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{{Otheruses|[[キーワード処理]]|[[ラヴニカのギルド]]初出の[[分割カード]]|発見+発散/Discovery+Dispersal}}
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__NOTOC__
'''発見'''/''Discover''は[[キーワード処理]]の一種。
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[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)]]草案
<!--whisperに日本語訳がついたらこちらのコメントアウト解除 {{#card:Hit the Mother Lode}}
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==経歴==
{{#card:Curator of Sun's Creation}} -->
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===[[ドミナリア]]===
{{カードテキスト
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リリアナ達が[[ベルゼンロック/Belzenlok]]打破のため[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]でドミナリアを翔ける中、突如としてジェイスがプレインズウォークしてくる。彼はボーラスが罠を張っていること、一刻も早くアジャニの元に集合しボーラスへ立ち向かうべきということを告げる。ジェイスはリリアナへの不信感を露にするものの、ギデオンは彼女に協力し、チャンドラもまたヤヤの元で学ぶためドミナリアに残ることを決めた。ジェイスは諦めのため息をつき、ウェザーライトを後にした。
|カード名=Hit the Mother Lode / 金脈発見
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|コスト=(4)(赤)(赤)(赤)
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|タイプ=ソーサリー
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|カードテキスト=発見10を行う。発見したカードのマナ総量が10よりも小さいなら、その差に等しい数の宝物(Treasure)トークンをタップ状態で生成する。(発見10を行うとは、「マナ総量が10以下であり土地でないカード1枚が追放されるまで、あなたのライブラリーの一番上からカード1枚ずつ追放していく。それをマナ・コストを支払うことなく唱えるか、あなたの手札に加える。残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。」ということである。)
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|Gathererid=
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|背景=legal
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}}
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{{カードテキスト
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|カード名=Curator of Sun's Creation / 太陽の創造物の管理者
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|コスト=(3)(赤)
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|タイプ=クリーチャー ― 人間(Human) 工匠(Artificer)
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|カードテキスト=あなたが発見を行うたび、もう1回同じ値で発見を行う。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
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|PT=3/3
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|Gathererid=
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|背景=legal
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}}
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''※カードテキストは仮のものです。Whisper更新時に置き換えをお願いします。''
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==定義==
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ドミナリアでの目的を達成したプレインズウォーカー達は改めてジェイスの元を訪れるも、そこにリリアナの姿はなかった。皆がリリアナを擁護する中、ジェイスだけは彼女がウェザーライトクルーを利用するだけして、用済みになったので去ったのだと疑っていた。
'''発見Nを行う'''/''Discover N''とは、「[[マナ総量]]がN以下で[[土地]]でない[[カード]]が[[追放]]されるまで、あなたの[[ライブラリーの一番上]]から1枚ずつ追放していく。あなたは、唱えた結果の呪文のマナ総量がN以下ならそのカードをその[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]か、あなたの手札に加えてもよい。その後、これにより追放されたすべてのカードを、あなたの[[ライブラリーの一番下]]に[[無作為に|無作為]]の順番で置く。」を意味する。
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==解説==
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[[続唱]]の[[リメイク]]である[[キーワード処理]]で、相違点は主に以下の3つ。
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#続唱は[[唱える|唱えた]]ときの[[誘発型能力]]であるが、発見は他の方法でも行われる。
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#続唱で唱えられる[[マナ総量]]の上限は(元の呪文のマナ総量)-1で固定されていたが、発見ではそうとは限らない。
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#「見つけた」呪文を、唱えずに手札に加えることもできる。
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[[イクサラン:失われし洞窟]]で初登場し、同時登場の[[イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ]]および[[イクサラン:失われし洞窟#ジュラシック・ワールド・コレクション/Jurassic World Collection|ジュラシック・ワールド・コレクション]]でも使用されている。
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+
イクサラン:失われし洞窟では地底を探査して何かを見つける[[フレイバー]]であり、(ここに色を入れる)に存在する。
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==ルール==
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*能力が[[解決中に呪文を唱える]]よう指示している({{CR|608.2g}})ため、[[優先権]]や[[カード・タイプ]]による許可([[あなた|自分]]の[[メイン・フェイズ]]で[[スタック]]が空といった)とは関係なく唱える事ができる。
+
*発見によって唱えられるカードは、ライブラリーではなく、追放領域から唱えられる。
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*発見によって唱えられるカードの[[マナ・コスト]]に[[X]]が含まれていた場合、適正なXの選択は0のみである。また、そのカードの任意の[[追加コスト]]を支払ってもよく、強制の追加コストは支払わなければいけない。
+
*[[分割カード]]が追放された場合、マナ総量は分割カードすべての合計となる。いずれかの半分のマナ総量が発見の値より低くても、その合計が発見の値を上回っているならば発見の処理はそこで止まらない。
+
*[[マナ・コストの無いカード]]は発見で唱えられる(マナ総量は未定義値のルールにより0として扱う)。
+
*[[当事者カード]]や[[モードを持つ両面カード]]がめくれた場合、その[[出来事]]や[[第2面]]が条件に合致するならそちらでも唱えることができる。
+
