オヘル・タク/Ojer Taq
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オヘル・タク/Ojer Taqはイクサラン:失われし洞窟初出のキャラクター。カードとしての初出はイクサラン:失われし洞窟の最深の基盤、オヘル・タク/Ojer Taq, Deepest Foundation。
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[編集] 解説
イクサラン/Ixalan地下、中心核/The Coreで崇められる深淵の神々/The Deep Godsの一柱。半男半女[1]。左右に割れた三層構造の顔を持ち、白いローブを纏う。その衣服を飾るキープには過去・現在・未来が記録されている(イラスト1、イラスト2)。
[編集] 信仰
白マナに属する深淵の神々にして、オルテカ/Oltecにおける主神である。深淵の神々の中で最初の神であり、コモン・ウィナク/The Komon Winaqの守護神として認識されている。信者数も深淵の神々では最多で、オヘル・タクを祀った文明の神殿/Temple of Civilizationもまたオテクラン/Oteclanの神殿の中では最大規模である。
オヘル・タクは文明を司る神であり、執政、行政官、祖先、残響、都市、記録、水準の守護神とされる。コズミューム/Cosmiumやチミル/Chimilとの関係が深いとも言われている。また、都市、道路、インフラなどといった人工物とも密接に結びついている。
[編集] 他の神との関係
オヘル・タクは深淵の神々の中でも最年長に当たる存在である。特に力の神オヘル・アショニル/Ojer Axonilはオヘル・タクの弟であると明言されている。オヘル・タク自身はチミルから産まれたと信じられている。また、オルテカの第二神であるオヘル・パクパテク/Ojer Pakpatiqは恋人にあたる。
[編集] 経歴
[編集] 囁き戦争
かつてアクロゾズ/Aclazotzが生と死の境界を強く隔てた時、人々の中には死への恐れからアクロゾズの狂信者となる者達がいた。彼らの悪行を止めんと囁き戦争/The Whispering Warが勃発し、その戦いの音を聞いたオヘル・アショニルが中心核へ姿を現した。
オヘル・アショニルは目の前の蝙蝠の本質に気づいた――アクロゾズは深淵の神を捕食し、その力を奪い取った邪悪なる存在であると。彼は神の世界に一度引き返し、オヘル・タクに中心核の惨状を警告した。
その声を聞いたオヘル・タクは、オヘル・パクパテクの傍を離れ中心核へ向かった。この神の到来によりコモンは希望を取り戻し、アクロゾズの囁きに屈した者も光の道へと戻った。その存在は、死を超えて魂が存在し続けることの体現であったのだ。囁き戦争が終結すると、オヘル・タクはコモンが新たな都市を作る様子を見守っていた。この都市こそ、現在のオテクランの基礎である。
[編集] 登場
[編集] カード名に登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
[編集] イラストに登場
- イクサラン:失われし洞窟
- 文明の神殿/Temple of Civilization、奇怪な宝石/The Enigma Jewel - 啓蒙の神座/Locus of Enlightenment(像)
- イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ
- オヘル・タクの眼/Eye of Ojer Taq - 天頂観測所/Apex Observatory(像)
[編集] 登場記事・登場作品
- Planeswalker's Guide to The Lost Caverns of Ixalan/プレインズウォーカーのための『イクサラン:失われし洞窟』案内(Daily MTG 2023年11月10日 Miguel Lopez著)
[編集] その他
- 文明の神という点から、モチーフはインカ神話の創造神ビラコチャと推測される。男女両方の性質を併せ持つという点から、アステカ神話の創造神オメテオトルの要素も含まれると考えられる。
- 特徴的な三層構造の顔は、マヤ文明およびアステカ文明における生と死のサイクルを表した仮面がモチーフだろう。これは人生の三段階、赤子-成人-遺体(あるいは若者-老人-遺体とも)を表しているとされる[2][3]。
[編集] 脚注
- ↑ ただし、英語公式記事では三人称がSheとも表記されている
- ↑ Mayan-pack-for-kids.pdf(イギリス、メードストン博物館公式ホームページ)
- ↑ Mexicolore(Aztecs at Mexicolore)