ガヴァール・バーズィール/Gvar Barzeel
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− | [[タルキール/Tarkir]]に住む[[オーク]] | + | [[タルキール/Tarkir]]に住む[[オーク]]の男性。[[タルキールのその他のキャラクター#ウラト・バズィール/Urut Barzeel|ウラト/Urut]]から1000年以上続くバーズィール一族の末裔である。 |
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アブザンとの戦争で両親を失ったガヴァールは、自分の親を手にかけたアブザンの戦士――アナフェンザのおじ――の養子となった。彼はその後の人生の大半を、[[カード名百科事典#ビヒモス|ビヒモス]]の牽く移動要塞に揺られながら、新たな家族とともに都市を渡り歩いて過ごしてきた。年齢の近いガヴァールとアナフェンザは周囲から仲良くなることを期待されていたが、アナフェンザはガヴァールを受け入れられずにいた。 | アブザンとの戦争で両親を失ったガヴァールは、自分の親を手にかけたアブザンの戦士――アナフェンザのおじ――の養子となった。彼はその後の人生の大半を、[[カード名百科事典#ビヒモス|ビヒモス]]の牽く移動要塞に揺られながら、新たな家族とともに都市を渡り歩いて過ごしてきた。年齢の近いガヴァールとアナフェンザは周囲から仲良くなることを期待されていたが、アナフェンザはガヴァールを受け入れられずにいた。 | ||
− | アナフェンザが13歳のとき、[[アブザン家/The Abzan Houses#アラシン/Arashin|アラシン/Arashin]]に向けて[[ | + | アナフェンザが13歳のとき、[[アブザン家/The Abzan Houses#アラシン/Arashin|アラシン/Arashin]]に向けて[[塩路/The Salt Road]]を旅していた一家は、待ち伏せしていた[[スゥルタイ群/The Sultai Brood]]の軍勢の襲撃を受けた。それと同時に、アブザン内の裏切り者が同じアブザンの人間を殺し始めた。ガヴァールは自分の養父とアナフェンザの両親の死を目の当たりにした。彼は生き残ったアナフェンザとともに、その場から逃げることしかできなかった。 |
− | 道中アナフェンザはガヴァールに、今もまだアブザンが良いと思っているかと尋ねた。ガヴァールは長い沈黙の末、答えた。自分はアブザンに実の両親を殺されたが、もし立場が逆で自分がアブザンに生まれた子供だったなら、マルドゥは両親もろとも自分を殺していたかもしれない。僕らの家は裏切りに遭ったが、僕らの氏族は正義を求めていると。2人は[[変容する荒野/The Shifting Wastes]]を彷徨った末に運良く廃村を見つけたが、追手に追いつかれ、戦闘になった。2人は共闘して追手を捕らえ、首謀者の名を吐かせた。その男は吐いた、アナフェンザの従兄、[[ | + | 道中アナフェンザはガヴァールに、今もまだアブザンが良いと思っているかと尋ねた。ガヴァールは長い沈黙の末、答えた。自分はアブザンに実の両親を殺されたが、もし立場が逆で自分がアブザンに生まれた子供だったなら、マルドゥは両親もろとも自分を殺していたかもしれない。僕らの家は裏切りに遭ったが、僕らの氏族は正義を求めていると。2人は[[変容する荒野/The Shifting Wastes]]を彷徨った末に運良く廃村を見つけたが、追手に追いつかれ、戦闘になった。2人は共闘して追手を捕らえ、首謀者の名を吐かせた。その男は吐いた、アナフェンザの従兄、[[タルキールのその他のキャラクター#オレット/Oret|オレット/Oret]]の名前を。 |
それから長い時が経ち、アブザンのカンとなったアナフェンザは[[アブザン家/The Abzan Houses#始まりの木の広場/The Plaza of the First Tree|始まりの木の広場/The Plaza of the First Tree]]にてオレットと再会した。オレットは許しを請うた、僕は君の最後の家族じゃないかと。アナフェンザはそれを聞き入れずに[[アブザン家/The Abzan Houses#縁切り|縁切りの儀式]]を行い、彼をアブザンから追放することを宣言した。アナフェンザはオレットを退出させるよう命じた――彼女の真の最後の家族である、弟のガヴァールに。 | それから長い時が経ち、アブザンのカンとなったアナフェンザは[[アブザン家/The Abzan Houses#始まりの木の広場/The Plaza of the First Tree|始まりの木の広場/The Plaza of the First Tree]]にてオレットと再会した。オレットは許しを請うた、僕は君の最後の家族じゃないかと。アナフェンザはそれを聞き入れずに[[アブザン家/The Abzan Houses#縁切り|縁切りの儀式]]を行い、彼をアブザンから追放することを宣言した。アナフェンザはオレットを退出させるよう命じた――彼女の真の最後の家族である、弟のガヴァールに。 | ||
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− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/bond-and-blood-2014-12-03 Bond and Blood]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0011542/ 絆と血](Uncharted Realms 2014年12月3日 [[Ari Levitch]]著) |
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− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/planeswalkers-guide-dragons-tarkir-part-2-2015-03-18 Planeswalker's Guide to Dragons of Tarkir, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0014524/ プレインズウォーカーのための『タルキール龍紀伝』案内 その2](Uncharted Realms [[2015年]]3月18日 The Magic Creative Team著) |
− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/uncharted-realms/guardian-2015-04-02 The Guardian]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0014578/ 守護者](Uncharted Realms 2015年4月2日 Ari Levitch著) |
==参考== | ==参考== | ||
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |
2018年6月17日 (日) 20:26時点における最新版
ガヴァール・バーズィール/Gvar Barzeelはタルキール覇王譚ブロックのキャラクター。カード化はされていない。
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[編集] 解説
タルキール/Tarkirに住むオークの男性。ウラト/Urutから1000年以上続くバーズィール一族の末裔である。
[編集] 歴史改変前
タルキールの氏族/Clan、アブザン家/The Abzan Housesのクルーマ/Krumarの司令官。
マルドゥ族/The Mardu Hordeの出身だが、アブザンとの戦争で実の両親を失ったため、盟族の関係/Bond-Kinによってアナフェンザ/Anafenzaの家族の一員となった。現在はアナフェンザの弟にして忠実な部下となっている。彼はアブザンを誇りに思うとともにマルドゥの民を野蛮人と見なしており、いつかマルドゥのカン/Khan、ズルゴ/Zurgoと戦場で対峙する日が来ることを覚悟している。
身長はオークの中では低い方だが、その肉体は頑健である。彼はクルーマの部下に指揮を下すのみならず、自分自身も戦闘が最も激しい場所に赴く。彼は正式に養子となった日に新たな家族から贈られた、祖先の斧/The Axe of Ancientsを振るって戦う。アブザンの中で、彼ほどの尊敬を集めるオークは他にいない。
[編集] 歴史改変後
新たなタルキールの氏族、コラガン氏族/The Kolaghan clanの戦士。
ドロモカ氏族/The Dromoka clanには戦災孤児を引き取る慣習はなく、したがって彼はコラガン/Kolaghanの忠実かつ恭しい臣下であり続けている。彼は人型種族の一団を束ねており、弱すぎてコラガンに然るべき栄光をもたらせなかった者を処罰する。
[編集] 経歴
[編集] 絆と血/Bond and Blood
アブザンとの戦争で両親を失ったガヴァールは、自分の親を手にかけたアブザンの戦士――アナフェンザのおじ――の養子となった。彼はその後の人生の大半を、ビヒモスの牽く移動要塞に揺られながら、新たな家族とともに都市を渡り歩いて過ごしてきた。年齢の近いガヴァールとアナフェンザは周囲から仲良くなることを期待されていたが、アナフェンザはガヴァールを受け入れられずにいた。
アナフェンザが13歳のとき、アラシン/Arashinに向けて塩路/The Salt Roadを旅していた一家は、待ち伏せしていたスゥルタイ群/The Sultai Broodの軍勢の襲撃を受けた。それと同時に、アブザン内の裏切り者が同じアブザンの人間を殺し始めた。ガヴァールは自分の養父とアナフェンザの両親の死を目の当たりにした。彼は生き残ったアナフェンザとともに、その場から逃げることしかできなかった。
道中アナフェンザはガヴァールに、今もまだアブザンが良いと思っているかと尋ねた。ガヴァールは長い沈黙の末、答えた。自分はアブザンに実の両親を殺されたが、もし立場が逆で自分がアブザンに生まれた子供だったなら、マルドゥは両親もろとも自分を殺していたかもしれない。僕らの家は裏切りに遭ったが、僕らの氏族は正義を求めていると。2人は変容する荒野/The Shifting Wastesを彷徨った末に運良く廃村を見つけたが、追手に追いつかれ、戦闘になった。2人は共闘して追手を捕らえ、首謀者の名を吐かせた。その男は吐いた、アナフェンザの従兄、オレット/Oretの名前を。
それから長い時が経ち、アブザンのカンとなったアナフェンザは始まりの木の広場/The Plaza of the First Treeにてオレットと再会した。オレットは許しを請うた、僕は君の最後の家族じゃないかと。アナフェンザはそれを聞き入れずに縁切りの儀式を行い、彼をアブザンから追放することを宣言した。アナフェンザはオレットを退出させるよう命じた――彼女の真の最後の家族である、弟のガヴァールに。
[編集] 守護者/The Guardian
サルカン・ヴォル/Sarkhan Volがウギン/Uginの命を助けたことでタルキールの過去は書き換えられ、運命は再編された。過去においてアブザンはドロモカ氏族に、マルドゥはコラガン氏族になった。その事実はガヴァールの運命をも変えることになった。
コラガン氏族の軍勢に追われていたドロモカ氏族の戦士、アナフェンザとオレットは峡谷の袋小路で、ガヴァール・バーズィール――砂草原の門/Sandsteppe Gatewayへの襲撃を率いたオーク――の一団に追い詰められた。ガヴァールは高らかに自らの名を宣言し、それに対してアナフェンザは不敵に勝利宣言を返した。彼女がここに逃げ込んだのは偶然ではなかった。彼女はその場の族樹/Kin treeから祖先の霊を呼び出し、彼らと一体となって敵軍に突撃した。その圧倒的な力の前には、ガヴァールをはじめ、誰一人として敵う者はなかった。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] フレイバー・テキストに登場
[編集] 登場作品・登場記事
- 歴史改変前
- Planeswalker's Guide to Khans of Tarkir, Part 1/プレインズウォーカーのための『タルキール覇王譚』案内 その1(Uncharted Realms 2014年9月3日 The Magic Creative Team著)
- Bond and Blood/絆と血(Uncharted Realms 2014年12月3日 Ari Levitch著)
- 歴史改変後
- Planeswalker's Guide to Dragons of Tarkir, Part 2/プレインズウォーカーのための『タルキール龍紀伝』案内 その2(Uncharted Realms 2015年3月18日 The Magic Creative Team著)
- The Guardian/守護者(Uncharted Realms 2015年4月2日 Ari Levitch著)