New Freedom

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1970年1月1日 (木) 09:00時点における (トーク)による版
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New Freedom

New Freedom(新自由国)

ウルグローサ/Ulgrothaドワーフの地底王国。 「New Freedom」とはドワーフの言葉を翻訳したもの、ドワーフ語の正確な国名は言及されていない。

この王国の起源はウルグローサとは別の次元で、地底にある、状態の安定した次元の門(planar gate)を、鉱物と宝石の発掘に活用しているドワーフ族。 ホームランド第12世代期、次元を超えた遠征のうちの一つがウルグローサの山脈深層に到達、すぐさまそこに地底都市を築いた。都市はドワーフ製のアーティファクトで溢れた美しい場所で、アーティファクトの多くは地底生活を快適に過ごす補助として設計されている。周辺から採掘される鉱石は豊富で、都市は繁栄を謳歌する。 その後、ドワーフ族は地表まで掘り当たると、塩の湿地帯(salt marsh)を見下ろすその場所に、前哨基地かつ成功を讃える記念として、石造りの巨大な城を建設し始める。

この時点まで、ドワーフ族はウルグローサの他の文化にも発見されず、この世界の辿ってきた歴史にも気付いていなかった。 そこでドワーフは6つの船団を送り出し世界の探検を開始する。探索行において多くの文化と接触をもつが、船団の内、大海原の遥か向こうへと旅立った船の消息はそれっきり途絶えた。

城の完成が間際に迫った時分、ドワーフ族はセンギア男爵/Baron Sengirから攻撃を仕掛けられる。 城で作業に従事していたドワーフは殺されるかアンデッドの下僕に変えられ、城は男爵に占拠される。その頃、最初の船団が帰還。ドワーフ族の努力と経験にもかかわらず、城の奪還は叶わない。準備の整っていなかったドワーフは、鉱山の深部にまで男爵の襲撃を受け、圧倒されてしまった。 ドワーフが3度目の大攻撃をかけてから1週間後、疲労困憊したドワーフ族の海辺の宿営地に男爵その人が飛来。ドワーフ王の娘イリニ/Iriniがさらわれ、吸血鬼に変えられてしまう。これは男爵からの警告であった。恐怖がドワーフの怒りの刃を鈍らせ、城攻めは終了する。 打ちのめされ、意気消沈したドワーフは沼地の奥へと逃れて、吸血鬼の王の手の届かない地に新たな共同体を作り始める。 生存者は生涯の誓い(life-oath)として復讐(vengeance)を誓うと、一族の歴史から地底の次元の門の知識を削除した。

センギア男爵に奪われた城は、センギア/Sengir一族の本拠地、Castle Sengir(センギア城)とその名を変え、周辺地域はDark Barony(闇の男爵領)となった。

第13世代期、この世界のほとんどの住人が、自身が属する世界について何も知らないことを、ドワーフ族は学ぶ。寿命の短い人間や人型種族(humanoids)は、なぜ自分がここにいるのか、世界の過去に何が起こったのか、ということについて忘れ去っているか、誤った知識を受け継いでいた。依然として生涯の誓いは守られており、ドワーフ世界に通じる門の秘密はこの世界の住人に漏れてはいない。ドワーフ族は「バラバラの断片となった世界の歴史を暴き、組み立て直す」という偉大な探索に乗り出した。

新自由国の滅亡後、ドワーフ族はウルグローサ世界に適応していった。 探索船団の氏族の末裔がDwarven Sea Clan(海ドワーフ族)である。海ドワーフ族はフェロッズ/Ferozと親交を結び、Wizards' School(魔術学院)で魔術の才能を開花させた。 陸路を通じて商売し世界の知識を蓄える交易商人もいる。陸地のドワーフはに騎乗したり、ポニーを飼育する場合もある。 第31世代期現在、海と陸に別れたドワーフ族同士が互いに抱く感情は、同族意識や敬意に根ざした好意的なものとは言い切れなくなっている。

参考

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