カードの状態

提供:MTG Wiki

2011年3月26日 (土) 09:13時点における朝々 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

トレードなどを円滑に行うため、カードの状態毎に目安となる呼び名が使われることがある。

以下の表現は一般的なものであるため、個人や店舗によって若干異なる場合がある。現物を見ることができないネット上でのトレードや通販などで購入する際はその辺りをよく確認し、トラブルが起きないように注意する必要がある。また、トーメント以前のプレミアム・カードについては、継ぎ目の有無も併記するのが好ましい。

元来は収集趣味の王道であったコインのコレクションを発祥とした用語。現在はアンティークや車、トレーディングカードなど多くの中古品で使われる。 マジック:ザ・ギャザリングのカードはほとんどの場合、一般的なトレーディングカードと同一の基準で状態を評価される。ただし、ゲームでの使用を目的とし美品の収集を必要としないケース等があり、一部の印刷数の極端に少ないカードを除き多くのトレーディングカードと比べて状態が取引価格に与える影響が小さい傾向にある。

目次

状態の一覧

基本的な状態

特に使用頻度が高い用語は太字で、あまり一般的でない用語は灰色で表記する。

  • ジェムミント(Gem Mint、GM)
最高の状態。基本的に鑑定済みのカードに対してのみ用いられ、パック開封直後であってもこの状態に該当するものは少ない。そのため非常に価値が高い。海外ではPristine(無垢)と呼ばれることもある。
  • ミント(Mint、MT)
ほぼ最高の状態。トラブルを避けるため、基本的に鑑定済みのカードに対してのみ用いられる。これによってミントと考えられるカードでもニアミントとして扱われることがある。
  • ニアミント(Near Mint、NM)
パック開封直後のカードの多くはこの状態。僅かな傷やスレあるいはセンタリングや印刷のむらがある。店で売られているシングルカードはこの状態に該当するものが多い。透明スリーブに入れてゲームに使用することも可能である。
  • エクセレント(Excellent、EX)
目立つ傷、スレが存在する状態。ゲームに使用したカードの多くはこの状態に該当する。ゲームに使用する場合はカラースリーブの使用が推奨される。
  • ベリーファイン(Very Fine、VF)
エクセレントとベリーグッドの中間で、エクセレントに近い状態。コインやポスターなどの分野で使われるが、トレーディングカードでは一般的ではない。
  • ファイン(Fine、FN)
エクセレントとベリーグッドの中間で、ベリーグッドに近い状態。コインやポスターなどの分野で使われるが、トレーディングカードでは一般的ではない。
  • ベリーグッド(Very Good、VG)
目立つ傷、スレが存在する状態。エクセレントより状態が悪い。
  • グッド(Good、GD)
傷、スレがかなり存在する、日焼け等で色味が失われている、極端にセンタリングがずれているカード等が該当する。トレードにはあまり向かない。ゲームに使用する場合、カラースリーブの使用が必須である。
  • フェア(Fair、FR)
グッドとプアの中間の状態。PSA鑑定等で使われるが、あまり一般的ではない。
  • プア(Poor、PR)
折れている、破れているなどの最悪の状態。ごく一部の稀少なカードを除いてトレードされることは少ない。

これらに+、-をつけて細分化する場合や、NM-MT等のような中間の状態を指す表記方もある。

その他の状態

  • エトセトラ(Et Cetera、ETC)
水濡れ、日焼け、極度の反りなど、上記の状態に該当しない状態。他の状態の追加情報として用いられる。
例:アンリミテッドBlack Lotus GD ETC,水濡れ
  • プレイド(Played)
トレーディングカードゲームのカードに特有の概念。スリーブに入れずにゲームに使用して痛んだ状態を「プレイドPlayed)」、逆に未使用のものを「アンプレイドUnplayed)」という。また、損傷の度合いの軽いものを「ライトプレイド」、重いものを「ヘビープレイド」などという場合もある。この語は、主としてトラブルを避けるため、ゲームでの使用を前提としたカードの提供時に用いられる。コレクションを前提としていないため、他の語に比べて基準が曖昧である。

状態の要素

  • センタリング - 印刷がカードの適切な位置に行われているか
  • 印刷のムラ
  • 表面の傷、四隅のスレ
  • 日焼けやヤニで、色合いが失われていないか

参考

QR Code.gif