睨み合い
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
'''睨み合い'''(にらみあい、''Stall'')は、[[プレイヤー]]が互いに状況を打開する手段を得られず、動きの取れない状態、いわゆる膠着状態のことである。特に、[[戦場]]に[[クリーチャー]]を並べつつも、先に[[攻撃]]した方が被害が大きくなるために攻撃できないことを指す。 | '''睨み合い'''(にらみあい、''Stall'')は、[[プレイヤー]]が互いに状況を打開する手段を得られず、動きの取れない状態、いわゆる膠着状態のことである。特に、[[戦場]]に[[クリーチャー]]を並べつつも、先に[[攻撃]]した方が被害が大きくなるために攻撃できないことを指す。 | ||
− | 基本的なゲームシステムとして[[ブロック]] | + | 基本的なゲームシステムとして[[ブロック]]の選択権が[[防御プレイヤー]]にあり、かつ複数のクリーチャーで1体の[[攻撃クリーチャー]]をブロックできるため、お互いに攻撃できない状況に陥りやすい。例えば、プレイヤーAが2/2を2体[[コントロール]]しており、プレイヤーBは3/3を1体コントロールしているという状況ではお互いに攻撃を躊躇うことになるだろう(プレイヤーAが攻撃すれば一方的にクリーチャーを失い、プレイヤーBが攻撃すれば2体によるブロックによって不利な交換になる)。 |
− | 比較的動きが似ている[[デッキ]] | + | 比較的動きが似ている[[デッキ]]同士の[[マッチアップ]]、特に[[ミラーマッチ]]で起こりやすい。中でも[[パーミッション]]など、受動的なデッキ同士の睨み合いは長引きやすい。 |
− | [[クリーチャー]]の並びがちな[[リミテッド]] | + | [[クリーチャー]]の並びがちな[[リミテッド]]でも起こりやすく、また睨み合いに持ち込むことを目指すデッキは(主に[[ブースター・ドラフト]]の[[白青]]などで)ひとつの[[アーキタイプ]]となっている。逆に、膠着状態に陥ることを見越して[[踏み荒らし/Overrun]]のように自分のクリーチャーを[[全体強化]]するカードや、[[睡眠/Sleep]]のように相手のクリーチャーを一時的に排除するカードなどの打開策を投入しておくことも典型的な戦法の一つである。 |
− | == 参考 == | + | ==参考== |
*[[用語集]] | *[[用語集]] |
2025年1月6日 (月) 20:03時点における最新版
睨み合い(にらみあい、Stall)は、プレイヤーが互いに状況を打開する手段を得られず、動きの取れない状態、いわゆる膠着状態のことである。特に、戦場にクリーチャーを並べつつも、先に攻撃した方が被害が大きくなるために攻撃できないことを指す。
基本的なゲームシステムとしてブロックの選択権が防御プレイヤーにあり、かつ複数のクリーチャーで1体の攻撃クリーチャーをブロックできるため、お互いに攻撃できない状況に陥りやすい。例えば、プレイヤーAが2/2を2体コントロールしており、プレイヤーBは3/3を1体コントロールしているという状況ではお互いに攻撃を躊躇うことになるだろう(プレイヤーAが攻撃すれば一方的にクリーチャーを失い、プレイヤーBが攻撃すれば2体によるブロックによって不利な交換になる)。
比較的動きが似ているデッキ同士のマッチアップ、特にミラーマッチで起こりやすい。中でもパーミッションなど、受動的なデッキ同士の睨み合いは長引きやすい。
クリーチャーの並びがちなリミテッドでも起こりやすく、また睨み合いに持ち込むことを目指すデッキは(主にブースター・ドラフトの白青などで)ひとつのアーキタイプとなっている。逆に、膠着状態に陥ることを見越して踏み荒らし/Overrunのように自分のクリーチャーを全体強化するカードや、睡眠/Sleepのように相手のクリーチャーを一時的に排除するカードなどの打開策を投入しておくことも典型的な戦法の一つである。