利用者:京狐

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京狐(みやこ)といいます。ドクターフーが好きです。多分、いろんなものが世の中に出てもドクターフーの更新をしている人です。
 
京狐(みやこ)といいます。ドクターフーが好きです。多分、いろんなものが世の中に出てもドクターフーの更新をしている人です。
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;Q、ストーリー解説でリンクにめっちゃ動画上がってるけど違法じゃないの?
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:A、BBCがDVDの販促やSNSの活性化の ためにアップしています。商用じゃない限り大丈夫です。
  
==初代ドクター==
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追伸、誤字脱字の訂正本当にありがとうございます。
  
ドクター・フーシリーズの最初のドクター。
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=sandbox=
ただし初期設定ではドクターは地球人だったため、タイムロードとしての設定はすべて後付けで行われている。逆説的に言えば膨大な追加設定が存在する余地があるドクターでもある。
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*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー基本土地]]
当時の古いテープを廃棄する方針により、134のエピソードのうち44話が完全に消去されたか、もしくは部分的な欠落が存在し、コンパニオンの中には今ではどんな活躍をしていたのか知ることが出来ない者も存在する。
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*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード]]
最初は子供むけの番組で始まったため、[[地球外から来た子供/An Unearthly Child]]、"Marco Polo"といった「歴史もの」と"The Daleks"、"The Keys of Marinus"のような「SFモノ」を交互に放送するコンセプトで始まった。しかし[[ダーレク]]の人気でSF作品としての側面が出始め、この法則は徐々に変化していく。また、第1話の放送は1963年11月23日で、[[wikipedia:ja:ケネディ大統領暗殺事件|ケネディ大統領暗殺事件]]の翌日であったため視聴率が低く、一時はキャンセルも検討されたが、翌週に再放送を行い2話連続放送するという、当時では画期的な放送形態をとった。ちなみにドクター・フー初回放送の日は、日本では[https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009030052_00000 宇宙放送](今でいう衛星中継)が始まった日でもある。
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*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_タイミーワイミー]]
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*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_パラドックスパワー]]
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*[[利用者:京狐/sandbox_ドクター・フー再録カード_悪の支配者]]
  
初代ドクターは孫娘、[[スーザン・フォアマン/Susan Foreman]]とともに旅をしていたが、娘が通う高校の教師、[[イアン・チェスタトン/Ian Chesterton]]と[[バーバラ・ライト/Barbara Wright]]がスーザンに興味を示して尾行し、ターディスを見つけられてしまい、成り行きで二人を連れて旅に出るところからこの物語は始まる。
 
その後コンパニオンは4年間、3つのシーズンで非常に細かく入れ替わる。カード化されていないコンパニオンが圧倒的に多いため、変遷を簡単に列記すると以下の通り。
 
:イアン、バーバラ、スーザン
 
:イアン、バーバラ、25世紀の孤児の少女、ヴィッキー
 
:23世紀の宇宙飛行士、スティーブン・タイラー、ヴィッキー
 
:スティーブンタイラー、トロイア戦争時代の侍女カタリナ。ただし、2エピソードでカタリナが死亡したのち、入れ替わりで40世紀の科学者、サラ・キングダムが1エピソード限り加わり、サラも死亡する。
 
:スティーブン・タイラー、[[Wikipedia:ja:サン・バルテルミの虐殺|サン・バルテルミの虐殺]]を逃れた16世紀の少女、ドードー・チャプチェット
 
:スティーブン、ドードーの順で1エピソードおきに降板、現代ロンドンのカップル、ベン・ジャクソンとポーリー・ライト(ベンとポリー)をコンパニオンとする。
 
その後、The Tenth Planetで初登場した[[サイバーマン]]と戦い、そのさなかで負傷したドクターは老衰と共に死亡し、[[2代目ドクター/The Second Doctor]]に再生する。
 
  
初代ドクターは最初は頑固で偏屈な老人として描かれているが、イアンとバーバラとの旅を経るにつれて仲間を大切にする好々爺になり、ターディスの家長のような振る舞いをするようになる。
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==どうやってもどこにも入らないけど、知ってると言いたくなる豆知識 うまくいったらどこかにねじ込む==
当時はまだターディスの行き先はランダムだったため、"The Chase"でイアンとバーバラがダーレクのタイムマシンを使って現代に帰ろうとしたときは、「ダーレクのタイムマシンは危ない」という嘘をついたが、ヴィッキーにとがめられて、二人を元の時代に帰す一幕がある。
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*10代目ドクターを演じたデビット・テナントはハリーポッターシリーズではバーテミウス・クラウチ・ジュニアを演じていた。なのでシェイクスピアが出てくる回ではJKローリングの名前と、ハリポタの呪文を詠唱する場面がある
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*2代目ドクターを演じたパトリック・トラウトンの孫も俳優で、ハリポタでダドリー・ダーズリーを演じていた。
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*Planet of Fireの撮影中、ペリ・ブラウンとヴィスラー・ターローの俳優は宿で飼ってた亀を勝手に海に放って通報された
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*でも撮影中は真冬のイギリスだったため、ニコラ・ブライアントは凍傷と肺炎になった
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*ペリはいわゆるセクシー要員で、プロデューサーが「彼女はよくレオタードやビキニを着ることになる。多くのお父さんが『ドクター・フー』を見ているし、きっとニコラを気に入ってくれるはずだ」と語った。今なら大炎上しそうだが、1984年はゆるかった。
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*チーターの星でチーター人間と共演したエース役のソフィー・アルドレットは猫アレルギー
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*The Abominable Snowmenというエピソードに登場する[https://tardis.fandom.com/wiki/The_Abominable_Snowmen_(TV_story)?file=Absnow3.jpg 雪男][https://tardis.fandom.com/wiki/Robot_Yeti?file=Robotic_Yeti.jpg ロボット]はとてもかわいい。しかしジェイミーやドクターはガチで怖がっているためとてもシュール。このエピソードはほとんど削除されているため、[https://tardis.fandom.com/wiki/The_Abominable_Snowmen_(TV_story)?file=An_Abominable_Confrontation%21_-_The_Abominable_Snowmen_-_Doctor_Who アニメーション]で再現されている。実はとんでもない誤植がある[[大知性体の策謀/Great Intelligence's Plan]]の「大知性体」(グレート・インテリジェンス)が初登場したエピソードのため、いずれこの節はねじ込まれる。
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*大知性体よりマシーンのほうが目立ってしまい、またそのエピソードも多々ある。特にこのマシーンの着ぐるみを着た人が谷底まで転がり落ちて、スタッフ一同「え?死んだ?」と思って捜索したらフカフカな着ぐるみのおかげで助かった逸話がある。また撮影期間中は雨が降り続けたため、ヴィクトリア・ウォーターフィールド役の俳優は撮影の合間はずっと着ぐるみに抱き着いていたという。
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*シルベスター・マッコイはSurvivalで伝説のNGシーンがある。正確にはNGではなくてマッコイのお茶目な一面で、ドクターの制止を聞かずにエースが去った後ものすごい剣幕でアドリブの台詞を喋る。"WILL YOU F***ING STAY STILL!"は草。
  
黎明期で絶頂的な人気を博し、ウィリアム・ハートネルを一躍国民的な俳優にした。特に子供からの人気はすさまじかったものの、健康状態が悪化してセリフを覚えることもままならなくなり、パトリック・トラウトンを後継者に指名、役を降りる決意をする。これが[[タイムロードの再生]]の起源となった。しかし初代ドクターの再生シーンは元のテープは存在せず、[https://www.youtube.com/watch?v=pmXoHKzp4Lc 30秒程度]しか残っていない。これは子供向けの番組にテープを貸したところ、テープがなくなってしまったためである。今日見れる再生シーンはその子供番組用に編集された数秒程度のドクターの再生シーンのみである。
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ところでマスターのテンプレの並び順をとても変えたい。
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催眠マスター、再誕マスター、増殖マスター、ミッシー、スパイマスターの順。
  
