セレニア/Selenia
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2008年7月6日 (日) 16:12時点における版
セレニア/Seleniaは、クロウヴァクス/Crovaxの一族に代々伝わる魔法の指輪に封じられた、庇護の天使。彼がセレニアを愛し、解放してしまうまでの顛末は短編小説として語られている。
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ストーリー
セレニアが封じられた指輪は、あまり平穏な場所ではないアーボーグ/Urborgで身を守るために必要な品物だったことは間違いないだろう。クロウヴァクスの家に代々伝わる魔法の指輪、それを受け継いだ青年は、そこに封じられた天使を愛してしまう。自由になればきっと自分を愛してくれるに違いない、彼はついにセレニアを解放する。しかし、束縛するものの無くなった天使は別の存在によって召喚され、いずこかへと消え去ってしまう。
次にセレニアが現れるのは、庇護の天使とは変わり果てた姿になった闇の天使セレニアだった。彼女はラース/Rathにおいてヴォルラス/Volrathの手先となっていたのだ。ラースにやってきたウェザーライト/Weatherlightを感じたのは彼女である。クロウヴァクスがセレニアを求めるように、セレニアはクロウヴァクスを感じられるのだ。
セレニアの先導でプレデターはウェザーライトを奇襲、レガシー/Legacyを奪い去り、船員を皆殺しにしようとする。グレヴェン・イル=ヴェク/Greven il-Vecはジェラード/Gerrardと一騎打ちを開始していた。
その際、突如至近距離からプレデター/Predatorが発砲、突然の衝撃にウェザーライトは大きくかしぎ、ジェラードは空に投げ出される。断念しかけたハナ/Hannaが、そこで見たものは。
セレニアはヴォルラスから「ジェラードを生きて連れてくる」ことを言いつけられており、その命令には従わなくてはならない。落ちてゆくジェラードの腕を取り、なんとか支える。しかしジェラードは反撃を試み、セレニアは剣を避けるために手を離し、ジェラードはすぐ下の樹海に姿を消した。要塞へ引き上げるプレデター。被弾し、高度を維持できなくなったウェザーライトは、樹海に不時着を余儀なくされた。
時は進み、ウェザーライトのクルーは要塞/Strongholdに入り込んだ。セレニアの奇襲にミリー/Mirriは反応することしかできなかった。セレニアはミリーの腹部を切り裂き、さらに止めを刺そうと剣を構えた。クロウヴァクスはそれに割って入り、自分が失った全てのもの――家族と自分の愛しい天使――に涙を流しながら、剣を打ち下ろした(死の一撃/Death Stroke)。セレニアは黒と白のマナの爆発となって砕け散った。クロウヴァクスはみずからの愛したものを殺した咎を受けたのだ。
- ただ、アポカリプスで復活して再登場した。
次元の混乱
異なる歴史をもつ平行世界では、本来の歴史とは逆にミリー/Mirriによって命を奪われ、クロウヴァクス/Crovaxでなくミリーを吸血鬼に変えてしまう。