機械仕掛けの獣/Clockwork Beast
提供:MTG Wiki
Clockwork Beast / 機械仕掛けの獣 (6)
アーティファクト クリーチャー — ビースト(Beast)
アーティファクト クリーチャー — ビースト(Beast)
機械仕掛けの獣はその上に+1/+0カウンターが7個置かれた状態で戦場に出る。
戦闘終了時に、この戦闘で機械仕掛けの獣が攻撃かブロックした場合、それから+1/+0カウンターを1個取り除く。
(X),(T):機械仕掛けの獣に+1/+0カウンターを最大X個まで置く。この能力は、機械仕掛けの獣の上の+1/+0カウンターの総数を8個以上にすることはできない。 あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
マジック史上初の機械仕掛けクリーチャー。最初は強いが、戦うたびにだんだん弱くなっていく。
アーティファクト・クリーチャーとしては、マナ・コストに対して破格の初期パワーを持つ。何度か戦えば弱くなるとはいえ、初期パワーの大きさゆえ2,3回戦闘してもまだ有力。そこで1回休んでアップキープで再装填すればいいので、これはまだ無難なデメリットだろう。
問題はマナ・コスト的には妥当な、4という固定タフネスにある。回避能力もないので、いまひとつ使いづらい。
- ちなみに、英語のClockworkは「ぜんまい仕掛け」という意味をもっている(直訳は「時計仕掛け」だが、昔の時計では主にぜんまいが使われてたことから転じている)。このクリーチャーの挙動も、まさにぜんまいのイメージどおり。このイメージは、後に作られたさまざまな「機械仕掛け」にも受け継がれていった。
- 開発時は『攻撃もしくはブロックに参加した時点で』カウンターが取り除かれるようになっていた。そのため、これの最初の性能は6/4相当だった。もちろん今は、Oracle通り戦闘後にカウンターが取り除かれるので、初期性能7/4相当といえる。
- この変更は、当時一部のプレイヤーが勝手にルールを捻じ曲げて、戦闘後にカウンターを取り除くようにプレイしていたため、WotC社がそれを受け入れた、とのこと。
- 後にミラディンで作られた「機械仕掛け」シリーズと異なり、これのカウンターは+1/+0。なので、カウンターがまったくなくても0/4の壁としては機能するし、逆にどんなにカウンターが乗ってもタフネスは4のまま。このマナ・コスト規模のクリーチャーとしては、どちらかというとデメリットというべきだろう。
- 上に置けるカウンターの最大数が決められているが、これは単に置かれないというだけで、置くような能力の使用が禁止されているわけではない。もしそのような状況になっても、最大数を越えた分は単に置かれないだけになる。普通はやらないだろうが、例えばこれ自身の能力のXを7以上で使えばまず間違いなく「最大7個」の制限を越えるが、これ自体は禁止されていない。そしてXをどんなに大きくしてプレイしても、最終的にこれの上には7個のカウンターしか乗らない。
- あくまでも、置ける最大数が決められているのは+1/+0カウンターのみ。魔力の導管/Power Conduitなどで+1/+1カウンターにしてあげれば無制限に乗せられるし、攻撃で取り除かれることも無い恒久的な強化になる。
関連カード
ホームランド以前の、+1/+0カウンターを使用する第一世代の機械仕掛け。
参考
- カード個別評価:アンリミテッド - レア
- カード個別評価:リバイズド - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:Masters Edition - アンコモン