機械仕掛けの獣/Clockwork Beast
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アーティファクト クリーチャー — ビースト(Beast)
機械仕掛けの獣はその上に+1/+0カウンターが7個置かれた状態で戦場に出る。
戦闘終了時に、この戦闘で機械仕掛けの獣が攻撃かブロックした場合、それから+1/+0カウンターを1個取り除く。
(X),(T):機械仕掛けの獣に+1/+0カウンターを最大X個まで置く。この能力は、機械仕掛けの獣の上の+1/+0カウンターの総数を8個以上にすることはできない。 あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
マジック史上初の『機械仕掛け』クリーチャー。 最初は強いが、戦うたびにだんだん弱くなっていく。
アーティファクト・クリーチャーとしては、マナ・コストに対して破格の初期パワーを持つ。 何度か戦えば弱くなるとはいえ、初期パワーの大きさ故2、3回戦闘してもまだ有力。 そこで1回休んでアップキープで再装填すればいいので、これはまあ無難なハンデだろう。 問題はマナ・コスト的には妥当な、4という固定タフネスにある。 回避能力もないので、いまひとつ使いづらい。
- ちなみに、英語のClockworkは『ぜんまい仕掛け』という意味をもっている。
(直訳は『時計仕掛け』だが、昔の時計では主にぜんまいが使われてたことから転じている) このクリーチャーの挙動も、まさにぜんまいのイメージどおり。 このイメージは、後に作られたさまざまな『機械仕掛け』にも受け継がれていった。
その為これの最初の性能は6/4相当だった。 もちろん今は、Oracle通り戦闘後にカウンターが取り除かれるので、初期性能7/4相当といえる。
- この変更は、当時一部のプレイヤーが『勝手にルールを捻じ曲げて』戦闘後にカウンターを取り除くようにプレイしていたため、WotC社がそれを受け入れた、とのこと。
- 後にミラディンで作られた『機械仕掛け』シリーズと異なり、これのカウンターは+1/+0。
なので、カウンターがまったくなくても0/4の壁としては機能するし、逆にどんなにカウンターが乗ってもタフネスは4のまま。 このマナ・コスト規模のクリーチャーとしては、どちらかというとハンデというべきだろう。
- 上に置けるカウンターの最大数が決められているが、これは単に置かれないというだけで、置くような能力の使用が禁止されているわけではない。
もしそのような状況になっても、最大数を越えた分は単に置かれないだけになる。 普通はやらないだろうが、例えばこれ自身の能力のXを7以上で使えばまず間違いなく「最大7個」の制限を越えるが、これ自体は禁止されていない。そしてXをどんなに大きくしてプレイしても、最終的にこれの上には7個のカウンターしか乗らない。
- あくまでも、置ける最大数が決められているのは+1/+0カウンターのみ。
魔力の導管/Power Conduitなどで+1/+1カウンターにしてあげれば無制限に乗せられるし、攻撃で取り除かれることも無い恒久的な強化になる。
関連カード
ホームランド以前の、+1/+0カウンターを使用する『第一世代』の機械仕掛け。
参考
- カード個別評価:アンリミテッド - レア
- カード個別評価:リバイズド - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:Masters Edition - アンコモン