ダーレクの創造主、ダヴロス/Davros, Dalek Creator

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2024年11月15日 (金) 19:52時点における京狐 (トーク | 投稿記録)による版
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Davros, Dalek Creator / ダーレクの創造主、ダヴロス (1)(青)(黒)(赤)
伝説のアーティファクト クリーチャー — エイリアン(Alien) 科学者(Scientist)

威迫
あなたの終了ステップの開始時に、このターンに対戦相手1人が3点以上のライフを失っていたなら、威迫を持つ黒の3/3のダーレク(Dalek)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。その後、このターンに3点以上のライフを失っていた各対戦相手はそれぞれ、「あなたはカード1枚を引く。」か、「そのプレイヤーはカード1枚を捨てる。」かの最悪の二択を行う。

3/4

悪の支配者/Masters of Evilのメイン統率者対戦相手が3点以上のライフ失っていたなら3/3威迫ダーレクを生成し、さらにドロー手札破壊最悪の二択を迫る伝説のエイリアン科学者

毎ターン3点のライフを継続的に失わせていないと、どこまで行っても3/4威迫でしかないため、ダヴロスが出たターンで3点のライフを各対戦相手が失っている状態で出ることが最も理想的といえる。 これを達成するには、稲妻波/Boltwave火炎の裂け目/Flame Rift本体火力を撃ってライフを減らす、ダーレク軍団/Dalek Squadronのようなダメージ効率のいいクリーチャーを入れる、忠実な下僕/Loyal Subordinate野望の宮廷/Court of Ambitionのようなライフを失わせるパーマネントを置いておくなどの用法が必要。ドラゴンの接近/Dragon's Approachを大量に積み込む等の用法も考えられる。ヴロック/Vrock地盤の巨人/Tectonic Giant死の飢えのタイタン、クロクサ/Kroxa, Titan of Death's Hungerなども候補。

注意すべき点としては溶岩舌のゾヨワ/Zoyowa Lava-Tongueヴィスラー・ターロー/Vislor Turloughのような、終了ステップの開始時にライフを失わせるパーマネントとはシナジーがないこと。終了ステップより前に3点のライフを失っていないと能力自体が誘発しない。固有色が絡んでいるため、これらのシステムを元に追加ターンを絡めて相手に積極的に最悪の二択を迫ることが目標となる。ダーレクが増産されていけば、毎ターン3ライフを失わせることは容易となる。もしドローを選ばれても追加ターン系のカードを引ければしめたものである。ダーレク・トークンは威迫を持つためサボタージュ能力を誘発しやすく、沿岸の海賊行為/Coastal Piracyなどのサボタージュ能力をサポートするカードと組み合わせ、さらなる追加ターンを引き込めば戦場をダーレクで埋め尽くして勝てるだろう。

  • 3/4威迫のスタッツは、作中で肉体が人間からダーレクに近づいており、モヴェラン人のウイルスで死亡したエピソードを反映している。元人間だったダヴロスはエイリアンのクリーチャータイプが充てられている。

ルール

  • この誘発型能力あなた終了ステップに必ず誘発する。解決時までに対戦相手がライフを3点以上失えばトークンが生成され最悪の二択を選ぶ。
  • 3点以上のライフを失った対戦相手が何人いても、生成されるトークンは1つである。
  • ターン開始からのライフ総量の差分ではなく、ライフを失った値のみを数える。例えば、対戦相手1人がライフを1点失う効果を3回受けた後に5点のライフを得たなら、それは3点のライフを失っている。

関連カード

サイクル

ドクター・フー統率者デッキのメイン統率者サイクルレアリティドクターのコンパニオンレア、それ以外は神話レア

ストーリー

ダヴロス/Davrosは惑星スカロの科学者。ダーレクの生みの親であり、宇宙支配を目論む誇大妄想狂、ドクターの宿敵の一人。 若い頃スカロの民族対立戦争で四肢欠損するほどの瀕死の大けがを負い、失った目は額のサバネッティックアイ、腕は右腕だけを機械化し、下半身は生命維持装置に接続している。初登場はダーレク族の誕生/Genesis of the Daleksで、ダーレクが初登場した旧シリーズシーズン1の第2エピソード、"The Dalek"より前の時代のスカロでダーレクがいかに誕生するかを描く目的で作られたキャラクターである。 初登場時時点では千年にわたる科学兵器を消耗しあう果てしない戦争の中、ダヴロスもまた狂気に陥っており、4代目ドクター/The Fourth Doctorの説得も聞かずにダーレクを誕生させてしまう。しかしダーレクはダヴロスがいなくとも生産ラインを維持できるほど知性が高く、もはやダヴロスを必要としなかったため、ダーレクによって抹殺される。しかし"Destiny of the Daleks "で生命維持装置のおかげでコールドスリープ状態で生きていたことが判明、蘇生して宇宙征服を開始しようとする。しかしダーレクはコールドスリープ中にモヴェラン人という別な宇宙人と戦争状態にあり、スカロを再訪したドクターと協力して計画を阻まれ、ダーレク軍団は壊滅、ダヴロスは再度コールドスリープ処理を施されたうえで宇宙監獄へ投獄される。