冒頭で述べたように後から膨大な追加設定が存在するドクターである。とくに'''初代ドクター'''とあるが、[[フラックス/The Flux]]で明かされたタイムロードの起源により、ドクターは幼少の頃別な次元から到来し、テクテユンという女性科学者がドクターを元に作り出した種族がタイムロードであることが判明する。つまりドクターこそタイムロードの始祖だった。
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*エイリアンの定義は。とても微妙と言う話
さらにタイムロードの12回までの再生上限は、テクテユンがタイムロードを作る時のリミットでしかなく、ドクターは初代ドクターに至るまで遥かに多い回数の再生を経験していた。初代ドクターに至る間の姿が[[逃亡ドクター/The Fugitive Doctor]]であり、また一度地球上に赤子の状態で落とされ、60年近く人間としての生涯を全うしたのち、記憶を消されて母性に回収されていた。
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ニッサ、アドリック、リーラは厳密には地球人ではないため、狭義ではエイリアンである。ターローはトリオンという種族だが、エイリアンではなく単に「ならず者」となっている。サイルリアンはトカゲ・戦士だが、サイルリアンが進化して枝分かれしたシー・デビルはエイリアンである。
その後何らかの経緯でタイムロードの母星、ギャリフレイで過ごし、息子あるいは娘を授かり、孫娘のスーザン・フォアマンが生まれ、タイムロードの官僚的で閉鎖的な文化を嫌い、故障したターディスに乗って惑星から逃げることを決意した。
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;コンパニオン
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現在エイリアンはユニバースビヨンドではダーレクやサイバーマンのような「独立して取り上げるべき種族」は新たに作るが、その他マイナーで大勢なものはシナジーなどの影響からか、ひとくくりになっている。そのため、ダーレク族の生みの親であるダヴロスはエイリアンである(本来はサーレ族でどちらかといえば人類である)。
:[[スーザン・フォアマン/Susan Foreman]]
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:[[イアン・チェスタトン/Ian Chesterton]]
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:バーバラ・ライト
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:スティーブン・タイラー
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==[[並行世界への囚われ/Caught in a Parallel Universe]]==
:ヴィッキー
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イラストは旧シリーズのシーズン4の最終話、"Inferno"の一幕で、中央の男性がアリステリア准将、隣の女性が3代目ドクターのコンパニオン、リズ・ショウ/Liz Shawである。
:カタリナ
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ここでは新エネルギーの実験掘削区域で、噴き出たガスが人間を怪物化させている問題を解決してほしいと依頼を受けたドクターが、調査中にターディスのコンソールが異常作動し、並行世界に飛ばされてしまう。
:サラ・キングダム
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エネルギーの掘削が進んだ未来であるその世界では、イギリスはファシスト共和国となっており、親しい友人だったレスブリッジスチュワート(アリステア准将)は冷酷な将軍で、リズはその副官となっていた。しかしこの世界は過剰な掘削により崩壊に向かつつあり、ドクターはこの世界のリズとスチュワートを救うために奔走する。
:ドードー・チャプチェット
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:ベン・ジャクソン、ポーリ・ーライト(ベンとポリー)
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==[[再誕者、マスター/The Master, Formed Anew]]==
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[[倍賭け/Double Down]]、[[リトヤラの反射/Reflections of Littjara]]とは相性が良い。
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[[賢いなりすまし/Clever Impersonator]]、[[洞窟のハーピー/Cavern Harpy]]を追放しておくと、唱えるたび何らかのパーマネントのトークンを生成しつつ、マスターを洞窟のハーピーにすることで手札に戻す動きが可能となる。これにより何度か倍賭けかリトヤラの反射を増やし、マナアーティファクトをコピーすることで、青黒のマナを確保できれば無限ループができるようになる。フィニッシャーとしては[[豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury]]の無限コピーによる相手のライブラリーアウト、アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel]]の無限生成などで勝利することが出来る。
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[[催眠術師、マスター/The Master, Mesmerist|初代のマスター]]が"Frontier in Space"で3代目ドクターに敗れたのち、何らかの要因で死亡。本来[[タイムロード]]は再生する能力があるが、マスターはこの時点で再生数の上限を使いきっており、肉体は焼けこげた死体のような状態になり、死へと向かう。これを回避するべく、ラシロンのアーティファクトを強奪しようとするなど自身を生きながらえるために暗躍、惑星トラケンの貴族であるトレマスの肉体を乗っ取っり、自身の死をトレマスの肉体で死なせることで死を偽装した姿。
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初代→憑依体→このマスターと数えたときは3代目マスターにあたるが、後にも憑依状態になったことからマスターの数え方はあいまいで、ファンからは'''トレマスマスター'''と呼ばれている。
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旧シリーズを代表する、最も長い期間出演したマスター。初代マスターより宇宙にもたらした被害は甚大で無比であり、特に初登場時にはロゴポリス人がE-spaceに放出していたエントロピー放出装置を自身の過誤により破壊してしまう。これにより惑星トラケンを含む複数の惑星が破壊され、(故意ではないとはいえ)数億近い無辜のロゴロポリス人およびトラケン人が死亡する。トレマスの娘でドクターのコンパニオンである[[トラケンのニッサ/Nyssa of Traken|ニッサ]]はトラケン人唯一の生き残りとなり、深い憎悪を抱かれている。
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さらに宇宙の崩壊を止めるためにパラボラアンテナで放出装置を安定さようと奔走する4代目ドクターを騙して妨害を行い、ドクターを転落死させる。これにより4代目ドクターは5代目ドクターに再生した。
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その後ドクターを人造世界カストロヴァルアヴァに幽閉しようと企むが失敗し、何処かへと去った。その後は5、6,7代目ドクターと相対する敵として幾度も登場し、アンソニー・エインリーの飄々とした演技も相まって人気を博した。
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ドクターに対しては完全に悪意を持って接していない部分もあり、"The Five Doctors"([[5人のドクター/ The Five Doctors]])でデスゾーンに囚われたドクターを救出する代わりに、新しい再生サイクルをタイムロード評議会から与えられ、サイバーマンと戦いながら救出に向かう場面がある。とはいえその時も二重三重に策略を練っていた。
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旧シリーズ最後の登場は旧シリーズ最終話、"Survival"である。ここでは地上の生物をすべてチーターに変えてしまう奇妙な[[チーターの星/The Cheetah Planet|惑星]]で、生きながらえるためにチーター人たちを恐怖で支配し脱出を試みる。地球から飛ばされてきた7代目ドクターとエースと対峙し、ドクターを殺害する間際で強制的に崩壊する惑星に戻されて生死不明となった。
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その後8代目ドクターのストーリーの冒頭ではダーレクによって処刑されて遺灰となっていたことが明らかとなる。ここでマスターは再び憑依体に戻り、ターディスを操って7代目ドクターが死亡するきっかけを作ることになる。
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憑依体としての姿は通常版{{Gatherer|id=634666}}の背後に亡霊のように映り込んだ顔のように表現されている。
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==[[別世界への追放/Banish to Another Universe]]==
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イラストはArc of Infinityに登場する、タイムロードの創始者で反逆者であるオメガ。かつてラシロンと共に反物質の研究をしていたところ、超新星爆発により異世界に吹き飛ばされ、元の世界に戻ることが出来なくなってしまった。ラシロンが不死性に執着したのに対し、オメガは高い知性と先見性を持ったタイムロードであり、反物質世界で自分の世界を作り出すほどだった。しかし次第に狂気に蝕まれ、タイムロードたちが自分を見捨てたと考えるようになり、"Three Doctors"でドクターたちを罠に嵌めて脱出を目論んだが失敗し、以降強い恨みを抱えていた。
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Aec if Infinityでは5代目ドクターの遺伝子情報を収集し自身をドクターに近い存在に変えることで、極性を反転させることで脱出を目論んだ。
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==エース==
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地球出身の18歳の少女。
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エース/Aceはあだ名で本名はドロシー/Dorothy。セカンドネームはテレビシリーズでは明かされず、作品によってはゲイル/Gale、マクシェーン/McShaneとするものがあり、定かではない。
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アイスステーションで豪放な冒険家サバロムグリッツのウェイトレスをしていたところを、[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]とコンパニオンのメル・ブッシュと共に出会う。
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このエピソードでメルはサバロム・グリッツ意気投合し、共に新たな旅に出ることを決意したため、その後継としてコンパニオンになる。
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ドクターのことは「教授/Professor」と呼ぶ。
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エースはロンドンのペリヴェール出身であり、祖母は軍人の家系であった。しかし母とは折ありが悪く学校でも不良行為を重ね、ペリヴェールの古い屋敷を放火したり、学校では美術室を手製の爆弾で爆破して退学になるなど、社会的にも過激な態度をとっていた。彼女のクリーチャータイプが[[レベル]]であるのは、社会秩序に対してシンプルに反逆していることが反映されている。
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科学試験はOレベル(Ordinary Levelの略。中等修了試験。日本では高校生相当の試験)でも不合格だったものの、爆薬に対して独自の知識があり、ドクターとの旅では「ニトロ9」と名付けた手製の爆弾はしばし役に立った。ダーレクとの闘いで折れるまでは[[エースの野球バット/Ace's Baseball Bat|バット]]も武器として持っていた。
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(ちなみにイギリスではこの放送年の3年ほど前に爆発物規制法が出来ているため、同様の行為をした場合は最高で終身刑が課せられる)
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経歴はかなり過激であり問題児だが、それは幼少期に幼馴染が人種差別の攻撃で家を焼きだされたことにショックを受け、自身をタフな外見で固めようとした結果である。ワッペンがいくつも縫い付けられた黒いジャケット、黒のミニスカートに、赤い稲妻のラインが入った黒いストッキングをユニフォームとしている。
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しかし基本的にはやや短気な部分は否めない。手製の爆弾を製作中に時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ、宇宙のかなたに飛ばされてしまい、食いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、中身を客の頭にかけてクビになった。
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一方でエイリアンに襲われても物おじはせず、積極的に戦う戦士として描かれている。スタントを用いているものの、ハードなアクションシーンが多くあり、新シリーズを含めても、サラ・ジェーン・スミスやローズ・タイラーに並ぶ人気の高いコンパニオンである。
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また、一見して破綻している謎めいた部分をシリーズ展開で明らかにしていいくストリーアーク、という後のクララ・オズワルドやリヴァー・ソングのような「コンパニオンのほうがドクターより謎めいている」という設定の先駆けとなる。本来の脚本の予定であれば人間でありながらタイムロードになる試験を受け、ギャリフレイで後の人生を過ごす予定だったものの、旧シリーズ自体が視聴者数の低下に歯止めがかからず、打ち切りが決定してしまったため、描かれないまま終わってしまった。そのため、ドクターと別れた経緯は不明だが、のちに何らかのフォールアウトが発生して別れたと語っている。少なくとも7代目ドクターが8代目ドクターに再生する映画版の冒頭にはターディスに乗っておらず、7代目ドクターは一人でマスターの遺骨を運んでいた。
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旧シリーズと新リーズの間の動向はサラのスピンオフで語られ、慈善事業団体のリーダーとなっていたようで、多額の寄付を集めているという。新シリーズでは13代目ドクターの最後のエピソード、The Power of Doctorでケイト・スチュワートからUNITのフリーランサーとしてスカウトされ、ティーガン・ジョヴァンカと共に再登場。ドクターと再会する。"Farwell,Sarah Jane"ではサラの葬儀に参列し、K-9を預かった。
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Tales of Tardisでは7代目ドクターと再会し、ドクターから改めてフェンリックの呪いのエピソードの時に取った行動について謝罪を受けた。
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;同行したドクター
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:[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]
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(載りらなかったよもやま話)
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エースのキャラクターデザインは多分に当時のサッチャー政権に対する批判が見て取れる。特に若年者層の失業者が増え、日がな一日麻薬を刷っている若者がその辺にたむろし、さらにアイルランドでは独立勢力がテロを起こし、サッチャー首相を爆弾テロで殺害しようとする事件も起きている。7代目ドクターのメルのエピソードの一つに、ハピネスパトロールはサッチャー政権そのものを強く批判している。
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エースのストーリーアークも、社会不適合者の若者が「教授」と呼ぶべき人物に出会い、まったく別な環境で己の生きる場所を見つけていくという、一つの成長物語だったこともうかがえる。
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また25周年記念のエピソードでは1963年、初代ドクターが旅立った数か月後のコールヒル高校にダーレクが派閥争いを抱えて、学校を破壊しまくるエピソードなど、かなり攻めた内容であった。
  
