枯朽
| 登場セット |
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| ローウィンの昏明 ローウィンの昏明統率者デッキ |
枯朽(こきゅう)/Blightとは、キーワード処理の一種。ローウィンの昏明で初登場した。
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立ち枯れた黒茨 / Blighted Blackthorn (4)(黒)クリーチャー ─ ツリーフォーク(Treefolk) 邪術師(Warlock)
このクリーチャーが戦場に出るか攻撃するたび、枯朽2を行ってもよい。そうしたなら、カード1枚を引き、1点のライフを失う。(枯朽2を行うとは、あなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に-1/-1カウンター2個を置くことである。)
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魂の焼身 / Soul Immolation (3)(赤)(赤)ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、枯朽Xを行う。Xは、あなたがコントロールしているクリーチャーのタフネスの中の最大値以下でなければならない。(あなたがコントロールしているクリーチャー1体の上に-1/-1カウンターX個を置く。)
魂の焼身は各対戦相手とそのプレイヤーがコントロールしている各クリーチャーにそれぞれX点のダメージを与える。
定義
[編集]「(プレイヤーが)枯朽Nを行う/Blight N」とは、「そのプレイヤーは自分がコントロールしているクリーチャー1体のうえに-1/-1カウンターをN個置く」を意味する。
上記の手順を完了したなら、実際に生じたイベントがどうであったかにかかわらず、あなたは「枯朽を行った」こととなる。
プレイヤーに枯朽を行うことを指示する呪文や能力には、「枯朽されたクリーチャー/Blighted Creature」について言及しているものがある。これは、上記の手順で-1/-1カウンターを置く相手として選んだオブジェクトのことを指す。
プレイヤーが枯朽を選択できる場合、(通常はクリーチャーをコントロールしていないために)自分がコントロールするクリーチャーに-1/-1カウンターを置くことができないときは、「枯朽を行う」ことはできない。
解説
[編集]自分のクリーチャーに-1/-1カウンターを置くことを表したキーワード処理。基本的には何らかのメリット効果を受けるコスト、またはデメリット効果そのものとして扱われており、味方の弱体化(あるいは死亡)と引き換えに何らかの恩恵を得られるデザインとなっている。
ローウィンの昏明ではシャドウムーア/Shadowmoorの暗澹とした雰囲気を反映したメカニズムとして扱われている。色のうえでは緑単色を除いた各色に存在しており、特に黒と赤に多い。リミテッドでは黒赤に加え白黒・赤白でもアーキタイプとして扱われている[1]。同セットには自身の-1/-1カウンターを取り除けるクリーチャーが存在しており、それらとのシナジーを発揮している。先述した通り、基本的にはカードの使用者自身が枯朽を行うようにデザインされているが、高位完全者、モーカント/High Perfect Morcantのように対戦相手に枯朽を行わせてクリーチャー除去として働くカードも存在する。
- 英語名の綴りを間違えないように注意。Bright(形:明るい)ではシャドウムーアとは正反対の意味になってしまう。
- メリットと引き換えに味方に-1/-1カウンターを置くという点では、気性の荒いクーズー/Ornery Kuduなどアモンケット・ブロックの一部のカードに近い性質と言える。
- カウンターを置く効果だが、プレイ感は生け贄と似ている。開発中でも「クリーチャーの一部を生け贄に捧げるメカニズム」と評されていたようだ。[2]
ルール
[編集]-1/-1カウンターそのもののルールは-1/-1カウンターの項目を参照。
- 枯朽で-1/-1カウンターを置くことは対象を取らない。プロテクションや被覆を持つクリーチャーに置くことも適正である。
- 一回の枯朽で-1/-1カウンターを置けるクリーチャーは1体のみであり、複数のクリーチャーに分割して置くことはできない。
- クリーチャーのタフネスを上回る数の-1/-1カウンターを置いてもよい。例えば枯朽3でタフネス1のクリーチャーに-1/-1カウンターを3つ置くことも適正である。
- クリーチャーを1体もコントロールしていなかったり厳粛/Solemnityの影響下にあるなど、あなたのどのクリーチャーにも-1/-1カウンターを置くことができないならば、枯朽を行うことはできない。
- 呪文を唱えるための追加コストや起動型能力の起動コストとして枯朽を行う場合、それは唱える/起動する手順の一部として行われる。対戦相手は対応してあなたのクリーチャーを除去して枯朽を妨害することはできない。
- 立ち枯れた黒茨/Blighted Blackthornなど、呪文や能力の処理の一部として枯朽を行う場合は、それらが唱えられたりスタックに置かれることに対応してクリーチャーを除去されることで、枯朽が不発になりうるので注意。
- -1/-1カウンターは「枯朽を行う」よう指示されたプレイヤーによって置かれる。
- 例えば、あなたの高位完全者、モーカント/High Perfect Morcantの能力で対戦相手に枯朽を行わせた場合、あなたのスカラベの巣/Nest of Scarabsが持つ「あなたがクリーチャー1体の上に-1/-1カウンターを1個以上置くたび」という能力は誘発しない。実際に-1/-1カウンターを置いたのは対戦相手だからである。
- 対戦相手の巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider等、置換効果の影響により実際には-1/-1カウンターを置かれなくても、枯朽を行ったものとして扱われる(CR:118.11)。
開発秘話
[編集]開発部はシャドウムーア/Shadowmoorへの再訪にあたり、シャドウムーア・ブロックのテーマのひとつであり、かつ近頃のセットでは大々的に扱われていなかった-1/-1カウンターを再登場させることを決めた。初期のバージョンではクリーチャーのタフネスを上回る数の-1/-1カウンターを置けないという制限があったが、セット・デザインにより簡略化され、任意のクリーチャーに制限なく-1/-1カウンターを置けるようになった[1]。
脚注
[編集]参考
[編集]- Lorwyn Eclipsed Mechanics/『ローウィンの昏明』のメカニズム(Daily MTG 2026年1月5日 Matt Tabak著)
- Lorwyn Eclipsed Release Notes/『ローウィンの昏明』リリースノート(Daily MTG 2025年7月21日 Eric Levine著)
- 「枯朽」でテキスト検索
- キーワード処理
- ルーリング
引用:総合ルール 20260116
[編集]- 701.68 枯朽を行う/Blight
- 701.68a
- 枯朽Nを行う/blight N」とは、「あなたのコントロールしているクリーチャー1体に-1/-1カウンターN個を置く。」ことを意味する。
- 701.68b
- プレイヤーが枯朽を行うことを選択したが、そのプレイヤーのコントロールしているクリーチャー1体に-1/-1カウンターN個を置くことができない(例えばクリーチャーをコントロールしていないなど)なら、そのプレイヤーは枯朽を行うことを選べない。
- 701.68c
- プレイヤーが枯朽を行った「枯朽されたクリーチャー/blighted creature」を参照する呪文や能力が存在する。この表記はそのプレイヤーが枯朽を行った時点で-1/-1カウンターを置くことを選択したオブジェクトを参照する。
- 701.68d
- プレイヤーが枯朽を行うたびに誘発する能力は、 rule 701.68a に示される処理を完了した時点で誘発する。その処理がどのようなイベントとして実行されたかは問わない。