi (2)(白)クリーチャー ─ ミュータント(Mutant) 忍者(Ninja) 狐(Fox)
隠密(2)(白)(黒)(ブロック・クリーチャー指定ステップ中にあなたがコントロールしていてブロックされていない攻撃クリーチャー1体を手札に戻すなら、この呪文を(2)(白)(黒)で唱えてもよい。これはタップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出る。)
このクリーチャーが戦場に出たとき、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。このクリーチャーが戦場を離れるまで、そのクリーチャーを追放する。このクリーチャーの隠密コストが支払われていたなら、代わりに、そのクリーチャーを追放する。
*
ラファエロの奥義 / Raphael's Technique (4)(赤)(赤)インスタント
隠密(2)(赤)(ブロック・クリーチャー指定ステップ中にあなたがコントロールしていてブロックされていない攻撃クリーチャー1体を手札に戻すなら、この呪文を(2)(赤)で唱えてもよい。)
各プレイヤーはそれぞれ「自分の手札を捨て、カード7枚を引く。」を選んでもよい。
定義
[編集]隠密 [コスト]/Sneak [Cost]は、「あなたはこの呪文を、あなたのターン中のブロック・クリーチャー指定ステップの間にインスタントを唱えられる時ならいつでも、そのマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払うとともにあなたがコントロールしていてブロックされていない攻撃クリーチャー1体をオーナーの手札に戻すことで唱えてもよい。」を意味する。
隠密で唱えられたパーマネント呪文はタップ状態で攻撃している状態で戦場に出る。それは、その呪文の隠密コストの支払いの一環としてオーナーの手札に戻されたクリーチャーが攻撃していたプレイヤー、プレインズウォーカー、またはバトルを攻撃する。
解説
[編集]ミュータント タートルズでは全色に存在するが、白と黒に特に多くリミテッドにおける白黒のアーキタイプともなっている。クリーチャーで隠密を持つカードはすべて忍者である。マーベル スーパー・ヒーローズではザ・ハンドのくノ一、エレクトラ/Elektra, Daughter of the Handのみのカメオ登場となっている。
隠密を与えるカードとして墓地のクリーチャー・カードに隠密を与える若き忍び/Ninja Teenが存在する。
ルール
[編集]- 隠密コストで呪文を唱えることについての基本的なルールは代替コストを参照。
- 起動型能力であった忍術と異なり、隠密は代替コストによって唱えられる。真髄の針/Pithing Needleなどで妨害されることはないが、呪文を打ち消す効果(対抗呪文/Counterspellなど)で打ち消されうる。
- 「ブロックされていないクリーチャー」についての基本的なルールは当該項を参照。
- 「ブロックされていないクリーチャー」は戦闘終了ステップまで存在するが、隠密を適用して唱えるのはブロック・クリーチャー指定ステップ中のみ可能な点に注意。
- 「攻撃している状態で戦場に出る」についての基本的なルールは当該項を参照。
- 手札にクリーチャーを戻すことはコストの一部である。隠密で唱えるのに対応して戻すカードを除去して妨害することはできない。詳細は唱えるの項を参照。
- カード・タイプがクリーチャーやソーサリーのカードは実質瞬速を持つかのように唱えることができるが、実際に瞬速を与えているわけではない。
- 隠密には唱える領域に関する制約はないため、コマンダーでは統率領域から統率者を隠密で唱えることができる(当然ながら統率者税は追加で支払う必要がある)。
開発秘話
[編集]ミュータント タートルズのデザインにあたり、忍術は「スラムダンク・フィット」と称されるほど世界観に合致したメカニズムであり、真っ先に収録候補のメカニズムとして選ばれた。開発の中で忍術を持つインスタントやソーサリーのデザインが作られたが、実際に忍術を用いるならルールの大幅な変更が必要だったため、新たなメカニズムとして隠密が作られた。しばらくは忍術と隠密が同居していたが、隠密は忍術の持つルール上の複雑な挙動(起動型能力である点、戦闘終了ステップまで出せる点など)をいくつか解消しているほか、普遍的な名称で世界観に左右されず流用可能である点などリメイク能力として優れていたため、最終的には隠密のみを用いることになった[1]。
その他
[編集]- 制定当時の英語版総合ルールでは「代替コストを支払って唱えてもよい」の部分が抜けており、ルールに従えばクリーチャーやソーサリーは唱えることは出来ないというミスがあるが、日本語訳では補完されている。英語版も次回のストリクスヘイヴンの秘密発売に際しての総合ルール更新で修正された。
- MTGアリーナでは実装当時、忍術と同じく戦闘ダメージ・ステップ以降も代替コストを支払えるバグが存在した[2]。
脚注
[編集]参考
[編集]- 『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』のメカニズム(Daily MTG 2026年2月17日)
- Magic: The Gathering® | Teenage Mutant Ninja Turtles Release Notes(Daily MTG 2026年2月20日)
- 甲羅を背負ったヒーローたち(Making Magic 2026年2月17日)
- 「隠密」でテキスト検索
- キーワード能力
- バウンス
- ルーリング
引用:総合ルール 2026.02.27
[編集]- 702.190a
- 隠密は、隠密を持つ呪文がスタック上にある間に機能する常在型能力である。「隠密 [コスト]/Sneak [cost]」とは、「あなたのブロッククリーチャー指定ステップの間であなたがインスタントを唱えることができるならいつでも、この呪文をそのマナ・コストを支払うのではなく、[コスト]を支払うとともにあなたがコントロールしていてブロックされていない攻撃クリーチャー1体をオーナーの手札に戻すことで唱えてもよい。」を意味する。
- 702.190b
- 隠密を用いて唱えられたパーマネント呪文は、解決に際し攻撃している状態かつタップ状態で戦場に出る。 (rule 506.3a 参照) それは隠密コストの支払いによってオーナーの手札に戻したクリーチャーと同じプレイヤー、プレインズウォーカー、バトルを攻撃しているパーマネントになる。