スビラ/Subira
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スビラ/Subiraはドミナリアのキャラクター。カードとしては基本セット2021のタルジーディの隊商、スビラ/Subira, Tulzidi Caravannerが初出。
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解説
ドミナリア/Dominariaのジャムーラ/Jamuraa大陸に住む人間の商人。女性。肌は浅黒く、長い黒髪を編んでいる(イラスト)。
ジャムーラ中を旅して回るタルジーディ隊商/The Tulzidi Caravanの長。この隊商は何世紀も前から形を変えつつ存続しているが、その長い歴史の中でもスビラの指揮下ほど成功していた時期はない。
一時隊商を離れてテフェリー/Teferiと結婚し、娘ニアンビ/Niambiをもうけた。それから約50年後、テフェリーのゲートウォッチ/The Gatewatch加入時点ではすでに亡くなっている。
経歴
ドミナリアへの帰還 第7話/Return to Dominaria: Episode 7
セワ/Sewaの町に滞在するテフェリーのもとを、二人の商人、スビラとクェンデ/Kwendeが訪ねてきた。テフェリーに会おうとしていた旅仲間、マケト/Maketが不審な死を遂げたというのだ。自分が疑われていると知りながらも、テフェリーは自ら遺体を調べたいと申し出た。
遺体は魔法で腐敗が止められていた、まるで時の魔道士の仕業であるかのように。だが時間の魔法ではこうはならないとテフェリーが説明すると、スビラは熟慮の末、考えを改めた。テフェリーは犯人ではなく、むしろ命を狙われている側に見える――そして確信した。この男は「あの」テフェリー、すなわち300年前にザルファー/Zhalfirを消し去ったその人なのだと。テフェリーはそれを認めた。
驚いたことに、スビラはテフェリーを敵視するどころか、むしろ同情的であった。ザルファーをフェイズ・アウトさせたのはファイレクシア/Phyrexiaから守るためであったこと、今のテフェリーにはそれを戻す力がないことを理解してくれていたのだ。テフェリーにとって、胸の内を隠さず会話ができるのは久しぶりのことだった。だがそこへ警報が入った、巨大な砂嵐が隊商に迫っていると。
テフェリーは大気の時を止めて巨大な壁を作り、意識を失いかけながらも砂嵐を雲散霧消させた。スビラは彼を介抱し、そして姿を消した者がいることに気づいた――クェンデだ。彼がマケトを殺し、砂嵐を起こしたのだ。スビラはテフェリーを逃がしたが、クェンデは彼を見つけ、本性を現した。その凶刃を前に、もはや力を使い果たしそうになっていたテフェリーを救ったのは、スビラの鞭だった。
スビラはクェンデを詰問し、身勝手な反論を退けた。それでもなお使命を果たそうとするクェンデを前に、スビラは刃の届く距離まで迫り、彼を殺したければ先に自分を殺すよう言った。しばしの沈黙の末、クェンデは引き下がった。真っ当に生きるようクェンデを諭し、彼女はテフェリーを連れてその場を後にした。
スビラに誘われ、テフェリーはそのまま隊商の護衛となった。やがて二人は結婚し、隊商を離れて町に落ち着いた。そして二人は娘ニアンビを授かった。スビラは再び隊商の仕事に戻り、テフェリーが中心となって育児を担当する中、定期的に帰宅するようになった。
登場
登場カード
イラストに登場
登場作品・登場記事
- Return to Dominaria: Episode 7/ドミナリアへの帰還 第7話(Magic Story 2018年4月25日 Martha Wells著)
- Teferi: Behind the Magic(Card Preview 2020年6月12日 Magic Creative Team著)
- The Lore of Core Set 2021 on the Cards(Feature 2020年6月16日 Wizards of the Coast著)