**([[2021年]]2月15日以降の[[ルール]]における)続唱と同様、追放する際だけでなく唱える際の選択でもマナ総量が条件に合致するかをチェックする。[[注釈文]]では省略されているため注意。
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***例:発見3で[[木苺の使い魔/Bramble Familiar]](マナ総量2)が追放された場合、それを木苺の使い魔として唱えてもよいが、[[初めてのお使い/Fetch Quest]](マナ総量7)としては唱えられない。
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*条件を満たすカードがライブラリーに存在しなかった場合、結果としてライブラリーが無作為に並べ替えられるだけだが、これは「ライブラリーを[[切り直す]]」ではない。そのため、「ライブラリーを切り直すたび」に誘発する[[誘発型能力]]([[心因検査器/Psychogenic Probe]])は誘発しない。
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==開発秘話==
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地底世界をテーマにした[[カード・セット]]を作るにあたり、「掘る」[[フレイバー]]の[[メカニズム]]を作ることが決まった。最初に提案されたのは'''採掘'''/''Dig''という[[諜報]]と[[サイクリング]]を組み合わせたような能力であったが、[[探検]]と近すぎたので没になり、[[ライブラリーの一番上|ライブラリーの上]]から何かを見つける別のメカニズムを作ることになった。
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次に[[開発部]]が注目したのは[[続唱]]であった。[[ライブラリー]]を掘り進むという挙動ではそれらしいメカニズムと言えたが、この[[能力]]には2つの問題点があった。まず1つ目が[[デッキ]][[構築]]の工夫で無作為性・不確実性を弱めやすいこと、2つ目がフレイバーが当セットのそれと合致していないことである。
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そこで[[セット・デザイン]]は続唱を改良し、現在の発見メカニズムを生み出した。手に入れられるマナ総量を元の呪文のマナ総量に紐づけしないことで、より[[カード]]のバランスが取りやすくなり、[[キーワード処理]]になったことでデザインの幅も広がった。また、発見を持つカードの方が先に解決されるという点で続唱よりも直感的な挙動を示すようになったこと、[[打ち消し]]など状況を選ぶカードがめくれても無駄になりにくいことも改良点として挙げられている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/going-underground-part-2 Going Underground, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037352/ 地底を行く その2]([[Making Magic]] [[2023年]]10月30日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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==脚注==
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<references />
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==参考==
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|発見|発見(Discover)}}
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*[[キーワード処理]]
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*[[ルーリング]]
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<!-- {{#cr:{{キーワード処理のCR番号|発見}}}} -->
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__NOTOC__
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===[[灯争大戦]]===
<!-- 底にあるカテゴリタグのCO解除を忘れるな!!! -->
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ジェイスはゼンディカーへ赴き、数週間をかけてニッサを探し出すと、再びゲートウォッチに協力してくれるよう説得した。だが彼女にゲートウォッチへ戻るつもりはなく、またリリアナも行方不明のままであった。ピースが揃い切らないまま、ゲートウォッチとその同盟者たちは[[次元間の標/Interplanar Beacon]]に導かれラヴニカへと向かう。
'''落魄'''(らくはく)/Descendは、[[能力語]]および[[ルール]]用語。
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<!--whisperに日本語訳がついたらこちらのコメントアウト解除 {{#card:Coati Scavenger}}
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{{#card:Terror Tide}}
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{{#card:Enterprising Scallywag}} -->
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{{カードテキスト
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|カード名=Coati Scavenger / ハナグマのあさり屋
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|コスト=(2)(緑)
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|タイプ=クリーチャー ― アライグマ(Racoon)
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|カードテキスト=落魄4 ― ハナグマのあさり屋が戦場に出たとき、あなたの墓地に4枚以上のパーマネント・カードがある場合、あなたの墓地にあるパーマネント・カード1枚を対象とする。それをあなたの手札に戻す。
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|PT=3/2
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|Gathererid=
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|背景=legal
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}}
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{{カードテキスト
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|カード名=Terror Tide / 恐怖の潮流
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|コスト=(2)(黒)(黒)
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|タイプ=ソーサリー
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|カードテキスト=底なしの落魄 ― ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたの墓地にあるパーマネント・カードの枚数に等しい。
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|Gathererid=
+
|背景=legal
+
}}
+
{{カードテキスト
+
|カード名=Enterprising Scallywag / 実業的な悪党
+
|コスト=(1)(赤)
+
|タイプ=クリーチャー ― ゴブリン(Goblin) 海賊(Pirate)
+
|カードテキスト=あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたが落魄していた場合、宝物(Treasure)トークン1つを生成する。(パーマネント・カードがいずこかからあなたの墓地に置かれたなら、あなたは落魄する。)
+
|PT=2/2
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|Gathererid=
+
|背景=legal
+
}}
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''※カードテキストは仮のものです。Whisper更新時に置き換えをお願いします。''
+
==定義==
+
「'''落魄N'''/''Descend N''」および「'''底なしの落魄'''/''Fathomless descent''」は[[能力語]]であり、[[ルール]]上の定義は存在しない。
+
  
