アヴナント/Avenant

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その後、[[ウェザーライト]]の[[重バリスタ部隊/Heavy Ballista]]のフレイバー・テキストでは、「the island of Avenant」の形で「アブナントの島」と訳されている。
 
その後、[[ウェザーライト]]の[[重バリスタ部隊/Heavy Ballista]]のフレイバー・テキストでは、「the island of Avenant」の形で「アブナントの島」と訳されている。
 
[[第6版]]では、[[ダブナントの射手/D'Avenant Archer]]はカード名で「ダブナント」、重バリスタ部隊はフレイバー・テキストで「アブナント」と、やや統一感のない訳になっている。
 
[[第6版]]では、[[ダブナントの射手/D'Avenant Archer]]はカード名で「ダブナント」、重バリスタ部隊はフレイバー・テキストで「アブナント」と、やや統一感のない訳になっている。
そして[[時のらせん]]の[[アヴナントの癒し手/D'Avenant Healer]]のカード名では「D'Avenant」の形で「アヴナントの〜」と翻訳された。<!-- 発音と仏語の文法に配慮した新訳へ修正された。/文法というか「D'」を「の」に訳した、またDを発音しないわけではない>
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そして[[時のらせん]]の[[アヴナントの癒し手/D'Avenant Healer]]のカード名では「D'Avenant」の形で「アヴナントの〜」と翻訳された。<!-- 発音と仏語の文法に配慮した新訳へ修正された。/文法というか「D'」を「の」に訳した、またDを発音しないわけではない-->
 
*背景世界の設定に応じた翻訳[[テンプレート]]の変更は、[[大地のしもべ/Gaea's Liege]]の[[ガイア/Gaea]]などの前例があるが、比較的珍しい。
 
*背景世界の設定に応じた翻訳[[テンプレート]]の変更は、[[大地のしもべ/Gaea's Liege]]の[[ガイア/Gaea]]などの前例があるが、比較的珍しい。
 
*仏語には「感じの良い」という意味の形容詞、avenant,〜e(アヴナン、〜ト)がある。アヴナントの名前はこれから取ったのかもしれない。
 
*仏語には「感じの良い」という意味の形容詞、avenant,〜e(アヴナン、〜ト)がある。アヴナントの名前はこれから取ったのかもしれない。

2023年9月7日 (木) 00:22時点における版

アヴナント/Avenantはベナリア/Benaliaの北沖にある島国。 ベナリアに敵対し、その海外侵攻を食い止める役割を担っている。 アヴナント海(Sea of Avenant)に囲まれており、優秀な射手バリスタ部隊によりが堅く守られているため近づくことは難しい。

ダブナント騎士団(Order of the D'Avenant)はこの地で誕生した。ダブナント騎士団は女系の組織であり、支配者はSuzeraineと称される。所属を許されるのは最も優れた射手のみであり、騎士見習い(squires)が射手として「d'Avenant」の称号を得るには、三昼夜にわたり眠らずに騎士の瞑想を見守らねばならない。

仏語風の母国語をもつと推測される。

  • 優秀な弓兵を有する島国で、仏語風の言葉という、英仏両国の特徴を備えている。英仏の対立の歴史を鑑みるに、その地域設定はなかなか面白い。
  • D'Avenantはイギリス人の姓にみられ、詩人Sir William D'Avenant(1606-1668)、聖職者・学者Edward D'Avenant(1596-1679)が知られる。
  • 関連カードやストーリー上の役割よりも、その翻訳の是非が話題にのぼることの方が多い(#誤訳の疑い参照)。

目次

登場カード

訳語の変遷

「Avenant」は「D'Avenant」の形で、第4版純白の秘薬/Alabaster Potionフレイバー・テキストで「ダブナントの〜」と翻訳され、続くクロニクル第5版でも同様に充てられている。 その後、ウェザーライト重バリスタ部隊/Heavy Ballistaのフレイバー・テキストでは、「the island of Avenant」の形で「アブナントの島」と訳されている。 第6版では、ダブナントの射手/D'Avenant Archerはカード名で「ダブナント」、重バリスタ部隊はフレイバー・テキストで「アブナント」と、やや統一感のない訳になっている。 そして時のらせんアヴナントの癒し手/D'Avenant Healerのカード名では「D'Avenant」の形で「アヴナントの〜」と翻訳された。

  • 背景世界の設定に応じた翻訳テンプレートの変更は、大地のしもべ/Gaea's Liegeガイア/Gaeaなどの前例があるが、比較的珍しい。
  • 仏語には「感じの良い」という意味の形容詞、avenant,〜e(アヴナン、〜ト)がある。アヴナントの名前はこれから取ったのかもしれない。

誤訳の疑い

「D'Avenant」=「ダブナントの〜」とする訳は、しばしば誤訳として取沙汰される話題。 「D'」を訳して「アブナント(アヴナント)の〜」としなければならない、という主張である。

同様の仏語由来の外来語に関する一般的な例として、「ジャンヌ・ダルク/Jeanne d'Arc」が挙げられる(注:「d'Arc」と「D'Avenant」の「d'(D')」は同じ単語。英語の「of」に相当)。 英語圏ではジャンヌは、原語のまま「Jeanne d'Arc」とも、英訳して「Joan of Arc」とも表記される。 日本語でも、「ジャンヌ・ダルク」が一般的であり、「アルクのジャンヌ(アークのジョアン)」とは普通は言わない。

一方、「D'Avenant」の実際の使用例を見てみると、「D'Avenant + (名詞)」の形で形容詞的に使われることが多いが、その他に「… of Avenant」の形で用いられる例や、「D'Avenant」を名詞的に使用する例(D'Avenant's …)も見られる。

つまり「D'」は英語・日本語共に、意味を汲み取った翻訳でも、原語の綴り・発音を活かした訳でも、どちらでも間違いではないということが解る。 以上から、「ダブナントの〜」でも特におかしいわけではないが、「アブナントの〜」や「アヴナントの〜」の方が設定上の意味合いに配慮した翻訳かもしれない。

  • ちなみに「ダブナントの射手」のフランス語版の名前は「Archere d'Avenant(アルシェール・ダヴナン)」で「Archer of Avenant」の形になっている。一方、イタリア語版では「Arciere di D'Avenant」、ドイツ語版では「Bogenschütze aus D'Avenant」と「Archer of D'Avenant」の形になっている。いずれにせよ「D'」を自国語の形に訳してはおらず、固有名詞と考えられるものを、日本語として「D'」を「の」で置き換えるのはやりすぎかもしれない。

参考

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