アブー・ジャーファル/Abu Ja'far
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*リメイク版は[[アラボーンの盲信者/Alaborn Zealot]]。わかり易くなったが、やや防御寄りにもなった。 | *リメイク版は[[アラボーンの盲信者/Alaborn Zealot]]。わかり易くなったが、やや防御寄りにもなった。 | ||
*これが[[墓地]]に行くことが相手クリーチャーの[[破壊]]を誘発するので、これを[[再生]]などで『[[場]]に残したままにして、繰り返し[[除去]]』に使うことはできない。 | *これが[[墓地]]に行くことが相手クリーチャーの[[破壊]]を誘発するので、これを[[再生]]などで『[[場]]に残したままにして、繰り返し[[除去]]』に使うことはできない。 | ||
− | *このカードの[[クリーチャー・タイプ]]は2007年9月に[[人間]] | + | *このカードの[[クリーチャー・タイプ]]は2007年9月に[[人間]]となったが、それ以前はアブー・ジャファールというクリーチャー・タイプであった。なお、このアブー・ジャファールというクリーチャー・タイプは、OracleではLeperであり直訳ではなかった。これを直訳しなかった、もとい、直訳できなかった理由は「Leper」がハンセン病患者を意味するためと思われる。 |
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*というかこのクリーチャー・タイプで相手をブロックするか相手にブロックされた場合、ようするに「アブー・ジャーファルに触れてしまった場合」死んでしまうというのは時代が時代なので仕方ないがあまりにも偏見ではなかろうか。 | *というかこのクリーチャー・タイプで相手をブロックするか相手にブロックされた場合、ようするに「アブー・ジャーファルに触れてしまった場合」死んでしまうというのは時代が時代なので仕方ないがあまりにも偏見ではなかろうか。 | ||
**ファンタジーの世界観から、おそらく"Leper"は聖書に記述される「重い皮膚病(Tzaraath)」の患者であると考えられる。症状も異なることから、訳語に対応した現存する病気とは別物であると認識されたい。 | **ファンタジーの世界観から、おそらく"Leper"は聖書に記述される「重い皮膚病(Tzaraath)」の患者であると考えられる。症状も異なることから、訳語に対応した現存する病気とは別物であると認識されたい。 | ||
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**なぜなら、クリーチャー・タイプを統合しようと試みられた際に「アブー・ジャーファルがクリーチャーを破壊できるのは"Leper"だからだ。これは[[フレイバー・テキスト]]にもカード名にも書かれていない情報だ。これを変更するとフレーバーが失われてしまう。また、クリーチャー・タイプを"Leper"とすることで、カード名にわざわざそれを銘記する必要がなくなり、よりクールなカード名をつけることができた」としているからである。(参照:Beast of Show) | **なぜなら、クリーチャー・タイプを統合しようと試みられた際に「アブー・ジャーファルがクリーチャーを破壊できるのは"Leper"だからだ。これは[[フレイバー・テキスト]]にもカード名にも書かれていない情報だ。これを変更するとフレーバーが失われてしまう。また、クリーチャー・タイプを"Leper"とすることで、カード名にわざわざそれを銘記する必要がなくなり、よりクールなカード名をつけることができた」としているからである。(参照:Beast of Show) | ||
**勿論、日本ではすぐさまこの概念を受け入れることは難しいだろうし、クリーチャー・タイプの訳を変更すべきでもないだろう。しかし、背景を理解した上で、過剰なタブー視を避けることも必要ではないだろうか。 | **勿論、日本ではすぐさまこの概念を受け入れることは難しいだろうし、クリーチャー・タイプの訳を変更すべきでもないだろう。しかし、背景を理解した上で、過剰なタブー視を避けることも必要ではないだろうか。 | ||
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<!-- --将来のセットで新しい Leper が出ることになったら、日本語名はどうなるのだろうか。[[Hyalopterous Lemure|Lemure/キツネザル]]と共に、「誤訳が予約されてしまう」という困ったクリーチャー・タイプ。 | <!-- --将来のセットで新しい Leper が出ることになったら、日本語名はどうなるのだろうか。[[Hyalopterous Lemure|Lemure/キツネザル]]と共に、「誤訳が予約されてしまう」という困ったクリーチャー・タイプ。 | ||
↑確かに「テンプレート的には」その通りですが、普通はそういうクリーチャータイプは作らないと思われます。 | ↑確かに「テンプレート的には」その通りですが、普通はそういうクリーチャータイプは作らないと思われます。 | ||
