秘密のランデブー/Secret Rendezvous
ドローの苦手な白でありながら、3マナで3枚も引けるソーサリー。白の理念である平等に則っている。
白にしてこの効率の良さは特筆に値する。ただし対戦相手にも3枚引かせてしまうデメリットはとても無視できるものではなく、2人対戦ではこのカードを消費している分だけアドバンテージを失ってしまう。「あと1枚でもドロー出来れば、このターンに勝利できる」という場合や、相手に引かせることがメリットに繋がる場合は有効に使えるように思えるが、実際には使いどころが難しい。たとえば覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsや地獄界の夢/Underworld Dreamsなどは相性が良いと言えるが、白単色でこのカードを採用できるようなデッキは存在せず、他の色を使うのであればもっと使いやすいドロー手段が豊富に存在する。
対象とする対戦相手は1人だけなので、3人以上の多人数戦であればデメリットはやや軽減される。また、盤外戦術として特定の対戦相手と協力したい場合は強力な政治交渉手段となり得るだろう。
- Mark Rosewaterによれば、2人対戦の白ウィニーに利用されない形で複数枚のドローを行えるようデザインされたカードであり、多人数戦での協力を意識している[1]。統率者戦用セットに収録していないのは枠の確保に時間がかかり収録が遅れるためだとのこと[2]。
- 過去には、複数枚引ける一時休戦/Temporary Truceなどがあった。
- ユニバースビヨンドのFINAL FANTASY統率者デッキ版は『FFVII』のデートイベントをモチーフとしており、イベントが発生する対応キャラごとに4種類のイラストとフレイバー・テキストが存在する(イラスト:ティファ/エアリス/ユフィ/バレット)。リミットブレイク/Limit Breakに収録されているカードはティファ版だが、FINAL FANTASYのコレクター・ブースターからは他の3種類がノンフォイル、伝統的フォイル仕様ともども出現する[3]。
- 構築済みデッキ収録のティファ版は伝統的フォイル仕様のカードは存在せず、ノンフォイルとコレクター版に収録されているサージ・フォイル仕様のカードしか存在しない。
- ストリクスヘイヴンの秘密では準備呪文としてこれを内蔵した一心同体な研究者たち/Joined Researchersが登場した。
余談
[編集]日本におけるランデブーとは(特に恋人関係における)デートを示すことが多いが、元々の意味はフランス語で「2人の人間が時間と場所を決めて出会うこと」。イラストからは、普段は対立しあうことが多い異なる大学の2人が、共に語らい勉強をする様子が読み取れる。
ストリクスヘイヴンの五つの大学は生徒たちの自然な競争を促進しているが、すべての障壁を越える絆もある。
英語圏では単なる「待ち合わせ」という意味でも使われ、特に軍事用語などでは「友軍と合流・集合する」という意味になるなど、必ずしも素朴な恋仲を示すものではない。
その一方FINAL FANTASY統率者デッキ版は、同作でのデートイベントがモチーフになっている。「秘密のランデブー」という訳語がしっかりハマっている。
参考
[編集]- ↑ I have to express my extreme disappointment in...(Blogatog 2021年4月2日 Mark Rosewaterのブログ)
- ↑ If Secret Rendezvous is meant to be a political...(Blogatog 2021年4月2日 Mark Rosewaterのブログ)
- ↑ [『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』をコレクションする:特に知っておくべき4つのこと(Daily MTG 2024年5月10日)]