テトラバス/Tetravus
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Tetravus / テトラバス (6)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
飛行
テトラバスはその上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
あなたのアップキープの開始時に、あなたはテトラバスから望む数の+1/+1カウンターを取り除いてもよい。そうした場合、同じ数の無色の1/1のテトラバイト(Tetravite)・アーティファクト・クリーチャー・トークンを生成する。それらは飛行と「テトラバイトはエンチャントされない。」を持つ。
あなたのアップキープの開始時に、あなたはテトラバスによって生成された望む数のトークンを追放してもよい。そうした場合、テトラバスの上に同じ数の+1/+1カウンターを置く。
アップキープの開始時に分離・合体できるアーティファクト・クリーチャー。
リメイク版にペンタバス/Pentavus、飛行機械隊/Thopter Squadronがあり、またトリスケリオン/Triskelionとのハイブリッドであるトリスケラバス/Triskelavusがいる。
能力はそれぞれ似ているが微妙に違う。テトラバスは、
- +1/+1カウンターとトークンのやり取りにマナを必要としない。
- +1/+1カウンターとトークンのやり取りをアップキープの開始時にしか行えない。
- +1/+1カウンターとトークンのやり取りは誘発型能力である。
- 自身が生み出したトークンしか+1/+1カウンターに戻せない。
- テトラバスに戻る際、トークンは墓地に落ちない。
- トークンにオーラをエンチャントできない。
となっており、リメイク版と比べて、初期デザインの複雑さを感じさせる。
- 名前の由来は4を意味する接頭語「テトラ」。海などに置かれている四脚の消波ブロック「テトラポッド」と同様である。
- +1/+1カウンターは3つまでしか出せないが、本体が1/1なので合わせて4つ、ということなのだろう。
- 倍増の季節/Doubling Seasonをコントロールしていると、毎ターントークンの数を4倍にしていくことが可能。しかし、タイミングが限定されるため隙が多い。
- 「エンチャントされない」という能力は、現在ではあまり見かけない(当時は他にも数枚あった)。トークンが再合体する際にオーラがはずれてしまう点が、イメージ的に解りにくかったからだろうか。
- 印刷時のルール文章では、「カウンター→トークン」と「トークン→カウンター」の処理はひとつの誘発型能力にまとめられていて、必ず「カウンター→トークン」を先に行うようになっていた。現在はそれぞれに誘発するので、好きな順にスタックに置くことができる。
- ミラディンでの再録が検討されていたが、トークンがオーラをエンチャントできないなどのややこしい点があったため、リメイクのペンタバスが作られミラディンに収録された。
- テトラバスにはフレーバー・テキストなど、背景ストーリーに関する詳しい情報が存在しない。が、アンティキティーのセットに収録されているカード群は、そのほぼ全てがウルザ/Urzaかミシュラ/Mishra、ないし兄弟戦争(小説The Brothers' War)時代の背景ストーリーに関わりを持つカードばかりである。加えて、トリスケリオン/Triskelionがウルザの弟子のタウノス/Tawnosによる創造物であること。そのタウノス作のトリスケリオンとテトラバスの両方の特徴・機構を備えたトリスケラバス/Triskelavusの存在。数字の「3」を意味するトリスケリオンと同じく「4」を意味する名称を持つこと。トリスケリオンと同じく+1/+1カウンターを用いた分離機構の所持。そしてトリスケリオンのようにどことなく玩具っぽさを漂わせる奇妙な形状(タウノスは元玩具職人の工匠)。上記の確たる事実群から、このテトラバスは少なくとも何らかの形でタウノスとの関わりがある可能性が高い。
関連カード
参考
- Domo Arigato, Mr. Roboto(WotC、英語)
- ドモアリガット、ミスター・ロボット(上の邦訳)
- カード個別評価:アンティキティー - アンコモン1
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:Masters Edition 4 - レア