 
=Rose Noble=
 
=Rose Noble=
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"Star Beast"で地球外生命体、[[The Meep|ミープ]]を拾い匿っていたが、母に見つかってしまう。
 
"Star Beast"で地球外生命体、[[The Meep|ミープ]]を拾い匿っていたが、母に見つかってしまう。
 
14代目ドクターと共にミープを追跡してきたラース・ウォーリーアーズからの逃亡を手伝う。しかしラース・ウォーリアーズが一切攻撃や武装をしていないことに気づいたドクターに問い詰められたミープが、その本性を現すとUNITの兵士を操り捕虜にされてしまう。さらにミープは宇宙船を起動しロンドンを破壊する意志を明確にする。
 
14代目ドクターと共にミープを追跡してきたラース・ウォーリーアーズからの逃亡を手伝う。しかしラース・ウォーリアーズが一切攻撃や武装をしていないことに気づいたドクターに問い詰められたミープが、その本性を現すとUNITの兵士を操り捕虜にされてしまう。さらにミープは宇宙船を起動しロンドンを破壊する意志を明確にする。
状況を打破するためにドクターは[https://gatherer.wizards.com/Pages/Card/Details.aspx?printed=true&multiverseid=634714 ドナの記憶を戻す]ことを余儀なくされ、記憶を解放するが、それを受け継いでいたローズのタイムロードメタクライシスも解放され、UNIT兵士の洗脳を解除した。
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状況を打破するためにドクターはドナをドクター・ドナの状態に戻すことを余儀なくされ、記憶を解放するが、ローズのタイムロードメタクライシスも解放され、UNIT兵士の洗脳を解除した。結果的にローズが負担を分散していたことでドナの命は助かった。
  
 
"The Giggle"の終盤では、ノーブル家に家族として迎えられた14代目ドクターに、他の家族に内緒で火星に連れて行って貰った。ドクターのことは叔父として慕っている。
 
"The Giggle"の終盤では、ノーブル家に家族として迎えられた14代目ドクターに、他の家族に内緒で火星に連れて行って貰った。ドクターのことは叔父として慕っている。
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その続きで2006年クリスマススペシャル「[[ja.wikipedia:消えた花嫁|消えた花嫁]]」に出演。
 
その続きで2006年クリスマススペシャル「[[ja.wikipedia:消えた花嫁|消えた花嫁]]」に出演。
 
10代目ドクターと共にラクノスの陰謀を阻止し、ラストシーンで旅の同行者に誘われるが断った。その後はしばらくは就職先を探していたが、徐々にドクターの誘いを断ったことを後悔しはじめ、彼について調べるうちにアディポーズ社の事件に行き当たり、同じく潜入捜査をしていたドクターと再会。新シリーズでは[[ローズ・タイラー/Rose Tyler]]と[[マーサ・ジョーンズ/Martha Jones]]に次いで3人目のコンパニオンとなる。
 
10代目ドクターと共にラクノスの陰謀を阻止し、ラストシーンで旅の同行者に誘われるが断った。その後はしばらくは就職先を探していたが、徐々にドクターの誘いを断ったことを後悔しはじめ、彼について調べるうちにアディポーズ社の事件に行き当たり、同じく潜入捜査をしていたドクターと再会。新シリーズでは[[ローズ・タイラー/Rose Tyler]]と[[マーサ・ジョーンズ/Martha Jones]]に次いで3人目のコンパニオンとなる。
ローズやドナはドクターに対して恋心を抱いてたが、ドナは対等な友人関係と呼ぶのが適切である。演じていた俳優の[[キャサリン・テイト]]が当時40歳であり、年齢設定もそれに準じたものであったため、行く先で夫婦扱いされてはお互い否定する場面が何度かあった。
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ローズやマーサはドクターに対して恋心を抱いてたが、ドナは対等な友人関係と呼ぶのが適切である。演じていた俳優の[[キャサリン・テイト]]が当時40歳であり、年齢設定もそれに準じたものであったため、行く先で夫婦扱いされてはお互い否定する場面が何度かあった。
  
 
気性はやや激しやすくドクターと言い合いになりがちだが、基本的には互いに信頼を置いている。理不尽な状況や罵倒などには、3倍以上の勢いでまくしたてる。
 
気性はやや激しやすくドクターと言い合いになりがちだが、基本的には互いに信頼を置いている。理不尽な状況や罵倒などには、3倍以上の勢いでまくしたてる。
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つまり、リヴァーソングの物語は逆行しており、彼女の主観時間と視聴者の主観時間の時系列順は大きく異なる。
 
