ステン/Stenn

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

ステン/Stennは、団結のドミナリアのキャラクター。カードとしては団結のドミナリア偏執的な援護者、ステン/Stenn, Paranoid Partisanが初出。

目次

解説

ドミナリア/Dominaria新アルガイヴ/New Argive出身の人間/Human男性。金糸と毛皮の衣裳を正装とする[1]イラスト)。

彼はアーギヴィーア/Argiviaの歴史と権威ある貴族の後継者である。国王ダリアン四十八世/King Darien XLVIIIから新アルガイヴに潜み込んだファイレクシア/Phyrexiaの工作員をいかなる手段を用いても根絶する命を受けており、そのためならば冷酷なまでの能率と絶対的な献身を持って獲物を追い詰める。

また、バルデュヴィア/Balduviaの草原地帯にシャニド/Shanidを派遣したのも彼である[2]

戦闘経験はなく、ベナリア/Benaliaケルド/Keldの和平会談の際は護身用と思しき一本のダガーを持つだけであった[1]

ストーリー

砂時計の砂粒/Sand in the Hourglass

彼は新アルガイヴの高官達を率いてベナリア・ケルドの和平会談に出席した。その夜、カーン/Karnが散歩をしている――実際はポータル/Portalの残骸を用いて酒杯/Sylexマナ・リグ/The Mana Rigまで隠しに向かった帰りの――ところに出くわす。心配性な彼にとって、ファイレクシアの汚染に耐性を持つ[3]カーンは唯一と言ってよい信頼できるプレインズウォーカー/Planeswalkerであった。彼はカーンにその無慈悲な意志を語った。「完成」された者は、たとえ本人に自覚が無くとも失われたも同じであり、それに対しできる唯一のことは殺すことだと。ステンはそれに加え、新アルガイヴもドミナリアのために貴方のために立ち向かうとも語った。カーンは自分を説得力ある情報源として信頼してくれたことに安堵した。

翌朝、ファイレクシア人が破壊工作を行い始めると、カーンはファイレクシアの軍勢と自身らを部屋に閉じ込めた上でジョダー/Jodahポータル/Portalで遠くへ逃れることを決める。ステンはポータルの転移先に新アルガイヴの監視塔を提案し、ジョダー、カーン、ヤヤ/Jayaテフェリー/Teferiと共に監視塔の内部へと移動した。そして彼はファイレクシアの追跡者を逃さぬよう、塔を封鎖したのであった

封鎖された塔にて/The Locked Tower

酒杯についての情報が漏れぬよう、カーン一行は塔内に潜むファイレクシアの怪物を捜索することにした。だが怪物の影響は塔全体に広がっており、また全員の身の潔白を証明することも困難であった。カーンは酒杯の在処について、同行者それぞれに異なる偽の情報を渡しており、最後の一人であるステンにも情報を伝えた。

そのとき、ステンが潜伏工作員/Sleeper Agentとしての正体を現した。彼は塔のパワーストーン/Powerstoneを用いてシェオルドレッド/Sheoldredに酒杯の情報を伝えようとした。彼を止めようとして触手に捕らわれたヤヤを救うため、カーンはステンを……本物のステンを殺し成り代わった工作員を解体した。そして、その残骸はヤヤにより焼き払われた。

ステンが焦げた塊と化しても、塔全体、あるいは街全体から聞こえるファイレクシアの異音は止まなかった。彼はダリアンの命である新アルガイヴのファイレクシア人の根絶、その真逆のことをしていたのだろうとカーンは推測した。

登場

登場カード

フレイバー・テキストに登場

団結のドミナリア
荒廃の塊/Blight Pile

イラストに登場

団結のドミナリア
一時的封鎖/Temporary Lockdown‎

登場記事・登場作品

脚注

  1. 1.0 1.1 メインストーリー第2話:砂時計の砂粒
  2. 『団結のドミナリア』にて待ち受ける伝説たち
  3. ヴェンセール/Venserプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkによるもの。メインストーリー第1話:闇のこだまより。

参考

QR Code.gif