薬瓶砕き/Vial Smasher

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しかしサルカンのことを知らない「薬瓶砕き」にしてみれば、彼は自分を拘束しながら訳の分からないことを口走る、狂った侵入者でしかなかった。薬瓶砕きはサルカンの手首に噛みついて何とか抱擁から逃れると、手にしていた薬瓶を激しく振り、叩き割った――咄嗟に龍に変身したサルカンが翼で彼女を包み込んだため、今回も龍火が彼女を傷つけることはなかった。サルカンの龍の姿を目の当たりにした薬瓶砕きは平伏し、無礼を詫びた。
 
しかしサルカンのことを知らない「薬瓶砕き」にしてみれば、彼は自分を拘束しながら訳の分からないことを口走る、狂った侵入者でしかなかった。薬瓶砕きはサルカンの手首に噛みついて何とか抱擁から逃れると、手にしていた薬瓶を激しく振り、叩き割った――咄嗟に龍に変身したサルカンが翼で彼女を包み込んだため、今回も龍火が彼女を傷つけることはなかった。サルカンの龍の姿を目の当たりにした薬瓶砕きは平伏し、無礼を詫びた。
  
そこへ龍火の無駄遣いを咎める[[オーク]]がやって来た。それはサルカンもよく知る[[ズルゴ/Zurgo]]だったが、彼はマルドゥの[[カン/Khan]]ではないようだった。サルカンが今のカンは誰なのかと尋ねると、薬瓶砕きは跳び上がって彼の口を塞いだ――「カン」という言葉を口にした者は[[龍王/Dragonlord]]の[[コラガン/Kolaghan]]に殺されてしまうと言って。彼が「サルカン/Sarkhan」という自分の名を伝えても、薬瓶砕きはカンと言うのは駄目だと繰り返すばかりであった。タルキールから自分自身の歴史が失われたことに強いショックを受けたサルカンは無意識に龍の姿を取り、2人を後に飛び去った。
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そこへ龍火の無駄遣いを咎める[[オーク]]がやって来た。それはサルカンもよく知る[[ズルゴ/Zurgo]]だったが、彼はマルドゥの[[カン/Khan]]ではないようだった。サルカンが今のカンは誰なのかと尋ねると、薬瓶砕きは跳び上がって彼の口を塞いだ――「カン」という言葉を口にした者は[[龍王/Dragonlord]]の[[コラガン/Kolaghan]]に殺されてしまうと言って。彼が「サルカン/Sarkhan」という自分の名を伝えても、薬瓶砕きはカンと言うのは駄目だと繰り返すばかりであった。タルキールから自分自身の歴史が失われたことに強いショックを受けたサルカンは無意識に龍の姿を取り、混乱と共に2人を後に飛び去った。ー改編された歴史で唯一人、自分を知る可能性のある人物、[[ナーセット/Narset]]に。
  
 
==登場==
 
==登場==
 
===登場カード===
 
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*[[激情の薬瓶砕き/Vial Smasher the Fierce]]
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===登場作品・登場記事===
 
===登場作品・登場記事===
 
;歴史改変前
 
;歴史改変前

2024年4月6日 (土) 18:29時点における最新版

薬瓶砕き/Vial Smasherタルキール覇王譚ブロックのキャラクター。カードとしては統率者2016激情の薬瓶砕き/Vial Smasher the Fierceが初出。

目次

[編集] 解説

タルキール/Tarkirに住むゴブリンの女性。歴史改変前と歴史改変後で呼び名が異なる。

[編集] 歴史改変前

タルキールの氏族/Clanマルドゥ族/The Mardu Hordeの戦士。本名はヤシミン/Yasiminだが、戦名/War name足首裂き/Ankle Shankerもしくは踝脛/Ankleshankだけで呼ばれることも多い。

無鉄砲で恐れ知らずな性格。向こう見ずな戦闘の達人として名高く、仲間の支援を待たず独りで戦いに突入することもしばしばである。一つの武器を長く使い続けることはなく、今の武器を殺した相手の武器と次々取り替えることを好む。マルドゥの歴史において、彼女以外に戦名を授かったゴブリンはほとんどいない。

サルカン・ヴォル/Sarkhan Volにとっては同じ氏族の仲間にして友人であったが、彼がタルキールを去る前に、何らかの原因で命を落としてしまった。

[編集] 歴史改変後

新たなタルキールの氏族、コラガン氏族/The Kolaghan clanの一員。薬瓶砕き/Vial Smasherの名で呼ばれる。

せっかちで恐れ知らずな性格。稲妻の龍火/Dragonfireを封じ込めた薬瓶を常に携帯しており、自分を脅かす者がいれば躊躇なくそれを叩き割り、燃え盛る死を解き放つ。 これまでのところ、彼女はその龍火が巻き起こす大火災から何とか逃れることに成功し続けている。

[編集] 経歴

[編集] 龍たちのタルキール/A Tarkir of Dragons

ウギン/Uginの命を助け、1280年前のタルキールから「現代」のタルキールに戻ったサルカン・ヴォルは、コラガン氏族の領域で見覚えのあるゴブリンと出会った。絶滅したはずのが生きているだけでなく、死んだはずの「足首裂き」も生きているとは!サルカンは飛びかかってきた彼女を抱きしめ、夢中で揺さぶった。

しかしサルカンのことを知らない「薬瓶砕き」にしてみれば、彼は自分を拘束しながら訳の分からないことを口走る、狂った侵入者でしかなかった。薬瓶砕きはサルカンの手首に噛みついて何とか抱擁から逃れると、手にしていた薬瓶を激しく振り、叩き割った――咄嗟に龍に変身したサルカンが翼で彼女を包み込んだため、今回も龍火が彼女を傷つけることはなかった。サルカンの龍の姿を目の当たりにした薬瓶砕きは平伏し、無礼を詫びた。

そこへ龍火の無駄遣いを咎めるオークがやって来た。それはサルカンもよく知るズルゴ/Zurgoだったが、彼はマルドゥのカン/Khanではないようだった。サルカンが今のカンは誰なのかと尋ねると、薬瓶砕きは跳び上がって彼の口を塞いだ――「カン」という言葉を口にした者は龍王/Dragonlordコラガン/Kolaghanに殺されてしまうと言って。彼が「サルカン/Sarkhan」という自分の名を伝えても、薬瓶砕きはカンと言うのは駄目だと繰り返すばかりであった。タルキールから自分自身の歴史が失われたことに強いショックを受けたサルカンは無意識に龍の姿を取り、混乱と共に2人を後に飛び去った。ー改編された歴史で唯一人、自分を知る可能性のある人物、ナーセット/Narsetに。

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] 登場作品・登場記事

歴史改変前
歴史改変後

[編集] その他

[編集] 参考

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