Spectral Chaos
提供:MTG Wiki
Spectral Chaosは、マジック最初期のプレイテスターであったBarry Reichが1人で手掛けたカードセット。未発売。
概要
マジックを世に出した時より後発セットの必要性を意識していたRichard Garfieldはプレイテスターにセットの開発を依頼しており、Bill Roseらのグループが『見世物小屋/Menagerie』という名のセットを、ペンシルバニア大学にあった「東海岸プレイテスター/East Coast Playtester」と呼ばれるグループが『Ice Age』という名のセットを、そしてBarry Reichが『Spectral Chaos』の開発を行っていた。
当時としては画期的な多色テーマのセットであり、コントロールしている土地の中の基本土地タイプの種類数を参照する「バリーのメカニズム/Barry's Mechanic」などが扱われていた。
未発売に終わるも多色というテーマはインベイジョン・ブロックに受け継がれ、バリーのメカニズムも所有地カード(もとい版図)として収録された。
- 多色呪文が1枚も存在しなかった頃から多色テーマの発想があったことなど[1]、挑戦的なアイデアを含んでいたことが内部で評価され、未発売に終わったにもかかわらず公式記事で時折言及されている。
- 日本語記事では「幽体の混沌」の訳をあてられている[2]。
- Barry Reichの名を冠したBarry's LandはのちにR&D Playtest cardsに収録されている。
- メカニズムではないが、疫病吐き/Plague Spitterもこのセット出身のカード[3]。
脚注
- ↑ Whatever Happened to Barry's Land?(Internet Archive)(Making Magic 2009年9月29日 Mark Rosewater著)
- ↑ 神啓を受けて その2(Making Magic 2014年2月17日)
- ↑ Body Snatchers of the Invasion(Internet Archive)(Making Magic 2005年8月8日 Mark Rosewater著)