つまり、リヴァーソングの物語は逆行しており、彼女の主観時間と視聴者の主観時間の時系列順は大きく異なる。
 
ドクターにとっては基本的にすべて未来の出来事で、彼女の日記にはこれから起こることが書かれてるため、未来について聞かれると「ネタバレよ」と返す。
 
ドクターにとっては基本的にすべて未来の出来事で、彼女の日記にはこれから起こることが書かれてるため、未来について聞かれると「ネタバレよ」と返す。
 
 
==ジェイミー・マククリンモン==
 
ジェームズ・マククリンモンは18世紀初頭、スコットランドのマクレオド族の笛吹きの一族で、ジャコバイト(反イングランド王国軍)の戦士。スコットランドの伝統的な笛吹きの衣装を着ているため、スカートを履いているが男性である。明確な年齢表記はないが、おそらく20代前半と思われる。
 
表記ゆれが存在し、マクリモン(Macrimmon)、マククリモンド(McCrimmond)という表記が存在する。
 
フレイバーテキストになっている彼の雄たけび、「Creag an tuire!」はスコットランドのゲール語で、スコットランドの氏族の象徴的な合流地、「イノシシの岩(the "Boar's Rock")」を意味する。
 
 
ドクターとの出会いのエピソード"Highlanders"はすべての映像が消去され、音声のみが残っている状態であるため、コンパニオンになった詳細な経緯は不明である。当時の視聴者の記憶や資料から再現されたあらすじによれば、カロデンの戦いはスコットランドの反乱軍ジャコバイトに対して王国側が大規模な虐殺を行ったことで知られ、ジェイミーと仲間たちはその中で捕虜となり奴隷として売り飛ばされそうになったところを、同じく捕虜になっていたドクターたちの機転で助けられた。物語最後にポリーからジェイミーをコンパニオンに誘われたという。
 
 
18世紀の青年だけあり未知の技術や生物に遭遇しても機敏に適応する反面、ヴィクトリア・ウォーターフィールドがヴィクトリア朝の末裔であることを知ると、彼女に対して敬愛を示し、彼女を助けることを最優先事項とするようになる。そのため、彼女と別れることになったときにはかなりショックを受けて落ち込み、ドクターに対して怒りだすほどだった。一方で直情的で単純な部分は、後から入ったコンパニオンのゾーイ・ヘリオッドから(よくわからない未来の理論で)言い負かされることが度々起きた。
 
 
知能派のドクターと戦士という組み合わせはドクター・フーによくマッチし後のシリーズにも、[[3代目ドクター/The Third Doctor]]と[[ジョー・グラント/Jo Grant]]、[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]と[[Leela, Sevateem Warrior/サバティームの戦士、リーラ|リーラ]]、[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]と[[恐れなき反逆者、エース/Ace, Fearless Rebel|エース]]といった組み合わせで見られるようになる。
 
 
※ちなみにwikipedia日本語版の「女王と狼男」の項目では笛吹(piper)を誤訳して長らく彼を「配管工」と訳したまま放置していたが、これは誤りである。
 
 
==アンドロザーニの洞窟==
 
==アンドロザーニの洞窟==
 
"The Caves of Androzani"
 
"The Caves of Androzani"
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※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)
 
※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)
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==ティーガン・ジョヴァンカ==
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カードデザインとしては同行した4代目ドクターと5代目ドクターは攻撃時誘発型能力を持っておらず、攻撃することにも長けていないが、これはニッサとの相性が考慮されている。
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ニッサと共に攻撃をすると、互いが死なないように補い合うようにデザインされている。そのためドクターよりもニッサと相性が良いというかなりレアな統率者でもある。
  
==6代目ドクター==
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ティーガン・ジョバンカ/Tegan Jovankaは1981年のオーストラリア・エア航空会社に勤務するスチュワーデス(現在でいうところのフライトアテンダンド)。
5代目ドクターがアンドロザーニの洞窟で、コンパニオンのペリ・ブラウンを助けるために死亡し、再生した姿。
+
小説によれば出生が1960年であるため、初登場の"Logopolis"では21歳。オーストラリア先住民の言葉を流暢に話し、重火器の扱いの心得がある。
この"アンドロザーニの洞窟"のストーリーは史上最高のドクターフーのストーリーとして読者投票で一位を獲得したが、6代目ドクターの最初のストーリー、"The Twin Dillenma"は同じ投票で最下位を獲得し、史上最低のストーリーと批判されるほど評価の低い、波乱の幕開けから始まったドクターである。(ドクター・フーマガジンの400号記念企画)
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再生直後のドクターは錯乱からペリの首を絞めようとするというショッキングな行動に出る。正気に戻ったドクターは、このままでは自分がもっと多くに人数を傷つけてしまうと思い、なぜか傷つけたペリともども人けのない惑星で隠棲しようとする。さらにペリも何故かターディスを降りるという選択肢を取らないという、すべてが支離滅裂なストーリーから開始する。<ref>のちに新シリーズの脚本家はこのストーリーを引用して、ドクターフーの「終わりの始まり」と評した。また当時は一つのエピソードが4話前後の構成で放送されていたたため、この脚本が1か月続いた。</ref>
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新しい勤務先であるヒースロー空港に向かう途中、叔母の車のタイヤがパンクし、助けを求めるために入った交番がターディスで、[[数学の天才、アドリック/Adric, Mathematical Genius|アドリック]]と[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]に[https://www.youtube.com/watch?v=TotMWCvE37A 鉢合わせする]。
その後のペリとドクターの関係は基本的に険悪で、「言葉のスパーリング」とまで比喩されるようなやり取りが多くあるが、ペリも一応は命の恩人であるので完全に突き放したりはしなかった。しかし、この暴力的で傲慢なドクターと仲の悪いコンパニオンというコンセプトは視聴者に受け入れられず、視聴者数は下降線を辿る。もともと5代目ドクターの末期には人件費削減のためコンパニオンを一人に減らすなど、予算削減が進んでいた。コストをかけずに新しいことをしようとした結果、珍妙なカラーリングの服装とメンヘラチックな性格のドクターが完成してしまったのである。
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その後交番の外で叔母がマスターによって縮小されて殺害された状態で見つかり、マスターの企みに巻き込まれる。このエピソードの最後にドクターはマスターとの戦いでアンテナから落下し死亡、[[トラケンのニッサ/Nyssa of Traken|ニッサ]]、アドリックとと共に[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]への再生を見届ける。
  
結果的に視聴者数は打ち切り寸前まで落ち込んだため、BBC上層部は18か月間の中断期間とプロデューサーの入れ替えという大鉈をふるい、シリーズを強制的にシーズン23に移行する。「タイムロードの試練」という新シリーズの間で、ペリはイルカノス王に助けられて恋に落ち結婚、ドクターと別れていた。さらにドクターは新しいコンパニオン、メル・ブッシュ(本名、メラニー・ブッシュ/Melanie Bush)
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ティーガンは年長者としてドクターを手当てするため、なんとかターディスまで連れていく。再生サイクルに入ったドクターは昏倒して動けないが、マスターの策略により人造世界カストロヴァルアヴァにターディスは飛ばされてしまう。これ以降、ドクターが再覚醒したのちも「ヒースロー空港に戻りたいが戻れない」状態が続く。前半のティーガンは史上初の「ターディスを降りたくて仕方がないコンパニオン」である。しかしターディス自体もあまりドクターの言うことを聞かない他、マスターの介入や全宇宙の危機などの様々な事件のせいでなかなか空港に戻ることが出来なかった。ドクターに空港に戻ることを忘れられないよう、最初はスチュワーデスの制服を着たまま旅をしていたほどである。
と旅に出ていたことが発覚する。ただしメルとはどのような経緯でコンパニオンになったのかは描かれていない。しかし人気は復帰せず、むしろ視聴者数は中断前を下回る。上層部はコリン・ベイカーを降板させて新しいドクターにすることを決定する。そのためシーズン24の一話唐突に[[ラニ/The Rani]]にターディスを追撃されて[[7代目ドクター/The Seventh Doctor]]に再生するシーンから始まる。
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演じていたコリン・ベイカーは思うところもあったのか、精力的にオーディオドラマに出演した。
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この旅の中でコンパニオンたちとの交流を通して心変わりをしていく。ニッサとは親友となったほか、若く生意気な面があるアドリックに対して最初はきつく当たる場面もあったが、徐々に打ち解けていく。
珍妙なカラーリングの服装は青を基調とした落ち着いたカラーリングのものに修正され、強引な性格も新しいコンパニオンとの出会いを経て精神的な成長を遂げ、ほぼ別人のようなキャラクターになった。思慮深く思いやりに満ちたキャラクターは好感度が高く、コリン・ベイカーは最も人気のあるオーディオ・ドラマ俳優に選出された。
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しかし"Earthshock"でアドリックが犠牲となった際には今すぐターディスで戻りアドリックを救うべきだと主張するがドクターに退けられ、一時ドクターとの関係に溝が生まれる。次のエピソードでターディスがついにヒースロー空港に到着したため、そのエピソードの最後にドクターたちはティーガンを置き去りにしていく。残されたティーガンは1年間スチュワーデスとして勤務したが、過激なクレームを立てた乗客を殴り飛ばしてしまい、解雇される。時を同じくしてタイムロードの始祖で反逆者であるオメガの陰謀に巻き込まれ従兄が行方不明になり、オメガによって人質にされる。ここでドクターと再会、事件を解決した後再び旅に同行する。
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その後は活発かつ胆力の強さから周囲を鼓舞する姿を「ブレイブ・ハート、ティーガン」とドクターから呼ばれる。惑星テヴァ・ロカ/Teva Lokaでは[[マーラによる誘惑/Ensnared by the Mara|マーラ]]に寄生される憂き目に遭うなど困難に直面するが、仲間との絆で乗り越えていく。後半ではニッサと別れ、[[ヴィスラー・ターロー/Vislor Turlough]]とアンドロイド型のコンパニオン、カメリオンが加わる。しかし"Resurrection of the Daleks"で起きた[[ダーレク]]の虐殺にショックを受け、これ以上旅を続けることにストレスを感じてターディスを降りた。
  
