テーロス/Theros
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テーロス/Therosは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeのひとつ。テーロス・ブロックの舞台となった。
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世界観
ギリシャ神話をモチーフとした次元。「自然」や「概念」などの抽象的かつ強大な存在が具現化したような、エンチャント(魔力)でもクリーチャー(生物)でもある存在である神々/Godsが世を支配し、定命の者たちの信仰を集めている世界である。
テーロスにおいて、エンチャントとは「形を持った魔力」のことである。神々とその所有物や眷属の他にも、神々が魔力に独自の形を与えることで生まれるものもある。いずれにせよエンチャントは神の力の産物であるゆえ、定命の人々にとっては神々の恵みのひとつである。
この次元は、定命の者たちが暮らす陽光の世界/the sunlitと、神々の故郷たる夜の世界ニクス/Nyxとに分かれている。神々やそのしもべが人々の前に姿を現すとき、彼らは自身にニクスを満たして現れる。そのためその姿形の影がかかる部分には、彼らが陽光と夜の世界をまたぐ事を示すように夜空が写る。またテーロスの定命の者が眠り夢を見るとき、それは「ニクスを訪れている」のだと言われており、その夢もまた神々からの贈り物のひとつだと考えられている。
テーロスの定命の者は、その寿命を終えると死の国/Underworldへ行き着く。死の国はテーロスの世界を囲む5つの大河の向こうに存在すると云われるが、地割れや洞窟なども死の国へ繋がっているとされる。死の国の灰色の大地には太陽が昇らないがニクスに近いわけではなく、そこには夜も無い。
地理・文明
テーロスの人間達は一部の集落を除けば次の3つの城塞都市のいずれかに属している。
- メレティス/Meletis - 学術、魔法、発展の都市。セイレーン海/the Silen seaに面し、草原の台地とケール川/the River Kheirの支流に囲まれている。
- アクロス/Akros - 山脈に囲まれた城塞都市。市民の多くは同時に兵士でもあり、行商からの略奪や侵略者の撃退など任務を負って土地を巡回している。
- セテッサ/Setessa - ニストスの森/the Nistos Forestに接し、ケイラメトラの神殿を中心に年輪のように広がる城塞都市。女性中心の社会を築いている。
これらの城郭の外に出れば、人知の及ばぬ広大な自然が広がっており、ハイドラやサテュロスなどの怪物たちが闊歩している。
この世界の人々は未だ鉄器を発明しておらず、また狩猟が主であり農耕技術の発展に遅れが見られる。そのため現実の歴史学の観点から言えば未開な文明と言えるが、しかし神々の加護のおかげか、精神面や政治面の文化はそれに比して高度な発達を見せている。
- 現実のギリシャ史におけるポリス社会がモチーフと思われる。現実ではポリスが形成されたのは鉄器文明期であることから、現実に比べて、技術文明より社会文明の発達が著しいことがわかる。
キャラクター
- プレインズウォーカー/Planeswalker
- アショク/Ashiok
- エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel
- ダク・フェイデン/Dack Fayden
- ゼナゴス/Xenagoth
- 神
- エファラ/Ephara - メレティスをAgnomakhosの圧制から解放するため、人間に力を貸したと云われる神。
- エレボス/Elebos - 死の国の神。
- ヘリオッド/Heliod - 神々達の長である太陽神。
- イロアス/Iroas - Mogisとは双子の戦いの神。
- ケイラメトラ/Karametra - 暖炉の神。ナイレアと不穏な関係にある。
- ケラノス/Keranos - 嵐の神。
- モーギス/Mogis - Iroasとは双子の戦いの神。
- ナイレア/Nylea - 狩猟の神。
- ファリカ/ Pharika - エレボスと同じく死に関係する神。
- パーフォロス/Purphoros - 鍛冶の神。
- タッサ/Thassa - 海の神。
- 定命の者たち
- アグノマコス/Agnomakhos - かつてメレティスを支配していたアルコン。
- アナックス/Anax - アクロスの王。非の打ち所の無い指導者としてアクロスの民に受け入れられている。
- アンソーザ/Anthousa - セテッサの監視塔の1つレイナ塔/Leina Towerのリーダー。ケイラメトラの評議会を率い、セテッサの実質的指導者である。
- アリッサ/Arissa - アクロスの英雄。槍投げの達人。
- サイミーディ/Cymede - アクロスの女王。有能な戦士と同時に予見者として王を補佐する。
- ヒパティア/Hypatia - メレティスの戦士。ペガサスと特別の絆を持ち共に戦う。
- カリアス/Kallias - セテッサの監視塔の1つオーフィス塔/Ophis Towerのリーダー。子供の頃奴隷として売られた所をオーフィスの連隊に助けられた。
- ラナトス/Lanathos - アクロスのレスリング選手。闘技場の戦士を残らず破ったあと、野生の雄牛に挑み一日掛かりで倒した。
- メドマイ/Medomai - 時折メレティスに現れ予言を授けるスフィンクス。
- ニケータ/Niketa - セテッサの監視塔の1つバセラ塔/Bassara Towerのリーダー。セテッサに最も長く貢献している50歳の戦士。
- ナイモシュネ/Nymosyne - サテッサ出身のアクロスのパンクラチオン/Pankration(ボクシングとレスリングを組み合わせたもの)競技者。闘技場を襲ったサイクロプスに1人で挑み、瞬く間に首の骨を折ったという。
- ペリソフィア/Perisophia - メレティスの哲学者達を束ねる賢人。
- ファードラ/ Phaedra - セテッサの監視塔の1つハイラックス塔/Hyrax Towerのリーダー。若干19歳だがその戦闘技術は彼女を指導者の地位に付かせた。
- ポルクラノス/Polukranos - ハイドラの怪物。
- テオフィラ/Theophila - ナイレアの友であるニンフ。
- トラシオス/Thrasios - タッサに祝福を与えられていると云われるトリトンの戦士。
関連ページ
- プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その1
- プレインズウォーカーのための「テーロス」案内 その2
- Planeswalker's Guide to Theros, Part 3(英語)
- テーロストレイラー 日本語(Youtube 動画)