Nils Hamm
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ニルス・ハム(Nils Hamm)は、イラストレーター・コンセプトアーティスト。マジックのアーティストの1人。
概要
ドイツ・デュッセルドルフ在住。2004年頃からWotCのホラーCCG「Hecatomb」にアートスタッフとして参加していたが、Hecatombの展開終了後はマジックにアーティストとして参加している。
フランク・フラゼッタ等のファンタジー・アーティストの影響を受けて芸術の道を志したが、現在の画風にはRick Berryの技法の影響が大きい[1]。油彩を得意としており、ほとんどのアートは油彩で描き上げてからデジタル処理している。下描き無しでいきなり絵具で描き始めることも好んでおり、そのためかWotCのアートディレクターからの指定は時と共におまかせに近づいていったという[2][1]。
暗色を得意とし細部まで描き込んだアートはホラー要素を大いに掻き立て(イラスト、イラスト)、元々ホラーCCGのアートに参加していたのも頷ける。その一方でお気に入りカードを問われ尖塔の大長/Chancellor of the Spires(イラスト)、薔薇たてがみのケンタウルス/Rosemane Centaur(イラスト)と並んで光らせの子/Gilder Bairn(イラスト)を挙げる[1]などおかしみのあるイラストも手掛ける。
ホラーをテーマとするイニストラード/Innistradでは存分に腕を振るい、秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(イラスト)→逸脱した研究者/Aberrant Researcher(イラスト)→完成態の講師/Docent of Perfection(イラスト)の六部作など多くのホラー・アートを生み出した。グランプリ千葉16ではデルバーの蛹[3]を披露するなどユーモアにも溢れている。
手がけた有名なアート
- アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(イラスト)
- 悪意の大梟/Baleful Strix(イラスト)
- 墓所のタイタン/Grave Titan(イラスト)
- 逆説的な結果/Paradoxical Outcome(イラスト)
- 幻影の像/Phantasmal Image(イラスト)
- スラーグ牙/Thragtusk(イラスト)
参考
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 Nils Hamm Interview
- ↑ アーティスト・インタビュー: マーク・テディン&ニルス・ハム(日本選手権11・イベントカバレージ 2011年7月17日 Seo Asako著)
- ↑ グランプリ・千葉2016 写真小ネタ集(その2、アーティストエリア)(グランプリ千葉16・イベントカバレージ 2016年11月26日 Yuichi Horikawa著)