このオーディオドラマと短編小説の中で、ペリとの仲は完全に修復される。ペリはイルカノス王の結婚後、女王となるが夫に先立たれた後、[[ターディス/TARDIS|原因不明]]の失踪をし、王家最大の謎と嘯かれていた。このストーリーラインは史実に反映されたらしく、DVDのトレイラーで
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その後の足跡は新シリーズでも断片的に語られており、DVDコレクションの特典映像では航空会社の社長になっていたことが判明する。
[https://www.youtube.com/watch?v=dspgDvP7pA8 映像化される]。そこでは晩年のペリがソルス・アルファ星に帰還し、イルカノス王墓に祈りを捧げていた――そしてーディスから6代目ドクターの声が響く……
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親友だったニッサとは情熱的な感情を互いに持っており、"Sarah Jane Adventure"のサラの葬儀に二人で現れ、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。このことからニッサが地球に来ていたこともここで初めて明かされた。
  
;コンパニオン
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新シリーズではBBC100周年記念番組で、[[13代目ドクター/The Thirteenth Doctor]]の最後の物語、"The Power of Doctor"に7代目ドクターのコンパニオン、[[恐れなき反逆者、エース/Ace, Fearless Rebel|エース]]と共に再登場しドクターと再会する。作中でサイバーマンに囲まれた際にドクターに「こんなとき、何を思い出す?」と問いかけ、ドクターは「アドリック」と答えた。
:[[ペリ・ブラウン/Peri Brown]]
+
:メル・ブッシュ/Mel Bush
+
  
==脚注==
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;同行したドクター
<references/>
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:[[4代目ドクター/The Fourth Doctor]]
 
+
:[[5代目ドクター/The Fifth Doctor]]
==4代目ドクター==
+
3代目ドクターが「雲の惑星」で致死量の放射線を浴びて再生した姿。
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初めてドクターの再生を見たサラ・ジェーンは涙を流し、「泣くな…サラ・ジェーン……」と言い遺した余韻もつかの間、突如チベットの僧侶風のタイムロード、チョー・ジェ(cho-je)がテレポートしてきて、([https://www.youtube.com/watch?v=q6gRZ7iq4W4&t=18s 再生についてあれこれ説明してくれた])。(元はカンポというタイムロードが前の話で再生したもの。後に4代目の再生にかかわるウォッチャーのような存在)
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旧シリーズを代表するドクターであり、また1970年代のイギリスを代表する最も有名なSFドラマの主人公である。
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その人気は1974年のシリーズで平均視聴者数1000万人を記録したが(この時のイギリスの人口が5600万人前後で、視聴率換算すると常に17%以上)、この3年後にSFの金字塔といわれるスターウォーズが、翌年には未知との遭遇が公開。SFブームの到来で粗造濫造のSF作品が生まれた結果、ドクター・フーは時代遅れとなってゆき、ここをピークに視聴者数は右肩下がりになっていく。ドクターフーの絶頂と凋落の影の兆しを知るドクターでもある。
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ちなみに出演期間は7年で、新リーズを通してもこの年数を上回るドクターは存在しない。
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アメリカでも人気のドクターで、シリーズ化に結実しなかったものの、8代目ドクターのテレビ映画を作るきっかけとなる。
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3代目ドクターの時代に行われていたアクションは、親世代から子供番組にしては暴力的すぎるとの苦情があったため、徹底的にそうした描写を排除する方針を採った。4代目以降のドクターは基本的に知的だが戦う力はなく、アクションを行うのはコンパニオンの役割となっていく。
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4代目ドクターは何をするにしても奇想天外、しかし平和主義かつ正義漢な部分は変わらず持っており、それを侵害するものには容赦ない敵意を表すこともある。
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ストーリーでは「かつての伝説的な怪物が実はエイリアン」というような、ゴシックホラーとSFを融合させる試みがなされ、これは後のシリーズに継承されていく。
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ちなみに人気下降の原因としては脚本家が降板したことも原因である。渾身の集大成になるはずだった「シャダ」というストーリーは、まさに撮影中にBBCのストライキで中断の憂き目を見てしまい、そのままお蔵入りとなる。死の都をピークとし燃え尽き症候群になっていた脚本家はこれを不服とし、降板したのである。
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7年のシリーズだけあってそのコンパニオンの変遷も激しい。シーズンごとの変遷を簡潔に表すと以下の通り。
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**サラ・ジェーン・スミスとUNITの外科大尉、ハリー・サリバン
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**リーラとK-9
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**ロマーナとK-9
+
**(密航してきた)アドリック、ニッサ、ティーガン
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最終的にLogopoliceのマスターとの闘いにおいて、アンテナから落下して死亡する。ウォッチャーと呼ばれるドクターを見守る存在から再生エネルギーを受けて5代目ドクターに再生した。
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2024年9月23日 (月) 17:20時点における最新版

京狐(みやこ)といいます。ドクターフーが好きです。多分、いろんなものが世の中に出てもドクターフーの更新をしている人です。

Q、ストーリー解説でリンクにめっちゃ動画上がってるけど違法じゃないの?
A、BBCがDVDの販促やSNSの活性化の ためにアップしています。商用じゃない限り大丈夫です。

追伸、誤字脱字の訂正本当にありがとうございます。

目次

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[編集] どうやってもどこにも入らないけど、知ってると言いたくなる豆知識 うまくいったらどこかにねじ込む

  • 10代目ドクターを演じたデビット・テナントはハリーポッターシリーズではバーテミウス・クラウチ・ジュニアを演じていた。なのでシェイクスピアが出てくる回ではJKローリングの名前と、ハリポタの呪文を詠唱する場面がある
  • 2代目ドクターを演じたパトリック・トラウトンの孫も俳優で、ハリポタでダドリー・ダーズリーを演じていた。
  • Planet of Fireの撮影中、ペリ・ブラウンとヴィスラー・ターローの俳優は宿で飼ってた亀を勝手に海に放って通報された
  • でも撮影中は真冬のイギリスだったため、ニコラ・ブライアントは凍傷と肺炎になった
  • ペリはいわゆるセクシー要員で、プロデューサーが「彼女はよくレオタードやビキニを着ることになる。多くのお父さんが『ドクター・フー』を見ているし、きっとニコラを気に入ってくれるはずだ」と語った。今なら大炎上しそうだが、1984年はゆるかった。
  • チーターの星でチーター人間と共演したエース役のソフィー・アルドレットは猫アレルギー
  • The Abominable Snowmenというエピソードに登場する雪男ロボットはとてもかわいい。しかしジェイミーやドクターはガチで怖がっているためとてもシュール。このエピソードはほとんど削除されているため、アニメーションで再現されている。実はとんでもない誤植がある大知性体の策謀/Great Intelligence's Planの「大知性体」(グレート・インテリジェンス)が初登場したエピソードのため、いずれこの節はねじ込まれる。
  • 大知性体よりマシーンのほうが目立ってしまい、またそのエピソードも多々ある。特にこのマシーンの着ぐるみを着た人が谷底まで転がり落ちて、スタッフ一同「え?死んだ?」と思って捜索したらフカフカな着ぐるみのおかげで助かった逸話がある。また撮影期間中は雨が降り続けたため、ヴィクトリア・ウォーターフィールド役の俳優は撮影の合間はずっと着ぐるみに抱き着いていたという。
  • シルベスター・マッコイはSurvivalで伝説のNGシーンがある。正確にはNGではなくてマッコイのお茶目な一面で、ドクターの制止を聞かずにエースが去った後ものすごい剣幕でアドリブの台詞を喋る。"WILL YOU F***ING STAY STILL!"は草。