'''[プレイヤー]が落魄する'''/''[Player] desecend''とは、<nowiki>[</nowiki>[[プレイヤー]]<nowiki>]</nowiki>が[[パーマネント・カード]]をいずこかから[[墓地]]に置くという[[イベント]]を意味する。
+
ラヴニカへ到着した直後、[[次元橋/Planar Bridge#ストーリー|次元橋/Planar Bridge]]がギルドパクト庁舎を飲み込み、[[永遠衆/Eternal]]による侵略が始まった。ジェイスはギルドパクトとしての力をふるい、平和を乱した罪でボーラスを拘束すると宣告した。しかし、彼の言葉はただ空しく響くだけであった。ギルドパクトの根源である力線、それが集合する庁舎を破壊されたことにより、もはやギルドパクトは機能しなくなってしまったのだ。
*(※未確定につきリリースノート・総合ルール後に要確認)
+
  
==解説==
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さらに悪いことに、永遠衆を指揮しているのはリリアナであった。自分がニッサの元へ向かわず、もっと早くラヴニカへ戻りヴラスカの記憶を戻していたら、このような悲劇にはならなかったのではないか?自責の念に苦しみながらも、彼はラヴニカとリリアナの両方を救うべく奔走する。だがリリアナを――永遠衆を操り無辜の市民やプレインズウォーカーを虐殺する彼女を生かすことはもはや誰も許さなかった。彼は苦渋の想いでリリアナ暗殺作戦の指揮を執るも、ボーラスの妨害により徒労に終わった。
地底により深く潜ったことを表現する[[能力語]]および[[イベント]]。[[イクサラン:失われし洞窟]]で初登場した。
+
  
能力語としての落魄Nは、墓地にN枚以上のパーマネント・カードがあることを閾値とした[[能力]]を指す。底なしの落魄は、墓地にあるパーマネント・カードの枚数に応じて[[効果]]量が変化する能力語である。イベントとしての落魄は、単にパーマネント・カードが墓地に置かれることを指す。
+
暗殺は失敗し、ギデオンの切り札たる[[再鍛の黒き剣/Blackblade Reforged#ストーリー|黒き剣/Blackblade]]も破られ、万策が尽きたかのようだった。だがリリアナは死を覚悟して自分を縛る契約に背き、そしてギデオンは命を捨ててその契約の対価を肩代わりした。リリアナが永遠衆の矛先をボーラスへ変え、彼の灯を収穫しようとしたまさにその時、ジェイスの脳にウギンの念話が響いた。ボーラスを殺したところで、いずれ復活するかもしれない――双子である自分のように。ゆえに、あれは殺すのではなく封印せねばならないと。ジェイスはウギンに協力し、彼が[[ボーラスの瞑想領土/Bolas's Meditation Realm|瞑想領土/Meditation Realm]]に片割れを運びさる姿を不可視の魔法で隠すとともに、幻影によりボーラスの死を偽装した。こうして彼は、ボーラスが死んでいないという真実を多元宇宙のあらゆる者から隠し通すという責務を負った。
  
