ダヴェッド/Dyfed
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ダヴェッド/Dyfedは、小説The Thranに登場したプレインズウォーカー/Planeswalker。 華美な出で立ちに黒い肌をした人間/Humanの女性。元スラン/Thran人。
[編集] The Thran
古代スラン時代のハルシオン/Halcyonにて、ダヴェッドは天才グレイシャン/Glacianを訪ねる。知的探求のため彼に多元宇宙/Multiverseの旅を体験させる事を望んだが、快復に向かっていると聞いたグレイシャンの結核は未だ深刻だった。グレイシャンの医師ヨーグモス/Yawgmothもまた、パイルリー/Pyruleaへの旅を経て、プレインズウォーカーの存在を知る。市街地戦で負ったヨーグモスの腕の怪我を一瞬で治療したダヴェッドだが、結核を治す事はできなかった。ダヴェッドはヨーグモスと結核治療のための協力を結ぶ。この時、グレイシャンの妻レベック/Rebbecの頼みで、内戦続く市街から100人近いThe Elder Council(スラン長老評議会)をメルカディア/Mercadiaに避難させている。
ヨーグモスの要請を受け、ダヴェッドは主を失った人工次元を提供し、患者である下層市民を集めたCave of Damned(亡者の洞窟)とのポータル/Portalを繋ぐ。ヨーグモスはその次元をファイレクシア/Phyrexiaと名付けると、ダヴェッドの協力で次元と魂を一体化し、ファイレクシアの神となる。しかし、ヨーグモスはファイレクシアに連れ込んだ患者をファイレクシアンに改造し、異形の軍勢を率いてスラン戦争を起こしたのだった。
ダヴェッドはファイレクシアにプレインズウォークしてヨーグモスの裏切りを責め、降伏するよう伝える。ヨーグモスは初めそれに従う素振りを見せたが、ファイレクシアの実験をダヴェッドに見せて精神的ショックを与え、その隙にパワーストーンの刃をダヴェッドの頭に突き刺したのだった。
突き刺した刃を前後に動かしながら、赤灰色の鼻血を流して痙攣するダヴェッドにキスをして、ヨーグモスは告げた。「脳は思考を司る。人間の能力にはそれぞれ器官が存在し、器官を取り除くと機能も取り除かれる。プレインズウォークも同じです。あなたを解剖して私にその器官を移植する。私はプレインズウォーカーになるつもりだが、あなたはただの肉塊になるだろう。」