ところでマスターのテンプレの並び順をとても変えたい。 催眠マスター、再誕マスター、増殖マスター、ミッシー、スパイマスターの順。

  • エイリアンの定義は。とても微妙と言う話

ニッサ、アドリック、リーラは厳密には地球人ではないため、狭義ではエイリアンである。ターローはトリオンという種族だが、エイリアンではなく単に「ならず者」となっている。サイルリアンはトカゲ・戦士だが、サイルリアンが進化して枝分かれしたシー・デビルはエイリアンである。

現在エイリアンはユニバースビヨンドではダーレクやサイバーマンのような「独立して取り上げるべき種族」は新たに作るが、その他マイナーで大勢なものはシナジーなどの影響からか、ひとくくりになっている。そのため、ダーレク族の生みの親であるダヴロスはエイリアンである(本来はサーレ族でどちらかといえば人類である)。


[編集] 並行世界への囚われ/Caught in a Parallel Universe

イラストは旧シリーズのシーズン4の最終話、"Inferno"の一幕で、中央の男性がアリステリア准将、隣の女性が3代目ドクターのコンパニオン、リズ・ショウ/Liz Shawである。 ここでは新エネルギーの実験掘削区域で、噴き出たガスが人間を怪物化させている問題を解決してほしいと依頼を受けたドクターが、調査中にターディスのコンソールが異常作動し、並行世界に飛ばされてしまう。 エネルギーの掘削が進んだ未来であるその世界では、イギリスはファシスト共和国となっており、親しい友人だったレスブリッジスチュワート(アリステア准将)は冷酷な将軍で、リズはその副官となっていた。しかしこの世界は過剰な掘削により崩壊に向かつつあり、ドクターはこの世界のリズとスチュワートを救うために奔走する。

[編集] 再誕者、マスター/The Master, Formed Anew

倍賭け/Double Downリトヤラの反射/Reflections of Littjaraとは相性が良い。 賢いなりすまし/Clever Impersonator洞窟のハーピー/Cavern Harpyを追放しておくと、唱えるたび何らかのパーマネントのトークンを生成しつつ、マスターを洞窟のハーピーにすることで手札に戻す動きが可能となる。これにより何度か倍賭けかリトヤラの反射を増やし、マナアーティファクトをコピーすることで、青黒のマナを確保できれば無限ループができるようになる。フィニッシャーとしては豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxuryの無限コピーによる相手のライブラリーアウト、アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel]]の無限生成などで勝利することが出来る。

初代のマスターが"Frontier in Space"で3代目ドクターに敗れたのち、何らかの要因で死亡。本来タイムロードは再生する能力があるが、マスターはこの時点で再生数の上限を使いきっており、肉体は焼けこげた死体のような状態になり、死へと向かう。これを回避するべく、ラシロンのアーティファクトを強奪しようとするなど自身を生きながらえるために暗躍、惑星トラケンの貴族であるトレマスの肉体を乗っ取っり、自身の死をトレマスの肉体で死なせることで死を偽装した姿。 初代→憑依体→このマスターと数えたときは3代目マスターにあたるが、後にも憑依状態になったことからマスターの数え方はあいまいで、ファンからはトレマスマスターと呼ばれている。   旧シリーズを代表する、最も長い期間出演したマスター。初代マスターより宇宙にもたらした被害は甚大で無比であり、特に初登場時にはロゴポリス人がE-spaceに放出していたエントロピー放出装置を自身の過誤により破壊してしまう。これにより惑星トラケンを含む複数の惑星が破壊され、(故意ではないとはいえ)数億近い無辜のロゴロポリス人およびトラケン人が死亡する。トレマスの娘でドクターのコンパニオンであるニッサはトラケン人唯一の生き残りとなり、深い憎悪を抱かれている。 さらに宇宙の崩壊を止めるためにパラボラアンテナで放出装置を安定さようと奔走する4代目ドクターを騙して妨害を行い、ドクターを転落死させる。これにより4代目ドクターは5代目ドクターに再生した。 その後ドクターを人造世界カストロヴァルアヴァに幽閉しようと企むが失敗し、何処かへと去った。その後は5、6,7代目ドクターと相対する敵として幾度も登場し、アンソニー・エインリーの飄々とした演技も相まって人気を博した。

ドクターに対しては完全に悪意を持って接していない部分もあり、"The Five Doctors"(5人のドクター/ The Five Doctors)でデスゾーンに囚われたドクターを救出する代わりに、新しい再生サイクルをタイムロード評議会から与えられ、サイバーマンと戦いながら救出に向かう場面がある。とはいえその時も二重三重に策略を練っていた。 旧シリーズ最後の登場は旧シリーズ最終話、"Survival"である。ここでは地上の生物をすべてチーターに変えてしまう奇妙な惑星で、生きながらえるためにチーター人たちを恐怖で支配し脱出を試みる。地球から飛ばされてきた7代目ドクターとエースと対峙し、ドクターを殺害する間際で強制的に崩壊する惑星に戻されて生死不明となった。

その後8代目ドクターのストーリーの冒頭ではダーレクによって処刑されて遺灰となっていたことが明らかとなる。ここでマスターは再び憑依体に戻り、ターディスを操って7代目ドクターが死亡するきっかけを作ることになる。

憑依体としての姿は通常版イラストの背後に亡霊のように映り込んだ顔のように表現されている。

[編集] 別世界への追放/Banish to Another Universe

イラストはArc of Infinityに登場する、タイムロードの創始者で反逆者であるオメガ。かつてラシロンと共に反物質の研究をしていたところ、超新星爆発により異世界に吹き飛ばされ、元の世界に戻ることが出来なくなってしまった。ラシロンが不死性に執着したのに対し、オメガは高い知性と先見性を持ったタイムロードであり、反物質世界で自分の世界を作り出すほどだった。しかし次第に狂気に蝕まれ、タイムロードたちが自分を見捨てたと考えるようになり、"Three Doctors"でドクターたちを罠に嵌めて脱出を目論んだが失敗し、以降強い恨みを抱えていた。 Aec if Infinityでは5代目ドクターの遺伝子情報を収集し自身をドクターに近い存在に変えることで、極性を反転させることで脱出を目論んだ。

[編集] エース

地球出身の18歳の少女。 エース/Aceはあだ名で本名はドロシー/Dorothy。セカンドネームはテレビシリーズでは明かされず、作品によってはゲイル/Gale、マクシェーン/McShaneとするものがあり、定かではない。 アイスステーションで豪放な冒険家サバロムグリッツのウェイトレスをしていたところを、7代目ドクター/The Seventh Doctorとコンパニオンのメル・ブッシュと共に出会う。 このエピソードでメルはサバロム・グリッツ意気投合し、共に新たな旅に出ることを決意したため、その後継としてコンパニオンになる。 ドクターのことは「教授/Professor」と呼ぶ。

エースはロンドンのペリヴェール出身であり、祖母は軍人の家系であった。しかし母とは折ありが悪く学校でも不良行為を重ね、ペリヴェールの古い屋敷を放火したり、学校では美術室を手製の爆弾で爆破して退学になるなど、社会的にも過激な態度をとっていた。彼女のクリーチャータイプがレベルであるのは、社会秩序に対してシンプルに反逆していることが反映されている。 科学試験はOレベル(Ordinary Levelの略。中等修了試験。日本では高校生相当の試験)でも不合格だったものの、爆薬に対して独自の知識があり、ドクターとの旅では「ニトロ9」と名付けた手製の爆弾はしばし役に立った。ダーレクとの闘いで折れるまではバットも武器として持っていた。 (ちなみにイギリスではこの放送年の3年ほど前に爆発物規制法が出来ているため、同様の行為をした場合は最高で終身刑が課せられる)

