世界の荒廃/Global Ruin
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ドメイン用にデザインされた土地破壊カード。基本土地タイプが最大で5種類そろっていれば、5枚残せるのが魅力。また、基本土地タイプを持たない土地をまとめて除去できるため、その採用率が高い環境下では多色デッキであってもある程度の威力を発揮する。
これをハルマゲドン/Armageddonの代わりに使用したビートダウンデッキが組まれたこともある。集団監禁/Collective Restraintとの組み合わせは凶悪であり、一種のプロパゲドンである。
- 呪文の効果が多少分かりにくいが、ざっくり言えば「それぞれのプレイヤーが、平地を持つ土地をコントロールしていればそこから1つだけ選び、これを同様に島・沼・山・森と繰り返す。その後、選ばなかった土地をすべて生け贄に捧げる。」というものである。
- 基本土地タイプを持たない土地は選ぶ事ができないため、すべて生け贄に捧げられる。
- 基本土地タイプを持つ、デュアルランドやつぶやき林/Murmuring Boskなどをそれとして選ぶ事や、何らかの効果でそれを持っている状態の土地を選ぶ事は適正である(例えば、神聖なる泉/Hallowed Fountainは基本土地タイプの平地と島を持つので、平地としても島としても選ぶ事ができるし、ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothが出ていれば、すべての土地の中から沼として選ぶ事もできる)。
- 破壊ではなく生け贄に捧げるので、ダークスティールの城塞/Darksteel Citadelもお構いなしである。
- 紛らわしいが、このカードは基本土地という特殊タイプは指定していない。また、対象を取っているわけでも無いので、被覆や呪禁は無関係である。
- これがスタンダードだった時期と比べ、2015年1月現在でこれが使用可能な環境では、デュアルランドやショックランドの採用率も高く、基本的には多色化に比例してリセット効果も落ちていくカードと言えるが、それでも基本土地タイプを持たなければ一網打尽という点は、決して侮れない。