生き写し/Dead Ringers
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1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
2体の色が完全に一致している場合のみ、それらを破壊するカード。 複数体破壊する効果の中では、マナ・コストが多めながら色拘束や追加コストもなく、条件さえ合えばアーティファクト・クリーチャーでも破壊できる。 ただ、特にインベイジョン・ブロック環境は多色推薦であり、肝心なときに使えないことも多々あるので注意すべき。
このカードは、テキストが非常に分かりにくいことで有名である。 日本語版のテキストは誤訳であり(両者の色がまったく一致しないなら破壊するという、実際と逆の意味のテキストになっていた)、以下のように訂正されている。
対象の、黒でないクリーチャー2体を、その1体がもう1体のものでない色である場合を除き、破壊する。
それらは再生できない。|| |
論理的には何の問題も無く機能する。しかし、これを読んで正しく理解するのは非常に難しい。 論理的に正しいものが、直感的に理解しやすいとは限らないという絶好のサンプル。
- 例:白単色のクリーチャーAと、白青のクリーチャーBを対象にした場合。
「Bのものでない色」は黒赤緑の3つで、Aはそのいずれも持たない。 しかし、「Aのものでない色」は青黒赤緑の4つで、Bはこのうち青を持つ。 よってこの場合は「その1体がもう1体のものでない色である場合」に該当するので、AもBも破壊されない。
なお、英語版も分かりにくさでは似たようなものである。
- Whisperのカードテキストはわかりやすいがかなりの意訳。ただ、「それらの色のすべて」が何を意味するか厳密でない。特に、後述する「両方のクリーチャーが無色だった場合」の挙動が不明確。
やはり公式の日本語訳が厳密に挙動を定義するものとは言える。
- 対象となったクリーチャーが両方無色だった場合、破壊される。なぜなら、それらは色を持たないので、一方が持たないある色をもう一方が持つことはありえないためである。
- 一方の対象が不適正になっても、もう一方に作用する。この場合、対象不適正となったクリーチャーの解決時点での色、あるいは「最後の情報」を用いる。
参考
- [[1]] その16(米Wizrds社、英語)
[[2]](Braingeyser、上の記事の和訳)