経歴はかなり過激であり問題児だが、それは幼少期に幼馴染が人種差別の攻撃で家を焼きだされたことにショックを受け、自身をタフな外見で固めようとした結果である。ワッペンがいくつも縫い付けられた黒いジャケット、黒のミニスカートに、赤い稲妻のラインが入った黒いストッキングをユニフォームとしている。 しかし基本的にはやや短気な部分は否めない。手製の爆弾を製作中に時空のゆがみタイムストームに巻き込まれ、宇宙のかなたに飛ばされてしまい、食いぶちを稼ぐために始めたウェイトレス業はドクターがメルと共に船を訪れた際、客からミルクセーキがまだ固まってるといわれて詰め寄られたため、中身を客の頭にかけてクビになった。 一方でエイリアンに襲われても物おじはせず、積極的に戦う戦士として描かれている。スタントを用いているものの、ハードなアクションシーンが多くあり、新シリーズを含めても、サラ・ジェーン・スミスやローズ・タイラーに並ぶ人気の高いコンパニオンである。

また、一見して破綻している謎めいた部分をシリーズ展開で明らかにしていいくストリーアーク、という後のクララ・オズワルドやリヴァー・ソングのような「コンパニオンのほうがドクターより謎めいている」という設定の先駆けとなる。本来の脚本の予定であれば人間でありながらタイムロードになる試験を受け、ギャリフレイで後の人生を過ごす予定だったものの、旧シリーズ自体が視聴者数の低下に歯止めがかからず、打ち切りが決定してしまったため、描かれないまま終わってしまった。そのため、ドクターと別れた経緯は不明だが、のちに何らかのフォールアウトが発生して別れたと語っている。少なくとも7代目ドクターが8代目ドクターに再生する映画版の冒頭にはターディスに乗っておらず、7代目ドクターは一人でマスターの遺骨を運んでいた。

旧シリーズと新リーズの間の動向はサラのスピンオフで語られ、慈善事業団体のリーダーとなっていたようで、多額の寄付を集めているという。新シリーズでは13代目ドクターの最後のエピソード、The Power of Doctorでケイト・スチュワートからUNITのフリーランサーとしてスカウトされ、ティーガン・ジョヴァンカと共に再登場。ドクターと再会する。"Farwell,Sarah Jane"ではサラの葬儀に参列し、K-9を預かった。 Tales of Tardisでは7代目ドクターと再会し、ドクターから改めてフェンリックの呪いのエピソードの時に取った行動について謝罪を受けた。

同行したドクター
7代目ドクター/The Seventh Doctor

(載りらなかったよもやま話) エースのキャラクターデザインは多分に当時のサッチャー政権に対する批判が見て取れる。特に若年者層の失業者が増え、日がな一日麻薬を刷っている若者がその辺にたむろし、さらにアイルランドでは独立勢力がテロを起こし、サッチャー首相を爆弾テロで殺害しようとする事件も起きている。7代目ドクターのメルのエピソードの一つに、ハピネスパトロールはサッチャー政権そのものを強く批判している。 エースのストーリーアークも、社会不適合者の若者が「教授」と呼ぶべき人物に出会い、まったく別な環境で己の生きる場所を見つけていくという、一つの成長物語だったこともうかがえる。 また25周年記念のエピソードでは1963年、初代ドクターが旅立った数か月後のコールヒル高校にダーレクが派閥争いを抱えて、学校を破壊しまくるエピソードなど、かなり攻めた内容であった。

[編集] Rose Noble

ローズ・ノーブル

ドナ・ノーブル/Donna Nobleの娘。60周年スペシャル3話にわたって登場する。 トランスジェンダーでノンバイナリー(生物学的性と社会性が一致しないことを自覚しているが、性自認を男性女性どちらでもないものとする人のこと)。 ローズの名前はローズ・タイラー/Rose Tylerから来ているが、ドナは10代目ドクターとの旅の最後で記憶を失っているため、無意識にローズの名前を選んだことになる。

"Star Beast"で地球外生命体、ミープを拾い匿っていたが、母に見つかってしまう。 14代目ドクターと共にミープを追跡してきたラース・ウォーリーアーズからの逃亡を手伝う。しかしラース・ウォーリアーズが一切攻撃や武装をしていないことに気づいたドクターに問い詰められたミープが、その本性を現すとUNITの兵士を操り捕虜にされてしまう。さらにミープは宇宙船を起動しロンドンを破壊する意志を明確にする。 状況を打破するためにドクターはドナをドクター・ドナの状態に戻すことを余儀なくされ、記憶を解放するが、ローズのタイムロードメタクライシスも解放され、UNIT兵士の洗脳を解除した。結果的にローズが負担を分散していたことでドナの命は助かった。

"The Giggle"の終盤では、ノーブル家に家族として迎えられた14代目ドクターに、他の家族に内緒で火星に連れて行って貰った。ドクターのことは叔父として慕っている。

同行したドクター
The Fourteenth Doctor


[編集] ドナ・ノーブル

10代目ドクター/The Tenth Doctorのコンパニオン。女性。職業は会社員→フリージャーナリスト→無職 新シリーズシーズン2の最終話「永遠の別れ」のラストカットに初登場。ローズと別れて感傷に浸っていたドクターが操縦ターディスに、訳の分からないまま花嫁姿のまま乗り込んできたドナが、ドクターの口癖である「What?!(何?)」「What!(何よ!)」と言い返すシーンがシーズン2のラストだった。

その続きで2006年クリスマススペシャル「消えた花嫁」に出演。 10代目ドクターと共にラクノスの陰謀を阻止し、ラストシーンで旅の同行者に誘われるが断った。その後はしばらくは就職先を探していたが、徐々にドクターの誘いを断ったことを後悔しはじめ、彼について調べるうちにアディポーズ社の事件に行き当たり、同じく潜入捜査をしていたドクターと再会。新シリーズではローズ・タイラー/Rose Tylerマーサ・ジョーンズ/Martha Jonesに次いで3人目のコンパニオンとなる。 ローズやマーサはドクターに対して恋心を抱いてたが、ドナは対等な友人関係と呼ぶのが適切である。演じていた俳優のキャサリン・テイトが当時40歳であり、年齢設定もそれに準じたものであったため、行く先で夫婦扱いされてはお互い否定する場面が何度かあった。

気性はやや激しやすくドクターと言い合いになりがちだが、基本的には互いに信頼を置いている。理不尽な状況や罵倒などには、3倍以上の勢いでまくしたてる。 ポンペイでは炎の教団に囚われて殺される寸前でも「後頭部に目を開けるわよ! さっさと放せ!」と怒鳴り散らすほど。 イラストは私掠してきたソンターランの宇宙船でドクターと携帯電話で連絡を取りながら、ソンターランの弱点であるエネルギー吸収口をハンマーで殴って倒したところ。この時の行動がペアを組んで反撃する=結魂と反響能力で表現されていると思われる。

旅の終盤でダーレクと戦い絶体絶命の窮地を脱するため、ターディスの力を用いたタイムロード・メタクライシスの力を用いてダーレクの軍隊を分解する。しかしタイムロードの知識は人類には耐えることが出来ず、このままではドナの命が危険であると判断したドクターによって記憶を消去される。このことは10代目ドクターにとって深い後悔となった。よき友人を失ったため、しばらくドクターは孤独な旅をすることになる。 ウィルフレッド・モット/Wilfred Mottは祖父にあたり、ドナのよき理解者である。

60周年スペシャルに再登場。ドクターと別れたのち娘を出産、登場時点で19歳の娘ローズがいる。

同行したドクター
10代目ドクター/The Tenth Doctor


[編集] リヴァー・ソング

リヴァー・ソング、本名メロディー・ポンドは、11代目ドクターのコンパニオン、エイミー・ポンドとローリー・ウィリアムズの娘で、ドクターの妻である。 エイミー・ポンドがターディス内で懐妊してコヴァリン修道会に胎児の状態で拉致され、サイレンスに育てられる。この時の影響でタイムロードのDNAが彼女に入った。 さらにドクターを暗殺するためにコヴァリン修道会とサイレンスによってさまざまな時空を行き来したため、エイミーより実年齢が上になる。

