ブレイゴ/Brago

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ブレイゴ/Bragoコンスピラシーおよびコンスピラシー:王位争奪のキャラクター。カードとしてはコンスピラシーの永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternalが初出。

目次

[編集] 解説

フィオーラ/Fioraの高層都市パリアノ/Palianoの王。男性(イラスト)。

およそ70年前にパリアノを興して王座に就き、死後も幽霊となってパリアノを統治し続けている不死の王。永遠王/King Eternalの異名を持つ。

[編集] 経歴

[編集] 裏切り/Betrayal

若き日のブレイゴは、若き都市パリアノに発展の可能性を見出した。彼は貴族と聖職者と商人階級の連合を作り上げ、汚職を一掃し、親友セルヴァラ/Selvalaとともに憲章を起草した。しかし彼が王の座に就いて3年目の時、代々続く不治の病に罹患していることが発覚する。新たな王の早すぎる死が今まで築き上げてきたものを無に帰すことを恐れたブレイゴとセルヴァラは、悩んだ末、司祭たちの提案を受け入れた。それは、肉体を魔法的に保存することで生き延びるというものだった。こうしてカストーディ/The Custodiが組織され、「治療」が開始された。

それから約70年後、城を訪れたセルヴァラは彼を責めた。その生は自然に反することであり、今のブレイゴは民よりも自分の人生を大事にしていると。これに対し、まだまだ都市のためにやらねばならぬことは多く、自らの健康にそれを邪魔されるわけにはいかなかったというのがブレイゴの主張であった。そして彼は付け加えた。「治療」は行きすぎてしまった、もはや自分は自然に死ぬことはできず、食べることも、眠ることも、痛みを感じることもできないと。セルヴァラは彼の意を汲み、かつての友を刺し殺した――しかし、それはブレイゴの策略であった。彼は肉体という檻から解き放たれ、幽霊となって再び王座に君臨した。

  • FIORA - PLANES/フィオーラ - 次元のキャラクター紹介では、ブレイゴの早すぎる謎の死の後、カストーディが実権を握り続けるため、彼の霊魂を傀儡として生かし続けていることになっており、設定に齟齬が生じている。

[編集] 圧政者たち/Tyrants

肉体を捨てた後、ブレイゴはますます冷酷で偏執的になっていった。ある日、彼がカストーディの幽霊たちと議論していたのは、歯車式/Cogworkの機械の一掃と、アカデミー/Academy解体の成功についてだった。自分に反抗する者が消えたことに、彼は大いに満足しているようだった。だがこの日、カストーディと城内の使用人たちの様子がどこかおかしいことに、護衛隊長アドリアナ/Adrianaは気づいた。

王のもとに駆けつけたアドリアナが見たのは、暗殺者のケイヤ/Kayaが非物質化の力を使ってブレイゴの霊体を掴み、彼の首筋にダガーを深々と突き刺している光景だった。アドリアナは床に倒れ込むブレイゴを反射的に受け止めようとし、それが実際に可能だったことに驚いた――彼の鎧は霊体との繋がりを失い、物質に戻っていたのだ。アドリアナの目の前で、ブレイゴの霊体は傷口から広がるように壊死し、消失していった。数秒のうちに王の姿は完全に消え去り、物質に戻った王冠が床に落下した。

ケイヤの雇い主であるマルチェッサ/Marchesaがパリアノの女王に即位したのは、その翌日のことだった。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

コンスピラシー
ブレイゴの好意/Brago's Favorブレイゴの名代/Brago's Representative

[編集] フレイバー・テキストに登場

コンスピラシー
ブレイゴの名代/Brago's Representative、永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal
Secret Lair Drop Series: Culture Shocks: Jund
草むした墓/Overgrown Tomb

[編集] イラストに登場

コンスピラシー
ブレイゴの好意/Brago's Favor、予想外の潜在力/Unexpected Potential
コンスピラシー:王位争奪
大逆/Regicide
Secret Lair Drop Series: Culture Shocks: Jund
草むした墓/Overgrown Tomb(像)

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] その他

  • コンスピラシー:王位争奪の発表に際しては、まず「コンスピラシー:ブレイゴの御代/Conspiracy: The Reign of Brago」という偽のセット名を告知し、「ブレイゴが暗殺されたため」という理由でセット名を変更するという驚きのプロモーションが行われた。詳細はコンスピラシー:王位争奪を参照。

[編集] 参考

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