天界帝領/The Celestial Palatinate
天界帝領/The Celestial Palatinateは、終端/The Edgeの星間国家。
解説
[編集]天界帝領/The Celestial Palatinateは多くの種族・星系・惑星で構成される強大なひとつの国家であり、臣民の種族は人間/Humanが最も多くを占めている。絢爛たる王朝にして絶対君主制、神聖皇帝たる最高評議員/The Regent Maximum、タマン四世/Taman IVの指揮下にある。最高評議員はこの神聖国家の長であり、単なる帝国である天界帝領よりも高位にあるとされている。
天界帝領の国教がサミズム/Summismである。これは複数の異なる宗教や信仰が融合したもので、帝領の最高評議員を生ける指導者としている。多くの聖地が帝領内の惑星や星々に点在している。サミズムの中核を成すのは、「輝ける総和/The Bright Sum」と呼ばれる生きた預言的指針を通して示される「大宇宙秩序/The Grand Cosmocordance」への崇拝だ。「輝ける総和」は自明の態度と行動に体現された教義であり、天界帝領が宇宙のデータを忠実に集計し、計算した結果弾き出される数字でもある。総和がもたらす導きに従うことで人々は正しき道を歩み、総和を増大・洗練させることができる。総和は自己構築的ではあるが、信者(サミスト/Summist)[1]はそれを集め整え、発展させる必要があるのだ。
帝領の創立はピナクルと超光速航行の導入以前に遡り、恒星間国家の中でも古い。この神聖帝国の歴史は悠久の叙事詩、統一戦争、分裂、そして王朝間の衝突に満ちている。一連の統一戦争が終結したのはわずか数世紀前であり、その結果としての最高評議員の叙任も帝領の歴史においては比較的最近の出来事に過ぎない。現在は最高評議員が権力を握っているが、その意志を執行するのは天界帝領の貴族コスモグランド/Cosmograndたちである。
コスモグランドは最高評議員にのみ従属するほぼ絶対的な君主であり、それぞれが少なくともひとつの惑星を統治している。天界帝領に経済力と軍事力をもたらしているのはコスモグランドの領土だ。個々のコスモグランドが帝領の内政において持つ権力は、その支配力に直結している――領土の規模、支配下にある惑星の発展度合、航宙軍の実力、騎士の人数など。従ってコスモグランドは領土の拡大だけでなく、開発にも力を入れている。広大な空き地を寂しく所有するよりも、発展したひとつの世界で富を得る方が賢明なのだ。
サンスター・フリーカンパニー/The Sunstar Free Company
[編集]コスモグランドは最高評議員と同様に、神権を授かった個々の存在である。コスモグランドの下には広大な貴族階級がある。それらは公民と聖職とに地位が分かれており、それぞれの義務が存在する。極めて沢山の称号の中でも、特に名声(あるいは悪名)が高いのは天界帝領の大義名分を執行する傭兵部隊、フリーカンパニーの騎士と諸侯たちだ。フリーカンパニーは無数に存在し、一隻の船とその乗組員だけの小規模なものから、強大なコスモグランドの国軍と言えるほどの組織にまで多岐にわたる。大規模フリーカンパニーの中でも、最高評議員から現在優遇されているのがサンスター・フリーカンパニー/The Sunstar Free Companyであり、天界帝領では祝福された連隊として事実上の国軍とみなされている。
サンスター・フリーカンパニーは天界帝領の諸惑星から集められた数十万人という正騎士と数百万人もの歩兵を擁し、複数教区の戦線にて活動している。伝統的な組織構造を持つフリーカンパニーであり、ほとんどの同業者のモデルとなっている。サンスター・フリーカンパニーが採用するのは農民や一般市民、職人、コスモグランド領地の市民などであり、彼らは適性と厚意に基づいて最下層の兵士から経歴を始める。一部はフリーカンパニーの航宙軍に入隊するが、大半は陸軍に残る。ごく一部の者は従者階級として、高貴な諸侯の子息や同等の階級の中に身を置く。従者は騎士に仕え、付き人や使用人や護衛として働き、騎士から訓練を受ける。そしていつかは自らも騎士号を獲得できるかもしれない。騎士は力ある戦闘員であり。その称号という恩寵によって神聖なる地位を与えられている。それぞれが少人数の兵士を指揮し、従者の指導者であり、サンスター・フリーカンパニーの階級制度の中で名誉ある発言力を持っている。
サンスター・フリーカンパニーは閉鎖的な傭兵集団であり、独断的な大義を掲げている。多くの傭兵集団はピナクル諸国においては贈与債務を、ピナクル管轄外の恒星国家においては金銭を目的として活動する。だがサンスター・フリーカンパニーは最高評議員の指示、彼らの信仰の教義であるサミズム、あるいは天界帝領のコスモグランド(一人あるいはそれ以上)の目的に合致する大義のために力を貸す。
エントロピー戦争/The Entropy War
[編集]天界帝領とモナステリアット/The Monasteriatは戦争状態にある。対立する信仰同士の星間宗教紛争であり、ソセラ星系/The Sothera systemがその新たな戦線となっている。現状、和解の可能性は皆無と言っていい――サミズムの教義はモノイスト/Monoistの理論と相容れないのだ。両者の教義は正反対であり、ふたつの不動の目的が絶対的な障害のように両者の信仰の行く手を阻んでいる。モノイストは不可避終焉/INEVITAの接近を加速させるため、保有するスーパーヴォイドを拡大しようとしている。サミズム信者は不可避終焉を呪わしいものとみなし、ホライゾン・ジャベリン/Horizon javelinsと呼ばれる巨大な恒星蘇生兵器を用いて、最近崩壊したスーパーヴォイドを再燃させようとしている。
ソセラ星系はこの戦争の極めて重要な前線であり、モナステリアットはその崩壊と千番目のスーパーヴォイドの出現を企てている。これに対抗するために天界帝領はサンスター・フリーカンパニーの騎士団を派遣し、モノイストたちを追い出すとともに一本のジャベリンを展開してソセラ/Sotheraの完全崩壊を阻止しようとしている。両陣営にとってソセラは何としても達成したい戦略目標というだけでなく、プロパガンダを広める場としても重要な戦場なのだ。
登場
[編集]登場作品・登場記事
[編集]- Planeswalker's Guide to Edge of Eternities/プレインズウォーカーのための『久遠の終端』案内(Daily MTG 2025年6月20日 Miguel Lopez, Jay Anneli, Amanda LaFranco, and Laurel Pratt著)