また、初登場は11代目ドクターより前の10代目ドクターのストーリー、「静寂の図書館」(次元カード)であり、リヴァーはここで死亡する。 つまり、リヴァーソングの物語は逆行しており、彼女の主観時間と視聴者の主観時間の時系列順は大きく異なる。 ドクターにとっては基本的にすべて未来の出来事で、彼女の日記にはこれから起こることが書かれてるため、未来について聞かれると「ネタバレよ」と返す。

[編集] アンドロザーニの洞窟

"The Caves of Androzani" ペリとドクターはシリウス系の双子惑星、アンドロザーニを訪れた5代目ドクターとコンパニオン、ペリ・ブラウンは惑星の主要な産業であるスペクトロックスを生産する鉱山、スペクトロックス坑(次元カード)を訪れる。スペクトロックスでは砂漠が広がるアンドロザーの住人たちが、みな使用しているというコウモリが産出する延命薬である。

それ掘削する複合企業モーガスと、それを阻む軍隊とで争いが起きていた。その争いに巻き込まれる形で

アンドロザーニの鉱山で重篤な風土病にかかる

[編集] 7代目ドクター

6代目ドクターがラニによって襲撃され死亡し、再生した姿。 従来の子供向け番組の路線としてわかりやすさを求め、クエスチョンマークのステッキにシルクハットを被った人懐こそうな笑顔が似合うドクターとなった。スプーンをリズムよくたたいたり、手品やイリュージョンなどをコミュニケーションツールとして使い、好奇心旺盛かつ知識人という従来のドクターの路線に戻った。結果的にこの路線は功を奏し、5年振りに視聴率は安定期に戻った。
しかし安定期に入ったためか、演者が前から望んだ表裏一体の人物像の影の部分が出るようになり、服装もグレーやベージュを基調とした暗いものになっていく。 この時期のコンパニオンだったエースも後に「ドクターはとても腹黒い男だった」と語るほどで、この二面性から「悲しき道化師」とも言われた。

6代目ドクターから引き続き、メル・ブッシュと旅をする。"Dragonfire"でメルはターディスを降り、冒険家のサバロム・グリッツと共に旅に出る。入れ替わりで惑星スヴァルトスでウェイトレスとして働く少女、エースをコンパニオンとする。

しかしこのころからエースの出自について知っていながらも黙っていたり、モンスターやエイリアンが問題を起こすと自死する様に密かに誘導するなど、徐々に影の部分をのぞかせていく。特にダーレク族に対して初めて直接行動に出たドクターで、ダーレクの本拠地、惑星スカロを爆破し、跡形も残さず粉砕した

7代目ドクターは6代目ドクターのシリーズがBBC上層部によって打ち切られ、最後のチャンスとして与えられたシーズンである。 上述した通りある程度視聴者数は安定したため、ドクターのダークな部分を出した結果、視聴率が右肩下がりに下がっていってしまい、クラシックシリーズは打ち切りが決定する。 ドクターフーのラストシーンは、7代目ドクターとエースの後ろ姿にドクターのナレーションをかぶせたもの。マジックでは探検/Exploreイラストのシーンである。 原文が長いためフレイバーテキストは省略されている。

"There are worlds out there where the sky is burning, the sea's asleep, and the rivers dream. People made of smoke, and cities made of song. Somewhere there's danger, somewhere there’s injustice, and somewhere else the tea's getting cold. Come on, Ace – we've got work to do!" (意訳)「空は燃え、海は眠り、川は夢を見る世界がある。人々は煙でできており、街は歌でできている。どこかに危険が潜み、不正が蔓延り、どこかで紅茶が冷めている。さあエース!私たちにはやるべきことがある!」

※8代目ドクターに再生したときは既にエースと別れた後であるが、どのように分かれたたのかは不明である。(エースは後にドクタ―と何かのFalloutがあったと語っている)

[編集] ティーガン・ジョヴァンカ

カードデザインとしては同行した4代目ドクターと5代目ドクターは攻撃時誘発型能力を持っておらず、攻撃することにも長けていないが、これはニッサとの相性が考慮されている。 ニッサと共に攻撃をすると、互いが死なないように補い合うようにデザインされている。そのためドクターよりもニッサと相性が良いというかなりレアな統率者でもある。

ティーガン・ジョバンカ/Tegan Jovankaは1981年のオーストラリア・エア航空会社に勤務するスチュワーデス(現在でいうところのフライトアテンダンド)。 小説によれば出生が1960年であるため、初登場の"Logopolis"では21歳。オーストラリア先住民の言葉を流暢に話し、重火器の扱いの心得がある。

新しい勤務先であるヒースロー空港に向かう途中、叔母の車のタイヤがパンクし、助けを求めるために入った交番がターディスで、アドリック4代目ドクター/The Fourth Doctor鉢合わせする。 その後交番の外で叔母がマスターによって縮小されて殺害された状態で見つかり、マスターの企みに巻き込まれる。このエピソードの最後にドクターはマスターとの戦いでアンテナから落下し死亡、ニッサ、アドリックとと共に5代目ドクター/The Fifth Doctorへの再生を見届ける。

ティーガンは年長者としてドクターを手当てするため、なんとかターディスまで連れていく。再生サイクルに入ったドクターは昏倒して動けないが、マスターの策略により人造世界カストロヴァルアヴァにターディスは飛ばされてしまう。これ以降、ドクターが再覚醒したのちも「ヒースロー空港に戻りたいが戻れない」状態が続く。前半のティーガンは史上初の「ターディスを降りたくて仕方がないコンパニオン」である。しかしターディス自体もあまりドクターの言うことを聞かない他、マスターの介入や全宇宙の危機などの様々な事件のせいでなかなか空港に戻ることが出来なかった。ドクターに空港に戻ることを忘れられないよう、最初はスチュワーデスの制服を着たまま旅をしていたほどである。

この旅の中でコンパニオンたちとの交流を通して心変わりをしていく。ニッサとは親友となったほか、若く生意気な面があるアドリックに対して最初はきつく当たる場面もあったが、徐々に打ち解けていく。 しかし"Earthshock"でアドリックが犠牲となった際には今すぐターディスで戻りアドリックを救うべきだと主張するがドクターに退けられ、一時ドクターとの関係に溝が生まれる。次のエピソードでターディスがついにヒースロー空港に到着したため、そのエピソードの最後にドクターたちはティーガンを置き去りにしていく。残されたティーガンは1年間スチュワーデスとして勤務したが、過激なクレームを立てた乗客を殴り飛ばしてしまい、解雇される。時を同じくしてタイムロードの始祖で反逆者であるオメガの陰謀に巻き込まれ従兄が行方不明になり、オメガによって人質にされる。ここでドクターと再会、事件を解決した後再び旅に同行する。 その後は活発かつ胆力の強さから周囲を鼓舞する姿を「ブレイブ・ハート、ティーガン」とドクターから呼ばれる。惑星テヴァ・ロカ/Teva Lokaではマーラに寄生される憂き目に遭うなど困難に直面するが、仲間との絆で乗り越えていく。後半ではニッサと別れ、ヴィスラー・ターロー/Vislor Turloughとアンドロイド型のコンパニオン、カメリオンが加わる。しかし"Resurrection of the Daleks"で起きたダーレクの虐殺にショックを受け、これ以上旅を続けることにストレスを感じてターディスを降りた。

その後の足跡は新シリーズでも断片的に語られており、DVDコレクションの特典映像では航空会社の社長になっていたことが判明する。 親友だったニッサとは情熱的な感情を互いに持っており、"Sarah Jane Adventure"のサラの葬儀に二人で現れ、オーストラリアで共に生活していることが明かされる。このことからニッサが地球に来ていたこともここで初めて明かされた。

新シリーズではBBC100周年記念番組で、13代目ドクター/The Thirteenth Doctorの最後の物語、"The Power of Doctor"に7代目ドクターのコンパニオン、エースと共に再登場しドクターと再会する。作中でサイバーマンに囲まれた際にドクターに「こんなとき、何を思い出す?」と問いかけ、ドクターは「アドリック」と答えた。

同行したドクター
4代目ドクター/The Fourth Doctor
5代目ドクター/The Fifth Doctor
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