病めるもの/Sicken
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エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは-1/-1の修整を受ける。
サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
衰弱/Weaknessにサイクリングが付いたようなカード。序盤ではタフネス1の除去になり、後半ではサイクリングできる。
その汎用性は評価できるが、やはり構築では抹殺/Expungeや闇への追放/Dark Banishingなどの定番除去のほうに分がある。もちろん相手が黒なら話は違ってくるが、このように効果が貧弱ではメインデッキはおろかサイドボードにすら入り込めない。
結局、このカードはリミテッドに活路を見出すしかないだろう。ウルザ・ブロックには、再生クリーチャーである卑しき死者/Unworthy Deadや羽虫の大群/Fog of Gnatsをはじめ、除去できるクリーチャーは多い。
- 日本語版のフレイバー・テキストがルール・テキストと同じ書体になった誤植がある(画像)。もちろんルール上は意味を持たない。また、スランの戦争機械/Thran War Machineにはこれと正反対の間違いがある。
ストーリー
病めるもの/Sickenはファイレクシア/Phyrexiaとの戦いで疲弊し病にかかったウルザ/Urzaの姿を描いたもの(イラスト)。
小説Planeswalkerによると、旅の仲間ザンチャ/Xantchaを連れて滞在地を転々と変えるウルザは、モアグ/Moagを離れた頃から悪夢に苦しめられるようになり、ファイレクシアの絶え間ない追撃も加わって、精神を休める暇も取れなくなる。そして何年か経ち、ある次元でファイレクシアの亀型報復者から成る部隊と交戦した後、セラの領土/Serra's Realmに救いを求めてプレインズウォークする。ウルザの健康の回復には、セラ/Serraの加護をもってしてもそれから5年の歳月がかかった。ただし、ウルザの心の方は正常な状態にあるか定かでなく、バリン/Barrin他の人々からその後何度も彼の正気は疑われることになる。