イクサラン:失われし洞窟では落魄4、8と底なしの落魄、および落魄したことを参照するカードが収録されている。また、[[青黒]][[黒赤]][[緑黒]]の[[リミテッド]]・[[アーキタイプ]]となっている。
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===[[War of the Spark: Forsaken]]===
 +
===[[ゼンディカーの夜明け]]===
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ラヴニカで黄昏るジェイスの前に、ニッサが姿を現す。彼女曰く、ナヒリは石成の核/Lithoform Coreを探し出し、ゼンディカーを復興させようとしているが、その余波で[[エレメンタル]]が死に絶えかねないとのことであった。しかしジェイスは核への好奇心が先走ってしまい、ニッサを苛立たせてしまう。ナヒリの暴走を止めるため、そして自分の罪を償うため、ジェイスはゼンディカーへと向かう。
  
*日本語名は落魄Nと底なしの落魄はどちらも「落魄」表記だが、英名ではDesce'''nd'''とFathomless desce'''nt'''と微妙な表記の違いがあるため注意。
+
歌う都/The Singing Cityにてナヒリに追いついたジェイスは、彼女を説得すべく心の中を覗き見る。だがそこにあった彼女の理想のゼンディカー、[[乱動/The Roil]]が止み文明が繁栄したゼンディカーにジェイスは感銘を受ける。ナヒリに同調を示したことがニッサをさらに怒らせてしまい、二人に歩み寄りを促そうとしたことでナヒリからも排除されそうになる。
  
*落魄(らくはく)とは、落ちぶれること、零落することを意味する。
+
ジェイスは一瞬の隙をついてナヒリの動きを止め、石成の核を奪うことに成功する。だがこれを欲求のまま持ち去れば、ニッサとの仲は完全に終わりを告げることも察していた。核を奪い破壊しようとするニッサに、ジェイスは必死で呼びかけ、結果として核はエレメンタルを繁栄させるために力を使い果たして壊れた。だがジェイスは自分のせいでまた誰かを傷つけたことに罪悪感を感じていた。
**英名のDescendは上記の意味以外にも単に「降下する」という意味もある。なお、対義語であるAscendは以前の[[イクサラン・ブロック]]において[[昇殿]]を表すために使われていた。
+
==ルール==
+
;イベントとしての落魄
+
*墓地に置かれたパーマネント・カードが後で他の[[領域]]に移動しても、落魄したというイベントが取り消されるわけではない。
+
**[[安らかなる眠り/Rest in Peace]]などの[[置換効果]]で墓地に置くこと自体が[[置換]]される場合は、落魄したことにならない。
+
*[[トークン]]は[[カード]]ではないため、それが[[墓地]]に置かれても落魄したことにはならない({{CR|111.6}})。
+
**[[大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault]]などとの混同に注意。あちらは「カード」という指定がないためトークンが墓地に置かれても機能する。
+
==開発秘話==
+
[[作製]]の存在から、[[セット・デザイン]]は[[墓地]]を[[リソース]]とする別の[[メカニズム]]を[[セット]]に追加することとなった。彼らは「地底にどれだけ深く潜ったか」という[[フレイバー]]に興奮しており、その点からも[[ゲーム]]が進むことで自然と増える墓地を参照することとなった。
+
  
当初は能力語・イベントともに[[パーマネント]]でない[[カード]]も参照できるようにしていたが、それではイベント型の落魄の達成が容易すぎたため、[[パーマネント・カード]]のみを参照することとなった。また、パーマネント・カードのみを参照するのは、[[イクサランの相克]]における[[昇殿]](=[[戦場]]のパーマネントの数を参照する能力)と対にするためという意図もある<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/going-underground-part-2 Going Underground, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037352/ 地底を行く その2]([[Making Magic]] [[2023年]]10月30日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
+
===[[ファイレクシア:完全なる統一]]===
==脚注==
+
===侵略後===
<references />
+
===サンダー・ジャンクションの無法者===
==参考==
+
*{{WHISPER検索/カードテキスト|落魄}}
+
*[[能力語]]
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*[[ルーリング]]
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<!-- [[Category:能力語|らくはく]] -->
+

2024年5月15日 (水) 00:55時点における最新版

ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)草案

[編集] 経歴

[編集] ドミナリア

リリアナ達がベルゼンロック/Belzenlok打破のためウェザーライト/Weatherlightでドミナリアを翔ける中、突如としてジェイスがプレインズウォークしてくる。彼はボーラスが罠を張っていること、一刻も早くアジャニの元に集合しボーラスへ立ち向かうべきということを告げる。ジェイスはリリアナへの不信感を露にするものの、ギデオンは彼女に協力し、チャンドラもまたヤヤの元で学ぶためドミナリアに残ることを決めた。ジェイスは諦めのため息をつき、ウェザーライトを後にした。

