執政官
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執政官/Archonは、クリーチャー・タイプの1つ。魅力的な執政官/Blazing Archonと正義の執政官/Archon of Justice、解放の執政官/Archon of Redemptionがこのクリーチャー・タイプを持つ。
カード名に「執政官/Archon」とつくクリーチャーは他に陰謀団の執政官/Cabal Archonが存在するが、そちらは人間・クレリックである。
- 「執政官」とはその名の通り政治などを執る官職のことである。また、「Archon」はもともとは古代アテネの高級執政官のことを指していた。
- グノーシス主義やダンジョンズ&ドラゴンズに登場する天使的存在も「Archon」と呼ばれていて、古代アテネのArchonから名付けられたとされている。
- クリーチャー・タイプのArchonやそれらのカード名にある執政官とは、実は職業のArchonではなく天使的存在のArchonではないか?という声もある。というのも、もしそれらが職業を表しているとしたら、それらは種族にあたるクリーチャー・タイプを持たないことになり、近年のクリーチャー・タイプの原則に外れるからである。
- 陰謀団の執政官がこのクリーチャー・タイプを持っていないことも、職業のArchonとは別の意味だとする根拠になっている。オラクル変更でヴィセリッドの徒食者/Viscerid Droneとスパイクの徒食者/Spike Droneは(徒食者という意味での)ドローンのタイプを得たが、何故か陰謀団の執政官は得ていない。
- そうすると、「執政官」以外の区別した訳語が必要であると思われ、結果としては一種の誤訳ということになるが、実際そうであったのかは不明。
- 現在存在する3枚すべてに共通する特徴として、翼をもった何らかの獣にまたがった人型のクリーチャーという点がある。(魅力的な執政官/Blazing Archonのイラストからは人物が騎乗しているライオンが有翼かどうか判断できないが、飛行は持っている。)一貫して似たような特徴が与えられている種族にスペクターがいることを考えると、これらの特徴も執政官が職業ではなく種族であることを支持する一助となるか。
- Archonは英語では「アーカン」「アルカン」、原語であるギリシア語では「アルコン」「アルコーン」と発音する。