ミレシント/Millicent
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ミレシント/Millicentはイニストラード:真紅の契りのキャラクター。カードとしてはイニストラード:真紅の契り統率者デッキの眠れぬ亡霊、ミレシント/Millicent, Restless Revenantが初出。
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解説
イニストラード/Innistradの人間/Humanの霊/Geist。女性(イラスト)。
復讐は、大患期/The Travailsの後に残された霊魂の多くがともに抱く欲求であり、ミレシントとてその例外ではない。生前、彼女は小さな町の町長/Mayorにして衛兵隊長であった。イニストラードの様々な怪物により家族全員を失ったミレシントは、近しい者を失った人々のための聖域を作ろうとしていた。彼女の小さな町は、癒しの技を学ぶ人間たちから成る中規模の都市になった。そして謎めいた悲劇によって、その都市は地図から姿を消した。
一人また一人と、ミレシントと市民は霊魂となって蘇った。各人がそれぞれのやり残した仕事を抱えて。霊魂たちは死んでなお共同体の意識を持ち続けている。ミレシントに率いられ、彼らはそれぞれが望む復讐を求めて、イニストラード中を一緒に旅する。彼らは自然災害のように都市に降りかかる。霊魂の群れが通りに溢れ、腐敗した役人や、人間に紛れていた人狼/Werewolfの死体を後に残していくのだ。
経歴
世界の端/The Edge of the World
霊の群れが政治家や商人を次々と襲う事件を解決するため、セルホフ/Selhoffの町に出向いた探偵ジェイコブ・ハーキン/Jacob Haukenは、もう一人の探偵エロイーズ・ウィッカー/Eloise Wickerと宿に向かう途中、霊の接近を感じた。多数の霊の群れが二人に襲いかかり、凝集して一人の女性の姿となり、エロイーズを吹き飛ばした。ジェイコブは魔法で何とかその霊を追い払った。
負傷したエロイーズは近くの宿屋で医師の診察を受けたが、その部屋でジェイコブは再び霊の接近を感じた。女性の霊は再びエロイーズを襲おうとし、だがジェイコブの説得を受けて立ち止まった。ミレシントと名乗るその霊は語った。エロイーズは自分が探している者だったが、今は違う。「あいつ」は私たちの新鮮な魂を使った――ジェイコブはすべてを悟った。事件の黒幕は屍錬金術師/Necro-alchemist、シリル・ラーヴ/Cyril Rav。ミレシントたちの魂を燃料とする霊爆弾/Geistbombの暴発で自らも命を落としたが、霊となって有力者に次々と憑依し、その姿を借り続けた。そして先程までエロイーズに憑依していたのだ。
その後、ミレシントとともに依頼人のネリック卿/Lord Nellickの館に戻ったエロイーズが見たのは、ネリックの死体だけだった。先に戻ったジェイコブの姿はどこにもなかった――ラーヴがジェイコブを連れていったのだ。独力でラーヴを捜索しようとするミレシントにエロイーズは提案した。自分を雇ってみないかと。
登場
登場カード
登場作品・登場記事
- The Edge of the World/サイドストーリー第1話:世界の端(Magic Story 2021年10月29日 Aysha U. Farah著)
- The Legends of Innistrad: Crimson Vow/『イニストラード:真紅の契り』の伝説たち(Feature 2021年11月12日 Doug Beyer, Ari Zirulnik, and Grace Fong著)