ドミナリアでの目的を達成したプレインズウォーカー達は改めてジェイスの元を訪れるも、そこにリリアナの姿はなかった。皆がリリアナを擁護する中、ジェイスだけは彼女がウェザーライトクルーを利用するだけして、用済みになったので去ったのだと疑っていた。

[編集] 灯争大戦

ジェイスはゼンディカーへ赴き、数週間をかけてニッサを探し出すと、再びゲートウォッチに協力してくれるよう説得した。だが彼女にゲートウォッチへ戻るつもりはなく、またリリアナも行方不明のままであった。ピースが揃い切らないまま、ゲートウォッチとその同盟者たちは次元間の標/Interplanar Beaconに導かれラヴニカへと向かう。

ラヴニカへ到着した直後、次元橋/Planar Bridgeがギルドパクト庁舎を飲み込み、永遠衆/Eternalによる侵略が始まった。ジェイスはギルドパクトとしての力をふるい、平和を乱した罪でボーラスを拘束すると宣告した。しかし、彼の言葉はただ空しく響くだけであった。ギルドパクトの根源である力線、それが集合する庁舎を破壊されたことにより、もはやギルドパクトは機能しなくなってしまったのだ。

さらに悪いことに、永遠衆を指揮しているのはリリアナであった。自分がニッサの元へ向かわず、もっと早くラヴニカへ戻りヴラスカの記憶を戻していたら、このような悲劇にはならなかったのではないか?自責の念に苦しみながらも、彼はラヴニカとリリアナの両方を救うべく奔走する。だがリリアナを――永遠衆を操り無辜の市民やプレインズウォーカーを虐殺する彼女を生かすことはもはや誰も許さなかった。彼は苦渋の想いでリリアナ暗殺作戦の指揮を執るも、ボーラスの妨害により徒労に終わった。

暗殺は失敗し、ギデオンの切り札たる黒き剣/Blackbladeも破られ、万策が尽きたかのようだった。だがリリアナは死を覚悟して自分を縛る契約に背き、そしてギデオンは命を捨ててその契約の対価を肩代わりした。リリアナが永遠衆の矛先をボーラスへ変え、彼の灯を収穫しようとしたまさにその時、ジェイスの脳にウギンの念話が響いた。ボーラスを殺したところで、いずれ復活するかもしれない――双子である自分のように。ゆえに、あれは殺すのではなく封印せねばならないと。ジェイスはウギンに協力し、彼が瞑想領土/Meditation Realmに片割れを運びさる姿を不可視の魔法で隠すとともに、幻影によりボーラスの死を偽装した。こうして彼は、ボーラスが死んでいないという真実を多元宇宙のあらゆる者から隠し通すという責務を負った。

[編集] War of the Spark: Forsaken

[編集] ゼンディカーの夜明け

ラヴニカで黄昏るジェイスの前に、ニッサが姿を現す。彼女曰く、ナヒリは石成の核/Lithoform Coreを探し出し、ゼンディカーを復興させようとしているが、その余波でエレメンタルが死に絶えかねないとのことであった。しかしジェイスは核への好奇心が先走ってしまい、ニッサを苛立たせてしまう。ナヒリの暴走を止めるため、そして自分の罪を償うため、ジェイスはゼンディカーへと向かう。

歌う都/The Singing Cityにてナヒリに追いついたジェイスは、彼女を説得すべく心の中を覗き見る。だがそこにあった彼女の理想のゼンディカー、乱動/The Roilが止み文明が繁栄したゼンディカーにジェイスは感銘を受ける。ナヒリに同調を示したことがニッサをさらに怒らせてしまい、二人に歩み寄りを促そうとしたことでナヒリからも排除されそうになる。

ジェイスは一瞬の隙をついてナヒリの動きを止め、石成の核を奪うことに成功する。だがこれを欲求のまま持ち去れば、ニッサとの仲は完全に終わりを告げることも察していた。核を奪い破壊しようとするニッサに、ジェイスは必死で呼びかけ、結果として核はエレメンタルを繁栄させるために力を使い果たして壊れた。だがジェイスは自分のせいでまた誰かを傷つけたことに罪悪感を感じていた。

[編集] ファイレクシア:完全なる統一

[編集] 侵略後

[編集] サンダー・ジャンクションの無法者

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