アーギヴィーア/Argivia

提供:MTG Wiki

2018年12月17日 (月) 23:48時点におけるヴぁ (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

アーギヴィーア/Argiviaドミナリア/Dominariaの地名。

目次

概要

「Argivia」はドミナリア期に定義されるまで、「Argive」「New Argive」「Argivian」とともに不明瞭な用いられ方をしてきたストーリー用語である。

小説Song of TimePlaneswalkerでは「Argivia」と「Argive」は混在しほぼ同じ意味合いのように登場し、あるいは、近代以降のアルガイヴ国(すなわち新アルガイヴ/New Argive)の別称のように読み取れる。掌編Sisay's Questでは「Argivia」は「Argive」の一地域とも読み取れる[1]。短編VersipellisとPhyrexian Creationsでは「Argivia」は明確に都市を意味している。小説Apocalypseは国とも都市とも判別はつかない。

Ethan Fleischerはこの看過せざる矛盾を解決するために、アーギヴィーアは新アルガイヴの首都であると設定を確定させ、新アルガイヴはしばしばアルガイヴと略して呼ばれるとした。[2]

一方、日本語版では第5版ウェザーライト期に「Argivian」を「アーギヴィーアの」と訳したが、ウルザ・ブロック期は「アーギブの」、コールドスナップ以降は「アルガイヴの」と変遷している。かつて「アーギヴィーア」と訳されているものが都市のアーギヴィーアを指しているとは必ずしも言えない。

解説

アーギヴィーアは新アルガイヴ/New Argiveの首都である港湾都市(テリシア地図)。新アルガイヴ島の東岸地域にあり、北には入り江、南には川、西には森がある。この場所にはかつて兄弟戦争/Brothers' War時代のアルガイヴ/Argiveの首都ペンレゴン/Penregonがあった(兄弟戦争期の地図)。

アーギヴィーアには図書館・蔵書館に知識が蓄えられていた[3]が、ファイレクシア/Phyrexiaの攻撃で恐らく多くが失われてしまった。[4]

  • 首都であるためかアーギヴィーアが、正式な国名の新アルガイヴの代わりに、国名であるかのように用いられていると解釈できる例が散見される。[3][5]

歴史

2954ARキイェルドー/Kjeldorバルデュヴィア/Balduviaが統合して新アルガイヴ国が建国(したがって、首都アーギヴィーアの成立はそれ以降となる)。

洪水の時代(遅くとも33世紀までに)、アーギヴィーアの王たちはコイロス/Koilosを調査して廃墟のままであることを確認した。[5]

4000AR頃、アーギヴィーアの栄えた姿を見ることができる。アーギヴィーアでは各種製造業のギルド(銅細工職人ギルド、製本職人ギルド、石工ギルド、縄職人ギルドなど)が活動している。港には倉庫が並び、商人や船乗りの姿が見られ、海外との交易が盛んな様子がうかがえる。港地区の通りは海岸線に平行に走っていて、縄職人の仕事場が連なる引き綱通り(Lanyard Street)と皮革売り通りを金物屋小路(Ironmonger Lane)が結び、付近にはもやい結び広場(Bowline Square)があり、業種に関連する名称を冠した地名が目を引く。また、アーギヴィーアは葡萄酒の街である。Acorn & Hammer(ドングリと金槌)、Midus Well(蜂蜜酒の泉)[6]、Penkin's(ペンキンの店)といった酒場がある。港近くのペンキンの酒場は船乗りや外国商人が利用する。市内にはTanton's distillery(タントン蒸留酒製造所)が操業している他、コーリス産赤ワイン(Korlisian burgundy)、ペンレゴン・ビール(Penregon beer)といった酒の銘柄も存在する。[7]

アーギヴィーア郊外の西の森には、森の守護者を自称し緑の魔法を操る謎の人物Dare(デア)が住んでいた。[7]

4205AR、Godwyn(ゴドウィン)率いるファイレクシア軍との激戦の末、アーギヴィーアは陥落し蔵書館は荒らされ街は業火に包まれた。[4]

4560AR、この時代にはアーギヴィーアは再建されている。カー峠/Kher Ridgesドラゴンプローシュ/Prosshと崇拝者のコボルドを迎撃するため、ベイルド/Bairdは兵団を率いてアーギヴィーアから出陣した。兵団には当初、紅蓮術師ヤヤ・バラード/Jaya Ballardが協力者として随伴していた。後にヤヤを追ってきたチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarとも一時的に共同戦線を張った。[8]

登場

登場カード

カードに「Argive」「Argivian」が登場するものは複数あるが、そのうちのいずれが都市アーギヴィーアに関連するか否かは不明瞭である。少なくとも新アルガイヴ成立より過去のカードは該当しない。

登場作品

訳語

「Argivia」は設定が明確化してから初めて登場した作品ドミナリアへの帰還 第8話において「アーギヴィーア」と翻訳された。

脚注

  1. 泡のお守り/Juju Bubbleの所在地について、Sisay's Quest2話では「Argiveに存在」、3話では「Argiviaから数リーグ離れた場所に存在」の旨の記述が確認できるため
  2. Ethan Fleischerの証言
  3. 3.0 3.1 小説Song of Time
  4. 4.0 4.1 短編Phyrexian Creations
  5. 5.0 5.1 小説Planeswalker
  6. Midusはリトアニアの蜂蜜酒ミードのこと
  7. 7.0 7.1 短編Versipellis
  8. 小説Return to Dominaria: Episode 8

参考

QR Code.gif