エピティア/Epityr
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エピティア/Epityrはアンティキティー初出のドミナリア/Dominariaの地名。
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解説
エピティアはテリシア/Terisiare東部、カープルーザン山脈/Karplusan Mountainsにある町(テリシア地図)。ダリアンの安息所/Darien's Roostがこの街の前身で、3300AR頃にエピティアの街へと発展した。ドミナリア中で最も活動的なセラ/Serraの信仰地の1つと知られ、山肌には巨大なセラの像が彫られ、その基部に寺院(temple)が建っている(イラスト)。
34世紀頃、エピティアに軍事上の利点を認めたシオールタン帝国/Sheoltun Empireは使節を派遣し、強引に植民地化する。帝国の圧制は40年続くが、アルマーズ/Almaazのthe song wizard Thabit(歌魔術師タビット)が組織的な反乱に成功し、魔法歌によって陽光より呼び出されたセラの天使/Serra Angelたちの助けも加わって、エピティアは帝国から解放される。エピティアでの反乱が契機となって、それからすぐに帝国はテリシア東部への足掛りを失った。
4560AR現在、エピティアの寺院は活動中のセラ教会の中で最古の信仰地である。寺院には十人余りの僧侶・尼僧が住み込み、毎年数千人の信者が巡礼に訪れる。伝説的なThe Defenders of the Temple(寺院防衛騎士団)は最大規模のセラ騎士団の1つである。エピティアの真の危機には、天使を従えた女神自身が救いに現れると信じられている。
エピティア魔道大学(Epityr College of Mages)が存在する。ドミナリア近代の歴史学教授Caldos(カルドス)はウルザ/Urzaとミシュラ/Mishraの戦いが実際に行われた場所はテリシアより北のグレーター・ヴィデンス/Greater Videnthではなかったかと考察した。
偽史
エピティアに言及するカードや作品で事実と異なる歴史が語られることがある。
4000AR頃、エピティア出身でアーギヴィーア/Argiviaに住む若い銅細工職人Edgur(エドガー)は自身の家系はかつてのエピティアの有力者であったが、兄弟戦争/Brothers' Warにより没落した一族である、と信じていた。上述の通り、兄弟戦争当時にはエピティアは(前身であるダリアンの安息所ですら)まだ影も形もなかった。エドガー本人だけの誤認識か、悪意ある嘘か、4000年も昔のために事実が歪められて伝わっているだけか、どれだけの人がそう信じているのか言及はない。[1]
また、エピティアの銘板はウルザ作と伝えられていたが、これは贋作であった。
登場
登場カード
カード名に登場
フレイバー・テキストとイラストに登場
登場作品・登場記事
- A History of Antiquities(掌編。Duelist Supplement誌掲載。エピティア魔道大学が登場)
- Serra Angel(Duelist14号の記事)
- Versipellis(The Colors of Magic収録の短編)
- The Magic Story Podcast: Dominaria Geography
- The Art of Magic: the Gathering Dominaria
訳語
「Epityr」は、時のらせんのエピティアの賢者/Sage of Epityrのカード名で初めて「エピティア」と和訳された。Speak the Word, the Word is All of Usによると、「Epityr」の正確な発音は頭にアクセントのある「EH•pi•teer」である。
脚注
- ↑ 短編Versipellisより。すでにエピティアの興りはDuelist誌で語られており短編作者のチェック漏れである可能性はあるが、意図的なものではないとは言い切れない。主人公エドガーは未熟者で現実離れした都合の良い将来予測をし、不審な怪人物の言葉と魔法の力を鵜呑みにして最終的には凶行に及ぶ問題のある人物である。明らかに嘘の歴史と血統を信じ込み拠り所にしている描写と捉えれば、それほど違和感はない