デンリー・クリン/Denry Klin

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デンリー・クリン/Denry Klinはニューカペナの街角のキャラクター。カードとしてはニューカペナの街角統率者デッキの編集長、デンリー・クリン/Denry Klin, Editor in Chiefが初出。

[編集] 解説

ニューカペナ/New Capennaの新聞社、カペナ・ヘラルド/The Capenna Heraldの編集長を務めるレオニン/Leonin。男性（イラスト）。

ニューカペナにもはや神聖なものは一つもない。天使/Angelが去ったからというわけではなく。それがインクと紙を動かすことを意味するのであれば、どんな話にも――真実か空想かを問わず――制限はない。新聞関係者にとって重要なのは、ニュースをありのまま人々に届けることであり、だからこそ彼の新聞は最初にニュースを届けるのだ。カルダイヤ/The Caldaiaやメッツィオ/The Mezzioで働く者たちにとって、それは労働報告、ボクシングの試合結果、橋梁建設のアナウンスかもしれない。高街/Park Heightsの名士や遊び人にとって、それは社会面、ゴシップ記事、株価情報かもしれない。五つの一家/Familyにとって、それは死亡記事、求人広告、犯罪スクープと呼べるものかもしれない。五つの一家が光素/Haloを巡って争うように、ニューカペナの新聞社は読者を巡って争っている。これは戦争、カペナ・ヘラルドの編集長デンリー・クリンが勝つと決まっている戦争だ。

白黒つけがたい記者組合に生まれたデンリー・クリンは、ニュースというものをよく知っている。彼がカペナ・ヘラルドの編集長へと昇り詰める過程は、血を流さなかったがゆえに残忍も同然だった。彼の内心では、ニューカペナの相争う新聞社は――カルダイヤ・ユニオン・ポスト/The Caldaia Union-Post、メッツィオ・スタータイムス/The Mezzio Star-Times、高街天頂新聞/The Park Heights Zenith、ニューカペナ・ヴァンガード/The New Capenna Vanguard, そして彼自身のカペナ・ヘラルドは――この都市の「六番目の一家」だ。彼らは執行人や用心棒の代わりに、番記者、ゴシップライター、写真家を有する。彼らは死体の山を築かないかもしれないが、死体の山を築く者に光を当てる――殺し屋が金を払って記事も殺さないかぎりは。