台パン
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− | '''台パン'''とは、机などを激しく叩いたり蹴ったりすること。「台(テープル)にパンチする」もしくは「台をパンパン叩く」の略。'''台バン''' | + | '''台パン'''とは、机などを激しく叩いたり蹴ったりすること。「台(テープル)にパンチする」もしくは「台をパンパン叩く」の略。'''台バン'''と呼ばれることも多いが、そちらは'''台パン'''よりもさらに激しい殴打、あるいは机などの脆弱な部位を狙って台の破壊を試みるというニュアンスと受け取られることもある。より悪質な行為として、テーブルの底面を殴る(蹴り上げる)、台をひっくり返すいった行為も含まれる場合もある。 |
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のプレイ中に台パンを行うと、衝撃で[[ライブラリー]]が崩れたり、並べたカードが乱れて[[戦場]]その他の状態がわからなくなったりなど、[[ゲーム]]の進行に重大な影響を与える危険性がある。またそうでなくとも単純に、[[対戦相手]]に対して暴力的な威嚇行為をすることにあたり、極めて非紳士的な行為とみなされる。 | [[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]のプレイ中に台パンを行うと、衝撃で[[ライブラリー]]が崩れたり、並べたカードが乱れて[[戦場]]その他の状態がわからなくなったりなど、[[ゲーム]]の進行に重大な影響を与える危険性がある。またそうでなくとも単純に、[[対戦相手]]に対して暴力的な威嚇行為をすることにあたり、極めて非紳士的な行為とみなされる。 | ||
− | + | 大会などの場合、当然処罰の対象であり、ゲームの敗北や失格処分、資格停止(サスペンドリスト入り)などの極めて重い罰則が与えられる可能性もある。[[カジュアルプレイ]]においても、例えばショップのデュエルスペースでは他のプレイヤーや見学者などに不快感を与えるため、店への出入り禁止などの対象になるだろうし、極端な場合、器物損壊罪・暴行罪・脅迫罪などに問われる可能性もある。知的ゲームであるマジックにおいて、DCIは暴力的な行為には厳しく対処する傾向にあり、プレミアイベントで実行するとlifetime(一生涯)の資格停止を受ける可能性もある。 | |
*「テーブルを思い切り殴りつける」まで行かずとも、「テーブルを指でコツコツ叩く」「[[手札]]などをパシパシと音を立てていじる」などは案外多くのプレイヤーが無意識にやっていたりする。この程度なら上記のようにゲーム進行を妨げたり法令に抵触したりはしないものの、「音が気になって不愉快だ」というプレイヤーも少なくないので、やはりマナーの問題として慎んだほうがいいかもしれない。 | *「テーブルを思い切り殴りつける」まで行かずとも、「テーブルを指でコツコツ叩く」「[[手札]]などをパシパシと音を立てていじる」などは案外多くのプレイヤーが無意識にやっていたりする。この程度なら上記のようにゲーム進行を妨げたり法令に抵触したりはしないものの、「音が気になって不愉快だ」というプレイヤーも少なくないので、やはりマナーの問題として慎んだほうがいいかもしれない。 | ||
**ちなみに、上記の行為を処罰する[[Cardpecker]]や[[Stop That]]というカードがある。 | **ちなみに、上記の行為を処罰する[[Cardpecker]]や[[Stop That]]というカードがある。 | ||
+ | *なお、カジノゲームにおいては「台を叩く」行為に独自の意味を持つため、カジノゲーム出身者が行った場合、上記とは全く異なる意味を持つ。「テーブルを指で叩く(大抵は2回叩く)」は、ポーカーでは「チェック(パス)」または「スタントパット(ディスカードとドローを行わない)」を意味するので、マジックでは「優先権またはターンのパス」「キープ」「ドローステップのスキップ」の宣言をこの行為で代替しようとしてる可能性があるし、ブラックジャックでは「ヒット(ドロー)」を意味する。