策謀する案内人、ゴラム/Gollum, Scheming Guide
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伝説のクリーチャー — ハーフリング(Halfling) ホラー(Horror)
策謀する案内人、ゴラムが攻撃するたび、あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を見て、その後、それらを望む順番で戻す。その後、土地か土地でないかを選ぶ。対戦相手1人はあなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚があなたが選んだものかそうでないかを推測する。そのカードを公開する。その対戦相手の推測が正しかったなら、策謀する案内人、ゴラムを戦闘から取り除く。そうでないなら、あなたはカード1枚を引き、このターン、策謀する案内人、ゴラムはブロックされない。
2/1攻撃するたびにライブラリーの一番上が土地か否か、なぞなぞ遊びを対戦相手へ挑んでくるゴラム。
まず最低限2枚のライブラリー操作は確定して得られ、当てられなかった場合1枚のハンド・アドバンテージを得た上でブロックを受けずに2点ダメージを通せ、当てられてしまっても戦闘から取り除かれるので2点が通らないだけで、どの道これがブロッカーに討ち取られる事態は発生しえない。安心して攻撃させ続けられるので期待値的には約1/2枚ドローエンジン。シンドバッド/Sindbad系クリーチャーを攻撃的にしたものと言ったところ。ただ、ライブラリーの上の公開を何度も繰り返しているとかなりの手札情報アドバンテージを対戦相手に渡し続けてしまう事になるのに注意。
見た2枚が土地1枚と非土地1枚にバラけてくれて選択の余地があるとは限らず、2枚とも土地だったり、非土地だったりで解答が固定されざるを得ないケースも多い。一般的なデッキ構成では土地でないカードの比率の方が基本的には多いので、当てずっぽうで答えるなら、期待値としては「土地でない」と答える方が正答率の方がやや高くなる事になる。
2枚がバラけた前提で対戦相手が考えると、こちらがマナフラッドしている際は土地を上にするはずはないので「土地でない」と答え、逆にこちらがマナスクリューに陥っていると見れば土地を引かせまいとして「土地」と答えたくなる心理が働く。言い当てられた場合も上にしたカードは次のドローで手札に加わる事になるので、素直に欲しい方を上にし続けるだけの単なるドロー操作クリーチャーのつもりで運用して、たまに相手が外してくれれば2点と不要牌1枚儲けものぐらいの気持ちで運用してもよい。敢えて不要牌の方を上にして、万一的中させられた場合こそが最も手痛い結果と言える。
関連カード
- 忍耐強く企む者、ゴラム/Gollum, Patient Plotter
- 役立つ案内人、スメアゴル/Sméagol, Helpful Guide
- 策謀する案内人、ゴラム/Gollum, Scheming Guide
- 心奪われし追跡者、ゴラム/Gollum, Obsessed Stalker
ストーリー
モルドール/Mordorを囲む山脈を抜けるトンネルを指し示すゴラム/Gollum(イラスト)。
「指輪物語」の前作「ホビットの冒険」で、ゴブリン町で迷子になったビルボは、ゴラムから出口を聞き出す為に、なぞなぞ遊びでの勝負を申し込んだ。それがカードデザインに反映されている。
詳細は忍耐強く企む者、ゴラム/Gollum, Patient Plotter#ストーリーを参照。
参考
- カード個別評価:指輪物語:中つ国の伝承 - レア(スターターデッキ用カード)