空翔る月銀の魂刈り/Reaper of Flight Moonsilver
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昂揚を達成すると狂って堕天使/Fallen Angel化してしまう天使。イラストも色んな意味で黒っぽい。
登場時のスタンダードには類似の能力を持つナントゥーコの鞘虫/Nantuko Huskが存在している。そちらに比べて回避能力を持つのは小さくない利点だが、コストが重く、昂揚を達成しつつ生け贄も確保しなくてはいけないという下準備の手間から、鞘虫ほど活躍していない。ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroatや地下墓地の選別者/Catacomb Sifterなど、相性のよいカードが黒に多いことも白のダブルシンボルであるこのカードにとってはマイナスである。
リミテッドでは5マナ3/3飛行は中堅クリーチャーとして悪くない。複数回能力を起動できる体制が整えば大きなプレッシャーを与えられるため、デッキのエースとなりうる。刹那の器/Vessel of Ephemeraや近野の司祭/Nearheath Chaplainなど、シナジーのあるカードを確保しておきたい。
- 空翔ける雪花石の天使/Angel of Flight Alabasterとカード名の訳語を比較して、「空翔ける」の部分の送り仮名が微妙に変化している。空翔ける雪花石/The Flight of Alabasterはアヴァシン教会/The Church of Avacynにおける天使の階級名であるため、意図的に訳し分けている可能性はある。
- 墓地の状況によって既存の黒のクリーチャーそっくりになる点は、むら気な天使/Wayward Angelと似ている。あちらは実際に色まで変化してしまう。