グラークマウ/Grakmaw
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グラークマウ/Grakmawはゼンディカーの夜明けのキャラクター。カードとしてはゼンディカーの夜明けのスカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravagerが初出。
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[編集] 解説
ゼンディカー/Zendikarのオンドゥ/Ondu大陸のスカイクレイブ/Skyclaveに棲むハイドラ。三つの頭部を持ち、口には牙が二重に生えている(イラスト)。
グラークマウは強大なるハイドラで、落ちたスカイクレイブの中に何世紀も潜んでいた。完全な暗闇の中で生きてきたため視覚は完全に失われているが、他の感覚は極めて鋭敏だ。グラークマウは主に、遺跡の通路を這い回る巨大なムカデやその他の虫を餌としている。
スカイクレイブが再び空に戻ると、グラークマウは新たな食糧源を発見した――冒険者のパーティーだ。グラークマウが守る入り口に生きて辿り着く冒険者は少なく、その少数が出口を見つけることはないようだ。
[編集] 経歴
[編集] 渇望/Hunger
タルサ/Tarsa、ナディノ/Nadino、エレト/Eretのパーティーは、謎の出資者からグラークマウ討伐の依頼を受けた。皮肉にも、それはタルサたちから仲間の一人を奪った怪物だったが、彼らは再戦を望んだ。三人は話を盗み聞きしていたアノワン/Anowonを渋々パーティーに加え、オンドゥのスカイクレイブに向かった。
タルサたちはグラークマウと再会したが、作戦はなかった。グラークマウは獲物の体温を知覚する、そう聞いていたアノワンの閃きによりナディノが雪の魔法を使ったことで、グラークマウは彼らを見失い、去った。
スカイクレイブ内で一夜を明かした一行は、その深奥の古の実験室を訪れた。恐らくはここでグラークマウも生み出されたのだろう。そこにはオリエン/Orienのズタズタの衣服があった――怪物がここに引きずり込んで喰らった、タルサたちのかつての仲間の残骸だ。そして彼らの前に、グラークマウが再び姿を現した。
一行は果敢にグラークマウと戦ったが、その高い再生能力の前には剣も魔法も無意味で、餌となるのは時間の問題だった。アノワンは実験室そのものに答えを求めた――彼はこの部屋で発見した黄色の薬の小瓶を持ち、鉤縄でグラークマウの頭上に登った。攻撃を受け、彼は瓶を取り落としたが、ナディノの投げた刃が瓶を割った。薬が雲となって弾け、それを浴びたグラークマウの頭部は見る見る石化していった。胴体はもがいたが、やがて頭部が重さに耐え切れなくなり、一つまた一つと音を立てて落下した。
石化したグラークマウの頭部が元に戻ることはなかった。依頼と敵討ちを果たしたタルサたちは、アノワンを新たな仲間として迎え入れた。
[編集] 登場
[編集] 登場カード
[編集] 登場作品・登場記事
- The Legends of Zendikar Rising/『ゼンディカーの夜明け』の伝説たち(Feature 2020年9月15日 Ari Zirulnik著)
- Hunger/サイドストーリー第4話:渇望(Magic Story 2020年9月25日 Brandon O'Brien著)