「拳で台を(2回)叩く」行為は大抵のゲームで「ドロー、プッシュ、タイ(いずれも引き分けの意味)」を意味するので、「戦闘(コンバット)の引き分け」「ゲームの引き分け」「インテンショナルドローの成立」の宣言を意味している可能性がある。ただし、彼らが習慣として台を「殴打」することはあっても、「強打」することは決してない(だいたい、音が出る程度の強度であり、台が揺れるような叩き方はしないはずである)。また、平手や掌底で叩くこともない(いかにカジノゲーム出身者でも、平手で台を叩くのは威嚇以外の意味は持たない)。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] |
2016年2月7日 (日) 00:39時点における版
台パンとは、机などを激しく叩いたり蹴ったりすること。「台(テープル)にパンチする」もしくは「台をパンパン叩く」の略。台バンと呼ばれることも多いが、そちらは台パンよりもさらに激しい殴打、あるいは机などの脆弱な部位を狙って台の破壊を試みるというニュアンスと受け取られることもある。より悪質な行為として、テーブルの底面を殴る(蹴り上げる)、台をひっくり返すいった行為も含まれる場合もある。
マジックのプレイ中に台パンを行うと、衝撃でライブラリーが崩れたり、並べたカードが乱れて戦場その他の状態がわからなくなったりなど、ゲームの進行に重大な影響を与える危険性がある。またそうでなくとも単純に、対戦相手に対して暴力的な威嚇行為をすることにあたり、極めて非紳士的な行為とみなされる。
大会などの場合、当然処罰の対象であり、ゲームの敗北や失格処分、資格停止(サスペンドリスト入り)などの極めて重い罰則が与えられる可能性もある。カジュアルプレイにおいても、例えばショップのデュエルスペースでは他のプレイヤーや見学者などに不快感を与えるため、店への出入り禁止などの対象になるだろうし、極端な場合、器物損壊罪・暴行罪・脅迫罪などに問われる可能性もある。知的ゲームであるマジックにおいて、DCIは暴力的な行為には厳しく対処する傾向にあり、プレミアイベントで実行するとlifetime(一生涯)の資格停止を受ける可能性もある。
- 「テーブルを思い切り殴りつける」まで行かずとも、「テーブルを指でコツコツ叩く」「手札などをパシパシと音を立てていじる」などは案外多くのプレイヤーが無意識にやっていたりする。この程度なら上記のようにゲーム進行を妨げたり法令に抵触したりはしないものの、「音が気になって不愉快だ」というプレイヤーも少なくないので、やはりマナーの問題として慎んだほうがいいかもしれない。
- ちなみに、上記の行為を処罰するCardpeckerやStop Thatというカードがある。
- なお、カジノゲームにおいては「台を叩く」行為に独自の意味を持つため、カジノゲーム出身者が行った場合、上記とは全く異なる意味を持つ。「テーブルを指で叩く(大抵は2回叩く)」は、ポーカーでは「チェック(パス)」または「スタントパット(ディスカードとドローを行わない)」を意味するので、マジックでは「優先権またはターンのパス」「キープ」「ドローステップのスキップ」の宣言をこの行為で代替しようとしてる可能性があるし、ブラックジャックでは「ヒット(ドロー)」を意味する。「拳で台を(2回)叩く」行為は大抵のゲームで「ドロー、プッシュ、タイ(いずれも引き分けの意味)」を意味するので、「戦闘(コンバット)の引き分け」「ゲームの引き分け」「インテンショナルドローの成立」の宣言を意味している可能性がある。ただし、彼らが習慣として台を「殴打」することはあっても、「強打」することは決してない(だいたい、音が出る程度の強度であり、台が揺れるような叩き方はしないはずである)。また、平手や掌底で叩くこともない(いかにカジノゲーム出身者でも、平手で台を叩くのは威嚇以外の意味は持たない)。