借り物の知識/Borrowed Knowledge
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・対戦相手1人を対象とする。あなたの手札を捨てる。その後、そのプレイヤーの手札にあるカードの枚数に等しい枚数のカードを引く。
・あなたの手札を捨てる。その後、これにより捨てられたカードの枚数に等しい枚数のカードを引く。
ルーティングで自分か対戦相手1人に合わせた枚数の手札にできるソーサリー。
1つ目のモードは対戦相手と自分の手札枚数を「平等にする」効果で、白の領分...と言いたいところだが、実のところ白には天秤/Balanceのように捨てさせる方向性のものはかつて存在したものの、ドローさせる効果は意外に例がなく、力の均衡/Balance of Powerのように青が担ってきた分野である。赤白としては珍しい、手札を増やせる可能性のあるドローソースであり、基本的にこちらのモードを目当てに採用することになるだろう。
2つ目のモードは「捨てた分だけ引く」赤のかき回し効果。このカードを唱えたぶん確実に手札が1枚減ることになり、同色の心温まる贖罪/Heartwarming Redemptionなどと比較して明らかに弱い。青なら2マナインスタントのトレイリアの風/Tolarian Windsで出来ていたことである。こちらのモードを選ぶのは、対戦相手の手札が少なく、1つ目のモードが有効でない場合の逃げ道としてだろう。
ストリクスヘイヴンの秘密リミテッドでは貴重な赤白のドローソース。ロアホールド大学が墓地利用を得意とするため、あまり手札が増えなかったとしても総合的にはアドバンテージを得られる場面は多い。ただ、ソーサリー・タイミングで4マナ費やしてドローするだけというのは、それなりの枚数を得できなければ強い動きではない。リミテッドでしばしばある、お互いに手札を使い切ってからのトップデッキ合戦で腐るのも難点。
コマンダーをはじめとする多人数戦では、誰か一人でもたくさんの手札をもつ対戦相手がいればそれにあやかれるため、赤白のリソース獲得手段として検討できる。
- イラストでは生徒が試験のカンニングをしている。フレイバー・テキストはおそらく石造りの講師/Stone Docentから続く生徒の言い訳であろう。
「先生、僕たちは歴史を学んでるんです。隣の人がまず答えを書いた。僕はその過去から学びを得ていた、というわけです。」
- ダンジョンズ&ドラゴンズでストリクスヘイヴン/Strixhavenの世界観を遊ぶことができる『Strixhaven: Curriculum of Chaos』が2021年に英語で発売されており、このカードの英語名は同書に収録されているロアホールド大学/Lorehold Collegeをモチーフとした呪文と同名である。
- 同書出展の呪文は枯死と開花/Wither and Bloom以来2例目。