大長
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大長(Chancellor)とは、新たなるファイレクシアで登場したクリーチャーのサイクル。いずれもトリプルシンボルの7マナで、各色1枚ずつ作られた。
これら大長がゲーム開始時の手札にあった場合、そのうち望む枚数を手札から公開することができる。そうする事で、公開した枚数に応じてゲーム開始後になんらかの効果が得られる。
- Mark Rosewaterが2010年8月、力線のコラムで、「マジックのカードで「ゲーム開始時の手札」という語を使っているのは現在10枚、この同じ質問を来年の今したら、答えは15枚。」と大長の登場を示唆していた(参考欄参照)。
ルール
- ゲーム開始時の手順に従い、全てのプレイヤーがマリガンをこれ以上行わないことを選択して最初の手札を決定し終えた後、大長または力線などのゲーム開始時の手札からの行動を認めるカードに書かれている行動を行うことができる。
- 開始プレイヤーが全ての「ゲーム開始時から認められている行動」を1つずつ行ったあと、ターン進行順に各プレイヤーがこれを行う。
- 各プレイヤーがゲーム開始時の手札による行動を行う選択肢を実行した後に、ゲームの最初のターンが開始される。
- この方法で公開された大長は、ゲームの第1ターンが開始されるまで公開されたままになる。物理的に同じカードを再び公開して効果を複数回得ることはできない。
該当カード
- 別館の大長/Chancellor of the Annex
- 尖塔の大長/Chancellor of the Spires
- ドロスの大長/Chancellor of the Dross
- 溶鉱炉の大長/Chancellor of the Forge
- 絡み森の大長/Chancellor of the Tangle
参考
- 総合ルール用語集:初期手札 (Wisdom Guild)
- Gimme a Hand/お手を拝借!(WotC、文:Mark Rosewater)
- 『新たなるファイレクシア』サイクルレビュー:「大長」(WotC、文:塚本樹詩)
- カードの俗称