ヨーグモス/Yawgmoth

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2008年2月28日 (木) 19:34時点におけるNovember (トーク | 投稿記録)による版
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ヨーグモス(Yawgmoth)は、ファイレクシア/Phyrexiaを統べる荒廃の王。 多相の戦士(シェイプシフター)でもある。

もともとは古代スラン帝国の人間であったが、その姿は異形の怪物と成り果てている。スラン帝国時代は筋肉質で背が高い男だったが、INQUEST誌で公開されたイラストでは、ローブに覆われていてその姿をはっきりと見ることができず、頭部は虚ろな髑髏でローブの下からは無数の触手が出ている。

魔法文明であったかつてのスラン帝国で、彼は「病気の原因は黒マナや悪霊では無く、非常に小さな生物が体内に入り、国を侵略するように体を侵略していくことだ」と「科学的」な理論を唱え、手術などによる物理的な治療を行っていた。しかし、それは当時異端であり、30歳の時に彼はジャムーラ/Jamuraaへと追放された。 だが、その5年後、当時最高のアーティファクト使いであるグレイシャン/Glacianが下層市民の一人ギックス/Gixによってパワーストーン/Powerstoneで刺されるという事件が起きた。 その怪我は魔法では治療ができなかったために物理療法に詳しいヨーグモスが呼び戻された。 彼はその研究のために援助を受け権力を手にするが、そのことに反対するスラン/Thranの四つの都市がスラン同盟を名乗りヨーグモスに敵対した。

スラン=ファイレクシア戦争勃発前、ヨーグモスは統治者を失った人工の次元をプレインズウォーカーダヴェッド/Dyfedの力を借りて手に入れ、その世界を「ファイレクシア」と名づけた。 彼はその世界にファイシス症患者を運び、「治療」という名の改造を施した。 そして彼はそのファイレクシアの異形の軍団を使いスラン同盟と戦ったのである。 二日目、「虚無球の戦い」にはヨーグモスは「虚無球/Null Sphere」を打ち上げ、それは人工衛星となってドミナリア/Dominariaの第二の月「虚月/Null Moon」となった。 この月の影響ですべてのアーティファクトは停止、その後に続いたメギド峡谷の戦い、ハルシオンの戦いでスラン文明は崩壊した。

しかし、土壇場でレベック/Rebbecが裏切ってファイレクシアとドミナリアを繋ぐ亡者の洞窟(コイロスの洞窟/Caves of Koilos)のポータルをパワーストーンで封印し、ヨーグモスはファイレクシアに封印された。 この時使われたパワーストーンこそが、後にウルザ/Urzaミシュラ/Mishraによって発見されるマイトストーンウィークストーンである。 そしてヨーグモスはファイレクシアの奥深くで復活の時を待つことになった。

その数千年後、ファイレクシア軍はドミナリア侵攻を開始する。 彼はジェラード/Gerrardとウルザを操って戦わせ、ジェラードにウルザを殺させた。そしてハナ/Hannaに化けてジェラードを騙そうとするが、正体を見抜いたジェラードにより魔法のハルパートで刺された。 その一方で、ウルザたちが組織するナイン・タイタンズがファイレクシアを強襲し、仕掛けられた爆弾によってファイレクシアの大部分は破壊された。 しかしヨーグモスはファイレクシアを離れドミナリアに帰還、ドミナリアを第二のファイレクシアとしようとしたが、大量の白マナを浴びせられまたしてもドミナリアから追放された。 …と思ったら、スカージでまさかの再登場。どうやら死んではいない模様。

  • ドミナリアに出現したのは影のようなもので、本体は機能の大部分を失いながらもファイレクシアに生き残っているとされている。

「生身の本体はずいぶん昔に死んでいて、ヨーグモスのデータ(のようなもの)がファイレクシア世界の中央に記憶されている」といった解釈が(世界設定ファンの間では)一般的である。

やはり死んでいるようだが、別次元のヨーグモスという説もあるためやっぱり真相は闇の中である。

登場カード

参考

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