サイコロ
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ダイス(dice、die)とは、全ての面の面積と形が等しい多面体の、各面(場合によっては頂点)に数字や文字などを記した道具である。日本ではサイコロと呼ばれることが多い。
特に立方体の各面に1〜6の数字を、反対側の面との合計が7になるように記したものをさすことが多い(6面ダイスも参照のこと)。
テーブルトークRPGなど卓上ゲームではよく用いられる道具であるが、マジック:ザ・ギャザリングのルール上では特殊なルール以外では必要とすることは無い。だが普遍的な道具なので以下の目的で使われることが多い。
- マッチの開始時に先攻・後攻を決める際
- コイン投げの代わり(「2つの結果が50%ずつの確率で出る」という条件を満たせば、コイン投げの代わりとして認められる)。
- カウンターを表す目印。その際、個数を目の数で示すのが一般的。例えば、5の目が上になっているときは、カウンターの個数が5個であることを示している。
変種ルールのプレインチェイス戦で次元ダイスというオリジナルのダイスを用いる。また、戦乱のゼンディカーのデザイン時には、面晶体/Hedronを模した8面ダイスを使用するメカニズム案があった[1]。
銀枠のアングルード、Unstableには6面ダイスを用いるカードが存在する。
- 実は「dice」は複数形で、単数形は「die」。ただし、近年は単数でも「dice」を使うことも多い[2]。
- プレリリース・パックやファットパックに封入されるライフカウンターは、ある意味20面ダイスである
- 安物のサイコロには、重心が正確に中央に来ていない(=出る目に偏りがある)ものがある。また、意図的に重心をズラして特定の目が出やすく作ってあるサイコロ(いわゆるグラサイ)もある。
- 特に、数字が点の数で表されているタイプで顕著。点すべてが同じ大きさで削られている場合、1の目の面が一番削られている量が少なくて重いため、その逆の面が上に来やすくなる。また1の目が大きく削られていても、今度は2の面が同じように重くなり、その反対の目が出やすい例もある。時に小型のものは比重の差が大きくなるので非常に顕著。
- またまれに、形状の問題ではなく、材質にムラがあるために重心が偏るという例もある。
- もっともいずれの場合も、よほど粗悪かつ小型なものでない限り、それと体感できるほどの差が生じることは稀である。
- グラサイを使うのはもちろんイカサマだが、粗悪品をそれとわかっていて使うのも同じくイカサマとされる可能性があるので、競技レベルの大会の場合にはケチらずに質のよいサイコロを用意しよう(それでも1個あたりせいぜい50~100円程度である)。
参考
- ↑ 戦乱に向けて その2(Making Magic 2015年9月14日)
- ↑ 「さいころ」はdieかdiceか(個人blog「英語の海を泳ぐ)