つーか、下記にあるようにいろいろ人道的問題があるので、あんまり変な突っ込みしないほうがいいですよ。 --> | つーか、下記にあるようにいろいろ人道的問題があるので、あんまり変な突っ込みしないほうがいいですよ。 --> | ||
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<!-- -[[サブタイプ]]が、英語と日本語でかなり違うが、あまり踏み込まないように。差別問題につながります。 | <!-- -[[サブタイプ]]が、英語と日本語でかなり違うが、あまり踏み込まないように。差別問題につながります。 | ||
↑書かなくてもよかったのですが、何も書かないと大胆に踏み込む人がいそうなので・・・ | ↑書かなくてもよかったのですが、何も書かないと大胆に踏み込む人がいそうなので・・・ | ||
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正直どうすべきかわからないので、とりあえずコメントにしておきます。 | 正直どうすべきかわからないので、とりあえずコメントにしておきます。 | ||
↑それなりに「差別」を匂わさず書いてみたがどうでしょう --> | ↑それなりに「差別」を匂わさず書いてみたがどうでしょう --> | ||
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<!-- むしろ差別の原因になる事象と別物であると明示することが必要と思います。 | <!-- むしろ差別の原因になる事象と別物であると明示することが必要と思います。 | ||
ただ、具体的な名前は伏せておきました。 --> | ただ、具体的な名前は伏せておきました。 --> | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]3 | *[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]3 | ||
*[[カード個別評価:クロニクル]] - [[アンコモン]]3 | *[[カード個別評価:クロニクル]] - [[アンコモン]]3 | ||
− | * | + | *[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr47 Beast of Show] Mark Rosewaterのコラム |
2008年2月23日 (土) 03:01時点における版
一種のバジリスク能力を持ったクリーチャー。
白の本分からいえば、ある意味剣を鍬に/Swords to Plowsharesよりも「白らしい」、クリーチャー除去といえそう。
- リメイク版はアラボーンの盲信者/Alaborn Zealot。わかり易くなったが、やや防御寄りにもなった。
- これが墓地に行くことが相手クリーチャーの破壊を誘発するので、これを再生などで『場に残したままにして、繰り返し除去』に使うことはできない。
- このカードのクリーチャー・タイプは2007年9月に人間となったが、それ以前はアブー・ジャファールというクリーチャー・タイプであった。なお、このアブー・ジャファールというクリーチャー・タイプは、OracleではLeperであり直訳ではなかった。これを直訳しなかった、もとい、直訳できなかった理由は「Leper」がハンセン病患者を意味するためと思われる。
- というかこのクリーチャー・タイプで相手をブロックするか相手にブロックされた場合、ようするに「アブー・ジャーファルに触れてしまった場合」死んでしまうというのは時代が時代なので仕方ないがあまりにも偏見ではなかろうか。
- ファンタジーの世界観から、おそらく"Leper"は聖書に記述される「重い皮膚病(Tzaraath)」の患者であると考えられる。症状も異なることから、訳語に対応した現存する病気とは別物であると認識されたい。
- キリスト教圏では上記のように区別できる土壌があり、問題と考えていないように思われる。
- なぜなら、クリーチャー・タイプを統合しようと試みられた際に「アブー・ジャーファルがクリーチャーを破壊できるのは"Leper"だからだ。これはフレイバー・テキストにもカード名にも書かれていない情報だ。これを変更するとフレーバーが失われてしまう。また、クリーチャー・タイプを"Leper"とすることで、カード名にわざわざそれを銘記する必要がなくなり、よりクールなカード名をつけることができた」としているからである。(参照:Beast of Show)
- 勿論、日本ではすぐさまこの概念を受け入れることは難しいだろうし、クリーチャー・タイプの訳を変更すべきでもないだろう。しかし、背景を理解した上で、過剰なタブー視を避けることも必要ではないだろうか。
参考
- カード個別評価:アラビアンナイト - アンコモン3
- カード個別評価:クロニクル - アンコモン3
- Beast of Show Mark Rosewaterのコラム