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− | '''破壊されない'''/''Indestructible''とは、ルールや[[効果]]によってはその[[パーマネント]]を[[破壊]]できないようにする、パーマネントの属性。 | + | '''破壊されない'''とは、 |
| + | #(''can't be destroyed'') 主語が示す[[パーマネント]]を[[破壊]]する[[効果]]や破壊に関する[[状況起因処理]]を無視することを意味する文章。 |
| + | #*[[基本セット2014]]現在、[[破壊不能]]以外に"can't be destroyed"の[[ルール文章]]を含むカードは[[オーガの処罰者/Ogre Enforcer]]のみである。 |
| + | #(''Indestructible'') [[基本セット2014]]より前に存在していた、1のルール文章内での言い回し。「~は破壊されない(is indestructible)」と表現された。[[基本セット2014]]発売に伴い破壊不能(Indestructible)という[[キーワード能力]]に変更され、[[オラクル]]でも「破壊不能を持つ(得る)」という表現に変更された。 |
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− | {{#card:Darksteel Colossus}}
| + | 破壊されないパーマネントの扱いについては[[破壊不能]]を参照のこと。 |
− | {{#card:Avacyn, Angel of Hope}}
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− | ==解説==
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− | ===ルール===
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− | パーマネントが「破壊されない」という場合、[[破滅の刃/Doom Blade]]などのそのパーマネントを破壊する効果を無視し、「[[致死ダメージ]]を[[負う|負っ]]た[[タフネス]]が1以上である[[クリーチャー]]は破壊される」および「前回の状況起因処理のチェック以降に[[接死]]を持つ[[発生源]]からダメージを受けた、タフネスが正の値であるクリーチャーは破壊される」という[[状況起因処理]]も無視する。
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− | *あくまでも破壊されることを無視するだけであり、[[戦場を離れる|戦場を離れ]]ないわけではない。[[生け贄に捧げる]]ことはできるし、タフネスが0以下であれば状況起因処理で[[墓地]]に置かれる。
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− | *[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]に10点の[[ダメージ]]を与えてからタフネスを1だけ減少させたとしても[[除去]]はできない。あくまでも「10点のダメージを負ったタフネスが10のクリーチャー」であるため。
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− | *破壊されないパーマネントに[[再生]]の盾を張ることはできるが、[[置換効果|置換]]すべき[[イベント]]が発生しないので実際に再生することはない。
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− | *破壊されないクリーチャーに致死ダメージが与えられた場合、致死ダメージに関する状況起因処理についてチェックされなくなる。ただし、ダメージが取り除かれるわけではないため、その後に「破壊されない」という属性を失えば、次の状況起因処理のチェックが生じた時に破壊される。
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− | *「(このパーマネント)は破壊されない」という文章は[[能力]]であるが、'''「破壊されない」こと自体は能力でも[[特性]]でもない'''。パーマネントに関する単なる事実に過ぎない。
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− | **例1:[[謙虚/Humility]]が[[戦場]]に出ている場合、ダークスティールの巨像は破壊される。ダークスティールの巨像の「ダークスティールの巨像は破壊されない」という能力が[[失う|失われる]]ことで、ダークスティールの巨像の破壊されない属性がなくなるため。
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− | **例2:[[エルドラージの碑/Eldrazi Monument]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]している状態で謙虚が戦場に出ていても、あなたがコントロールするクリーチャーは破壊されない。クリーチャーは破壊されない属性を持っているだけであり、クリーチャーが「(このクリーチャー)は破壊されない」という能力を持っているわけではないため、能力を失っても破壊されない属性は失われない。
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− | ===その他===
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− | 「破壊されない」パーマネントの代表例は[[ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus]]。[[ミラディン・ブロック]]および[[ミラディンの傷跡ブロック]]の破壊されないパーマネントの[[カード名]]に多く使われている「[[ダークスティール/Darksteel]]」は、[[ミラディン/Mirrodin|ミラディン]]世界に存在する、壊れることのない金属のこと。
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− | [[ダークスティール]]のプレビュー記事では、「破壊されないのは[[アーティファクト]]だけ」とされており、実際ミラディン・ブロックではアーティファクト以外で破壊されないパーマネントは存在しなかったが、[[神河物語]]ではアーティファクトでない破壊されないクリーチャーが登場し、それ以後も、他の[[カード・タイプ]]に「破壊されない」という属性を付加するカードが登場している。
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− | *破壊されない能力はアーティファクトを除くと[[白]]に最も多く、次いで[[緑]]、[[黒]]の順。また、破壊されない[[サイクル]]として[[明神]]がある。
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− | *[[基本セット2014]]より、「破壊されない」は[[キーワード能力]]「[[破壊不能]]」に変更されることが発表された([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/248e 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/020751/ 翻訳])。
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− | **これにより、前述のルールが変わり、「能力を失う」効果を受けたパーマネントは通常通りに破壊されるようになる。
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− | ==破壊されないクリーチャーの対処法==
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− | 以下には、特に「破壊されない」状態のクリーチャーを「破壊する」以外の方法で[[攻撃]]および[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]への参加を抑制することによる対処法の例を示す。
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− | *[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]などで[[追放]]する。
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− | *[[悪魔の布告/Diabolic Edict]]などで[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]させる。
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− | *タフネスを0以下にする。タフネスが0以下になったクリーチャーは状況起因処理によって墓地に置かれる。
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− | <!-- レジェンド・ルールの変更後は対消滅で対策できなくなるため、2013/7/13 以降に下記は削除する-->
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− | *[[レジェンド・ルール]]を適用させる(いわゆる[[対消滅]])。同[[カード名|名]]の[[伝説のパーマネント]]が複数[[戦場]]に出ている場合、状況起因処理によってそれらは墓地に置かれる。
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− | *[[糾弾/Condemn]]などで[[ライブラリー]]に[[戻す]]。
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− | *[[平和な心/Pacifism]]などで無力化する。
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− | *[[残響する真実/Echoing Truth]]などで[[バウンス]]する。
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| ==参考== | | ==参考== |
− | *{{WHISPER検索/カードテキスト|破壊されない|破壊されない(Indestructible)}} | + | *{{テンプレート:WHISPER検索/英語オラクル|"can't be destroyed"}} |
| *[[破壊]] | | *[[破壊]] |
| *[[ルーリング]] | | *[[ルーリング]] |
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− | {{#cr:700.4}}
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