アーリン・コード/Arlinn Kord (ストーリー)

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2016年3月17日 (木) 00:15時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
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アーリン・コード/Arlinn Kordイニストラードを覆う影ブロックのキャラクター。カードとしてはイニストラードを覆う影アーリン・コード/Arlinn Kordが初出。

目次

解説

イニストラード/Innistrad出身の狼男プレインズウォーカー/Planeswalker。女性。

通常の狼男とは異なり、狼の姿のときも理性を保っており、狼の姿と人間の姿を比較的容易に行き来することができる。その変身は他の狼男のようにグロテスクで痛々しいものではなく、一瞬で行われる。

アーリンはかつて自らが犯した殺戮に怯えながらも、狼の姿で振るう力を自身の魔術を補完するものとして受け入れており、自身を狼男の群れの一員と見なしている。彼女が何よりも力を尽くしているのは同族の保護である。アヴァシン/Avacynが多くの狼男をウルフィー/Wolfirに変え、残りを狩り続ける中、彼女は自分が立ち上がらなければ、狼男はすぐにでも絶滅してしまうだろうと考えている。

経歴

灯の点灯

ケッシグ/Kessig州のアヴァブルック/Avabruckに生まれたアーリンは、10代の頃にモンドロネン/The Mondronen吠え群れ/Howlpackに呼び寄せられ、最初の狩り/The First Huntを遂げて狼男となった。彼女は護符や祈りや断食を用いて可能な限り変身に抗い続け、その正体を隠しながらアヴァシン教会/The Church of Avacynにて魔術を修め、黄金夜の大魔道士/Archmage of Goldnightにまで上り詰めた。だがある夜、彼女はとうとう変身を抑え切れなくなり、数人の高僧を殺害した――その瞬間、アーリンのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkが灯り、彼女はどこかの次元/Planeの森へとプレインズウォークした。

翌朝意識を取り戻したアーリンは、自分が狼の姿のままでいることに気づいた。幸か不幸か、狼の姿のまま人間の心を取り戻すという体験が、彼女に自身の内に宿る獣の精神への新たな理解をもたらした。その後人間の姿に戻るには一度イニストラードに帰らなければならなかったが、今では変身を自在に操れるようになっている。

銀の月の下で/Under the Silver Moon

ガツタフ/Gatstafにて人間と家畜の殺害事件を調査していたハラナ/Halanaアレイナ/Alenaは、ウルヴェンワルド/The Ulvenwaldの森の中で殺人犯に辿り着いた。それは悪魔オーメンダール/Ormendahlに取り憑かれたパルター夫人/Mrs. Palterだった。悪魔の力を得たパルター夫人は、戦闘に長けた2人をも圧倒した。彼女の凶刃が振り下ろされようとしたそのとき、一人の狼男が現れ、パルター夫人を突き飛ばした。家畜殺しの犯人は別にいたのだ。

ハラナとアレイナはパルター夫人にとどめを刺したが、気づけば10体以上の狼男が辺りを取り囲んでいた。絶体絶命の戦いを覚悟した2人の前で、その狼男は変身を解き、人間女性の姿に戻った。ハラナは彼女を信じ、銀のダガーを地面に置いた。アレイナもそれに従った。彼女はそれに応え、仲間たちに解散を命じた。

彼女は言った。お前たちを助けたのは、この女の哀れな生を終わらせるという自分の目的を達成するため。そして警告した、2人が自分の群れに手を出すようなら容赦はしないと。これまで狼男を狩り続けてきた2人にとってそれは承服しかねる要求だったが、彼女は狼男よりも悪いものがやがて訪れる、そのとき狼男の力は人間にとっても必要になるだろうと言い残し、狼の姿に戻ると森の中へ消えた。

彼女は――アーリン・コードは――森を駆けながら、あの2人と戦う日が来ないよう願った。別の人生があったなら、2人とは良き友になれたかもしれない。だがこの人生において、自分が友を得ることはない。

登場

登場カード

登場作品・登場記事

参考

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