5代目ドクター/The Fifth Doctorのエピソード" Resurrection of the Daleks"で、監獄から脱走、膠着したモヴェラン人との戦争を打開するためにダーレクからモヴェラン人が開発したダーレクを殺すウイルスに対する特効薬を作るように要求される。いっぽうでダーレクもダヴロスに従って状況を打開する派閥と、ダヴロスを主と認めない派閥が誕生して内戦状態にあることが明かされる。ダヴロスはダーレクを失敗作とみなし、新しい種族を造ろうと画策するも、自身の体もダーレクに近づいており、ウイルスで死亡する。 "Revelation of the Daleks"では、埋葬庭園トランキル・リポーズに埋葬されていたが、実際には自身の死を偽っており、生命維持装置を改造して復活する。さらに埋葬施設の死体からダーレク族を作り出し、従順な白い戦車のダーレクを開発する。しかし、6代目ドクターと遭遇、さらに反ダヴロス派のダーレクが到着してダヴロスを拉致し、スカロで裁判にかけられる。

7代目ドクター/The Seventh Doctorのエピソード"Remembrance of the Daleks"ではダヴロス派のダーレクのトップとして「皇帝ダーレク」を名乗る。ここでは初代ドクターが初めて地球を旅立った数か月後のコールヒル高校で、ドクターが隠したタイムロードの技術”オメガの手/Hand of Omega"(エースの野球バット/Ace's Baseball Batイラストにある発光する箱)を探すが、反逆派のダーレクも同じものを求めており、激しい争いになる。オメガの手はタイムロードの肉体から作られた惑星間マニュピレーターであり、星を恒星に変化する力を持つ。この力を用いてドクターの故郷、ギャリフレイを粉砕して自身の地位を確固たるものにしようと企んだ。 結果的にダヴロスはオメガの手を手に入れるが、ドクターはこれまでの所業に対する報いとしてダヴロスを欺き、スカロの太陽を超新星爆発させ、惑星スカロを跡形もなく粉砕した。旧シリーズではこれが最後の登場となり生死は不明だった。

新シリーズではスカロを粉砕した設定自体がなかったことになり、タイム・ウォーの一年目で死亡したとドクターに認識されていたが、スカロの集団/Cult of Skaroの一体、ダーレク・カーンによって助け出されていた。10代目ドクター/The Tenth Doctorのエピソード、「盗まれた地球」でカーンの予言通りに地球を含む27の惑星メデューサ・カスケードに運び、重力場を利用したリアリティ・ボムでダーレクを除く宇宙すべての生命体を破壊しようと企む。しかしコンパニオンのドナ・ノーブル/Donna Noble人間・タイムロード・メタクライシス/Human–Time Lord Meta-Crisisによってドクターの再生エネルギーの一部を吸収、半人間半ドクターであるドクター・ドナになったことで形勢が逆転、ダーレクを圧倒し基地が壊滅。ダヴロスはドクターに対する呪詛を吐きながら炎の中に消える。

12代目ドクター/The Twelfth Doctorのエピソード、「魔術師の弟子」「魔法使いの友」で再登場。ここではダーレクに助け出されスカロで延命治療を受けていた。ドクターを騙して自身に再生エネルギーを注がせて延命に成功するが、地下で腐敗して死体となっていたダーレクも蘇り、ダヴロスに反旗を翻される。また、ここでは幼少の記憶としてドクターがダヴロスを見捨てるかどうかの選択をしていたことが明らかとなる。ドクターとクララがスカロを脱出した後の行跡は不明である。

その後はBBCが多様性に配慮した番組作りを目指すようになったため、ダヴロスの再登場が非常に困難になり、長らく出番がなかった。 そもそもダヴロスの登場背景などは登場当初は問題にならなかったものの、特に新シリーズは障がい者に対する配慮などからデザインが若干変更になっている。イラストも10代目ドクターのエピソード、「盗まれた地球」のものである。しかし、2023年のショートエピソード"Destination: Skaro"では大幅にその容姿が変更され、生命維持装置に乗らず自身の足で歩き、やや腰の曲がったの不気味な男として描かれている。今後はこの姿でダヴロスが登場することになると製作サイドから発表された。

参考

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